イントレランス
イントレランス
INTOLERANCE
上映時間:162分 / 製作:1916年(米)
解説 1989年にオーケストラの伴奏付きでよみがえった映画史上の文字通りの超大作。古代バビロンの滅亡、キリストの処刑、聖バーソロミューの虐殺、そして現代と4つのエピソードが同時進行で絡まり合い、途切れ、再び現れては流れ出す。こうした試みは映画史上空前絶後といえる。まるで山の中から涌き出す細い流れのように始まり、次第に勢いを増し、やがて一つにまとまって大きな流れとなるように設計され、イントレランス(不寛容)から起こる悲劇を共鳴させる。4つのエピソードを結び付けるのは揺りかごを永遠に揺すり続ける母親のイメージで、象徴的なこのシーンに現れるのは、グリフィス作品に欠くことのできないL・ギッシュ。1914年のイタリア映画の超傑作「カビリア」から強烈なインスピレーションを受けて作られた映画だが、その大掛かりな撮影の様子はタヴィアーニ兄弟の「グッドモーニング・バビロン!」でチラっと描かれている。ビデオタイトルは「イントレランス(上・下)」。
スタッフ |
監督:D・W・グリフィス |
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キャスト |