ここから歌いつないでいく「Wonder Flowers プリキュア」

──主題歌だけでなく、「『わんだふるぷりきゅあ！』ボーカルアルバム ～We are わんだふる！！！！～」には皆さんがソロで歌うイメージソングも収録されていますので、ぜひそのお話も聞かせてください。

後本　「ASOBO♪OSANPO」はおもちゃ箱のような曲で、歌詞も次々にシチュエーションが変わっていく、こむぎちゃんが走り回っているようなワクワクが詰まった楽曲なんですけど、最後まで聴くと、そういった楽しい日々を送れることに改めて感謝できるような楽曲になってるんです。ぴょこぴょこ楽しい楽曲なんですが、最後はあったかくて優しい気持ちになれるので、ぜひ最後まで聴いていただきたいです。

後本萌葉

石井　「Wonderful Smile」のレコーディングの頃は、いろいろ悩んでいたんですけど、それをいろんな方が助けてくれて、その悩みから抜けたときにちょうどレコーディングしたんですよ。だから今聴き返すと、すごく艶のある声で歌ってます（笑）。「わんぷり」が始まってから、自分の生活の中でもいろんな人に感謝を感じていて、その気持ちをこの「Wonderful Smile」に入れたいなって思ってて。「ありがとう」っていう気持ちを伝える歌詞なので、ファンの方も、スタッフさんや先輩、本当にいろんな人にその気持ちを伝えられたら、って思いで歌わせていただきました。

──吉武さんが歌われている「Wonder Flowers プリキュア」は夏に開催された「プリキュアシンガーズ Premium LIVE HOUSE Circuit！2024」でも、すべての公演で出演者全員で歌っていて、タイトルに「プリキュア」と入っている通り、シリーズにとっての大事な曲になっていくのでは、と思っています。

吉武　この5年間「シェアして！プリキュア」という楽曲を歌いつないできたんですが、「Wonder Flowers プリキュア」をいただいたときに、「ここからの5年間は『Wonder Flowers プリキュア』を歌手みんなでつないでいく曲にしたいと思ってるから、そのトップバッターだよ」って言っていただいたんです。すごく責任感を感じました。それで、どう歌っていこうか考える中で、いろんなお花を想像したんですが、お花っていろんな個性があるじゃないですか。匂いや色や、咲き方にもいろんな個性があると思うんですが、プリキュアにも、観てくれているお友達にもいろんな個性があると思って。聴いてくれたみんなが1つひとつのお花だとしたら、そっと水をあげられるような、元気の栄養になるような楽曲になったらいいなと思ってレコーディングさせていただきました。

石井　今のお話を聞いててなるほど！ってなりました。「Wonder Flowers プリキュア」を初めて聴いたときから、泣いてる子とか、ちょっと落ち込んじゃってしゃがんでいる子に、ちはちゃんが「どうしたの？」って1人ずつ話しかけてくれているようなイメージがあって。本当に伝わってきてました！

吉武　うれしい……！ そういう思いが楽曲から届いたらいいなと思いますし、これからいろんな方が歌ってくれるのかなと思うと、それもすごく楽しみですね。

吉武千颯

──ちなみに、「プリキュアシンガーズ Premium LIVE HOUSE Circuit！2024」はいかがでしたか？ ライブハウスを周られる機会もなかなかないかなと思うのですが。

後本　お客さんがすっごく近かったんですよ！ オープニング、エンディングだけじゃなく、どの曲でも絶対に皆さんが反応してくださって。文字に起こせないと思うんですけど、皆さん、こういう顔で観てくださってて（編集部注：思いが溢れ出しているような笑顔）。すごく近くで「あなたの曲が好きだよ」って気持ちを伝えてくださるので、「恩返ししたいな」って気持ちで精一杯歌わせていただきました。

「わんぷりLIVE」は、みんなが仲良くなれるライブに！

──そんな楽曲やライブ経験を携えて10月の「わんぷりLIVE」を迎えるわけですが、まずは見どころやおすすめの楽しみ方があれば教えてください。

石井　「わんぷり」のボーカルアルバムの曲もそうなんですけど、けっこうクラップ（手拍子）する曲が多いので、全部リズムが違ってちょっと難しいかもしれないんですが（笑）、みんなでできたらいいなって思っています。

吉武　今回のライブも配信があるので、会場でそのときの空気感を感じられるのもライブの楽しさですけど、配信ってすごく近くで観られるじゃないですか。このときこんな表情で歌っていたんだとか、ライブ会場だと見えないところも配信では観られるので、ライブ会場で楽しんでくれた方もぜひ配信でも楽しんでほしいです。それぞれによさがあると思うので、たくさんのお友達に笑顔になってもらえるライブにできたらいいなって思います。

──配信ならお家のワンちゃんねこちゃんとも一緒に観れますしね。

吉武　確かに！（笑） ぜひお膝に乗せて一緒に観てほしいです。

──では最後に改めて、ライブへの意気込みと、楽しみにしている方へのメッセージをお願いします。

石井　「プリキュアLIVE」はデビューする前から観ていた憧れのステージで、今でも憧れの場所に立たせていただくことへのうれしさと、感謝の気持ちでいっぱいです。「わんぷりLIVE」では「わんぷり」ならではの“楽しい”“大好き”っていう気持ちを歌で届けられたらいいなって思いますし、誰でもなんでも友達になれるという「わんぷり」のみんなの言葉、みんなで楽しめるんだよ、みんな一緒で楽しいよねっていう気持ちを、歌に乗せて届けたいです。配信の方にもカメラを通して、そういう思いをいっぱいいっぱい伝えられたらって思いますので、楽しみにしていてほしいです！

石井あみ

後本　私は「プリキュアLIVE」に出演させていただくのが「デパプリLIVE」以来なんですが、「デパプリ」には「デパプリ」のよさがあり、「わんぷり」にも「わんぷり」にしかない雰囲気や世界観があるので、漠然としてるんですが、「わんぷり」ならではのライブにしたいなって思っています。楽曲を通して、お客さんと“プリキュアが好き”って気持ちを共有し合って、お客さんと仲良くなれるような。そんなライブにしたいので、ぜひ仲良くなりに来ていただけたらうれしいです。

吉武　今回ライブの題名にも、主題歌の曲名にも「えぼりゅーしょん」って言葉が入っていて。みんなとの絆だったり愛だったり、“わんだふる”な気持ちが進化していくような時間になったらいいなって思っています。ライブの当日まで「わんぷり」に対する思いもどんどん“えぼりゅーしょん”していくと思うので、そのみんなの熱い思いをぜひ会場に持って来てもらって、みんなの思いをひとつにして楽しめるようなライブにしましょう！