モード家の一夜
モードケノイチヤ
MA NUIT CHEZ MAUD
上映時間:110分 / 製作:1968年(仏)
解説 ヌーヴェル・ヴァーグの先駆者E・ロメールが、1960~70年代にかけて連作した“6つの教訓話“シリーズ第4話。フランスの地方都市を舞台に、日常の中の男女関係の微妙なニュアンスを、ウィットの効いた会話と洗練された映像であざやかに浮き上がらせた、ロメール映画らしい1本である。クリスマスも間近なある日曜日。カトリックで技師の主人公の男“私“は14年ぶりに再会した旧友に誘われるままに、モード家を訪れる。モードは、離婚経験のある美しく知的な女医。話題も豊富で会話も弾む。深夜、雪が降り出すころ、旧友は“私“を残して帰っていく。モードと二人きりになった“私“は……。意中の娘がいながら、モードの魅力に惑わされて、ソワソワする“私“=男の本性を“同類相憐む“的自嘲を込めて、皮肉たっぷりに描写。雪に煙った街並みを映す、森閑としたモノクローム映像が絶品。DVDは「エリック・ロメール コレクション(2)」に収録。
スタッフ |
監督:エリック・ロメール |
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キャスト |