浮草
ウキクサ
上映時間:119分 / 製作:1959年(日本) / 配給:大映東京
解説 ほとんどの作品を松竹で撮った小津安二郎監督が大映で撮った唯一の作品。溝口健二と“いつか大映で1本撮る”と約束していたという。撮影もずっと一緒に仕事をしてきた厚田雄春ではなく、溝口作品には欠かせないカメラマン・宮川一夫を起用。戦前の1934年に同監督が撮った「浮草物語」のリメイクである。ドサ回りの芝居の座長が昔の女のいる田舎町に巡業に。その女には座長が生ませた子供がいるが、その子は座長をおじさんだと思っている。しかし、座長の情婦である女優が昔の女に嫉妬、妹分の女優に座長の息子を誘惑させる。京マチ子の情念むきだしの演技も小津世界にうまく溶け込んで印象的。
スタッフ |
監督:小津安二郎 |
---|---|
キャスト |