武梨先生は騒動に「乗り遅れた！」って

──そしてなんといっても「かんなぎ」の連載再開は大きなニュースです。

このリニューアル号では、武梨先生にイラストと読者プレゼント用の色紙を描いていただきました。またREXと同時発売される「かんなぎ」のスピンオフギャグ、結城心一先生の「かんぱち」1巻にもイラストを寄せてくれました。

──もうだいぶお仕事に復帰されてるんですね！

武梨先生は「かんぱち」にはすごくかかわっていますよ。毎話チェックしてますし、キャラ設定も描いてますから。例えば仁が女装したときのキャラクターデザインとか、女装した仁の胸の大きさに何度もリテイクを出してました（笑）。

──やっぱりそこ、重要なんですね。

結城先生もタジタジなほどで。「かんぱち」1巻のカバーの下には、そのデザインのラフが載ってますよ。

──武梨先生はご自身のマンガは描き始めたりされてますか？

復帰用のネームはもう完成してます。そろそろ原稿を描き始めてみようかというところですね。ただ復帰するからには単行本を待たせてはいけないという思いがあるので、7巻の残りにあたる3話分の原稿を描きためてから連載復帰、という感じですね。

──元気になられているようで何よりです。ネット上での騒動が原因で休載したんじゃないかと噂されていますが、この場でモノ申したいみたいなことがあれば、ぜひ。

これは単純な事実として、ネットで騒動が起きたときには、もうすでに武梨先生はご病気で入院されていたんですよ。だから騒動が休載の原因ということはありません。それだけははっきりと申し上げておきたいですね。むしろ武梨さんは「乗り遅れた！」と（笑）。

──「乗り遅れた」というのは？

騒動をご存知ないまま入院されて、しばらく経ったあとで騒ぎになってるのをお知りになられたんですね。でもそのときにはもうひと段落して鎮火気味でしたので、話題に乗り遅れてしまった、と。

──なんだか元気そうで安心するエピソードです。

いろいろありましたが「かんなぎ」は復帰に向かっていろいろ動き出してますので、みなさんもうしばらくお待ちください！