山椒大夫
サンショウダユウ
上映時間:124分 / 製作:1954年(日本) / 配給:大映=大映京都
解説 平安時代の末、越後を旅していた母子連れは、人買いにだまされて引き離されてしまう。安寿と厨子王丸の二人の子供は、丹後の大地主・山椒太夫の荘園に奴隷として売られ、毎日苛酷な労働に苦しめられる。山椒太夫のもとで10年間を耐え忍んだ姉弟はある日逃げ出す決心をして荘園を出るが、追っ手が迫り、安寿は弟を救うためにおとりとして池に身を投げる。厨子王丸は逃げ延びて国守となり、母を求めて佐渡に赴く……。森鴎外の小説で有名な話を溝口健二が重厚な演出で描いた秀作。ラストのパン撮影で捉えられた海のシーンは息をのむほど美しく、ジャン・リュック・ゴダールがのちに「気狂いピエロ」のラストで再現した。
スタッフ |
監督:溝口健二 |
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キャスト |
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受賞歴 |