女の園
オンナノソノ
製作:1954年(日本) / 配給:松竹=松竹大船
解説 良妻賢母型女子育成を教育の理想とする京都の全寮制の名門女子大学。そこでは徹底した束縛によって学生の生活に対する干渉が行われていた。恋人との自由な文通さえも許されず、また男友だちとの交際も禁じられ、これに反すると停学処分に。その一方では学校の有力な後援者の子女は特別扱い。その理不尽さに女子学生たちはついに自由を求めて立ち上がる。「日本の悲劇」に続く木下惠介の問題作。当時フランスでの長い滞在から帰国した木下は、日本の民主化のかげに、いまだ封建的な環境が存在していることを鋭くえぐり出す。来たるべき全国的学園闘争の予兆的作品。田村高廣のデビュー作でもある。
スタッフ |
監督:木下惠介 |
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キャスト |