砂の器
スナノウツワ
上映時間:143分 / 製作:1974年(日本) / 配給:松竹=橋本プロ
解説 監督・野村芳太郎、脚本・橋本忍のコンビによる松本清張原作の傑作社会派サスペンス。迷宮入りと思われた殺人事件を捜査する二人の刑事の執念と、暗い過去を背負うために殺人を犯してしまう犯人の宿命を描く。後半、二人の刑事がすべてを明らかにする捜査会議と、犯人である天才音楽家が自ら指揮する交響曲の発表演奏会、そして彼の暗い過去である、北陸、若狭、出雲と巡る父と子の道行きの回想シーンが、人形浄瑠璃にヒントを得たカット・バックで描かれる構成は見事。また、そこで演奏される交響曲『宿命』は、四季折々を捉えた映像と相まってたぐいまれな感動を生んでいる。2005年にデジタルリマスター版が公開された。
スタッフ |
監督:野村芳太郎 |
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キャスト |
今西栄太郎:丹波哲郎
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