志尊淳「男のロマンが詰まったあの作品に憧れて」

文 / 浅見みなほ

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志尊淳の“私の1本”

ドラマ「烈車戦隊トッキュウジャー」

2014年から2015年に放送されたスーパー戦隊第38作。あふれるイマジネーションと烈車のパワーで戦うヒーロー、トッキュウジャーの活躍が描かれた。当時18歳だった志尊は、ライト / トッキュウ1号役で連続ドラマ初主演を飾った。

NHK連続テレビ小説「半分、青い。」

2018年上半期に放送された“朝ドラ”第98作。永野芽郁演じるヒロイン・鈴愛（すずめ）が高度成長期の終わりから現代を駆け抜け、一大発明を成し遂げるまでをつづる。志尊は、マンガ家を志す鈴愛の先輩アシスタントである、ゲイの美青年・藤堂誠（ボクテ）役で話題を集めた。

「帝一の國」

古屋兎丸の同名コミックを永井聡が映画化した、2017年公開の学園コメディ。日本一の名門・海帝高校を舞台に、学校のトップ＝生徒会長の座を懸けた高校生たちの派閥闘争を映し出す。主人公・赤場帝一役の菅田将暉のほか、野村周平、竹内涼真、間宮祥太朗、千葉雄大といった当時の若手注目キャストが集結。志尊は、帝一の親友であり、男子校内でアイドル的人気を誇る榊原光明を演じた。

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ドラマ「きみはペット」

小川彌生の大ヒットマンガを原作として、2017年に放送・配信されたドラマ。劇中では、恋に不器用なキャリアウーマン・スミレと、彼女に偶然拾われた美少年・モモが、“主人とペット”として同棲することで心を通わせていく。過去の実写化作品で松本潤やチャン・グンソクが演じたことでも知られるモモ役で、志尊が出演。スミレ役は入山法子が務めた。

志尊淳の“私を作った1本”

「クローズZERO」

高橋ヒロシのマンガ「クローズ」をもとに、三池崇史が監督した2007年公開の映画。劇中では、最凶の不良高校・鈴蘭の“制覇”を目指す男たちの戦いが、オリジナルストーリーで展開された。キャストは小栗旬、やべきょうすけ、山田孝之ら。興行収入25億円のヒットを記録した。

※高橋ヒロシの高は、はしごたかが正式表記

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「クローズZERO II」

2009年に公開された「クローズZERO」の続編。小栗をはじめとする続投キャストに加え、鈴蘭高校に敵対する鳳仙学園の生徒役で、金子ノブアキや三浦春馬、綾野剛らが出演。前作を上回る30億円超えの興行収入をたたき出した。

※高橋ヒロシの高は、はしごたかが正式表記

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志尊淳

1995年3月5日生まれ、東京都出身。2011年に俳優デビューし、2014年にスーパー戦隊シリーズ「烈車戦隊トッキュウジャー」で主人公のライト / トッキュウ1号役に抜擢される。2018年にドラマ「女子的生活」で第73回文化庁芸術祭テレビドラマ部門放送個人賞に輝き、2019年に第43回エランドール賞の新人賞・TVガイド賞を受賞した。主な出演映画は「覆面系ノイズ」「帝一の國」「走れ！T校バスケット部」「劇場版おっさんずラブ ～LOVE or DEAD～」「HiGH&LOW THE WORST」など。そのほかNHK連続テレビ小説「半分、青い。」や、ドラマ「潤一」でも知られる。出演するカンテレ・フジテレビ系ドラマ「探偵・由利麟太郎」が2020年6月16日から放送され、10月30日には岡田将生とのダブル主演作「さんかく窓の外側は夜」が公開予定。NHK土曜ドラマ「天使にリクエストを～人生最後の願い～」も放送を控えている。