緋牡丹博徒・お竜参上
ヒボタンバクトオリュウサンジョウ
上映時間:100分 / 製作:1970年(日本) / 配給:東映=東映京都
解説 浅草の鉄砲久一家にワラジを脱いだお竜は、鉄砲久の娘婿が持っている興行権を鮫州政一家が狙っていることを知り、悪どい鮫州政のやり口を封じるために、渡世人・青山常次郎とともに殴り込む。加藤泰が監督した第3作「花札勝負」の後日譚的なストーリーで、藤純子の静と動の美しさが見事にスクリーンに焼きつけられた。特にお竜が菅原文太扮する流れ者のヤクザ・青山常次郎を見送り、そっとミカンを渡す雪の今戸橋のシーンは、圧巻。藤純子は何者にも代えがたい情緒を見せた。加藤泰の演出が、すみずみまで行き届いたシリーズ屈指の最高傑作である。
スタッフ |
監督:加藤泰 |
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キャスト |