TVアニメ「トロピカル~ジュ!プリキュア」のイベント「トロピカル~ジュ!プリキュアLIVE2021 Viva!トロピカSUMMER!LIVE」が、9月25日に神奈川・パシフィコ横浜の国立大ホールで開催される。メインキャスト5人、主題歌を歌うアーティスト2人が勢揃いするこのライブイベント。会場での観覧だけでなく、エンタテインメントサイト・uP!!!での独占生配信も決定している。
コミックナタリーではライブに出演するキャスト陣にインタビュー。ファイルーズあい、花守ゆみり、石川由依、瀬戸麻沙美、日高里菜の5人に、ライブを控えた今の気持ちはもちろん、収録も折り返しを経てさらに強まるキャスト陣の絆や、演じるキャラクターの変化についても聞いた。また主題歌を歌うMachico、吉武千颯にもライブへの意気込みをQ&A形式で語ってもらっている。
取材・文 / 柳川春香
トロピカル~ジュ!プリキュアLIVE2021 Viva!トロピカSUMMER!LIVE
- ライブ配信情報
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- 日時:2021年9月25日(土) <おひサマー公演> 視聴OPEN12:30 / 開演13:00 <おつきサマー公演> 視聴OPEN17:30 / 開演18:00 事後配信日時:2021年9月26日(日)12:00~10月9日(土)23:59 <出演者> ファイルーズあい(夏海まなつ/キュアサマー役)、花守ゆみり(涼村さんご/キュアコーラル役)、石川由依(一之瀬みのり/キュアパパイア役)、瀬戸麻沙美(滝沢あすか/キュアフラミンゴ役)、日高里菜(ローラ/キュアラメール役)、Machico(オープニング主題歌歌手)、吉武千颯(エンディング主題歌歌手)
- 公演情報
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- 日時:2021年9月25日(土) <おひサマー公演> 開場11:30 / 開演13:00 <おつきサマー公演> 開場16:30 / 開演18:00 会場:神奈川県 パシフィコ横浜 国立大ホール
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チケット・詳細情報は公式サイトにて
ファイルーズあいのまなつっぷりは、お母さんのお墨付き!
──「トロピカル~ジュ!プリキュア」も放送開始から約半年が経ちました。「プリキュア」シリーズの中でも特に明るくコミカルな要素も多い「トロプリ」ですが、アフレコ現場の雰囲気もやっぱりにぎやかですか?
花守ゆみり どちらかというと和やかな雰囲気ですね。いつも頼れる先輩方とファイちゃんに元気をもらっています。賑やかな作品を、安心感と、心地よい緊張感がある現場で録らせていただける、素敵なカンパニーです!
ファイルーズあい 作品自体がとても明るくて元気の出る作品なので、私たち役者も毎回ワクワクしながら収録に臨んでいます。コミカルなシーンも多いのですが、特に花守ゆみりちゃんは、よく笑いながら「このシーンほんと好きー!」や「ここかわいいー!」と言っていて、「リアルさんごだ!」って思います。
石川由依 最近は「ライブどうなるんだろうね」「衣装どんな感じかなあ」なんて話もしていますね。ファイちゃんが本当にまなつそのままで、いろんな話を振ってくれたり、いい意味でみんなを巻き込んで楽しくしてくれています。
瀬戸麻沙美 ファイちゃんと花守ちゃんの会話をきっかけにみんなが輪に入っていくことが多くて。ファイちゃんが毎週楽しいトピックスを1個持ってきてくれるんですよ。「見て見て、今日このネックレス買ってきたの!」とか。
──本当にまなつそのままですね!
日高里菜 当て書きなんじゃないかと思うくらいです。ファイちゃんが、アニメを観たお母さんから「本当にまなつはあんたの子供の頃みたいよ」って言われたらしくて、お母さんから言われるなら間違いないなって思いました(笑)。「トロプリ」の元気で前向きな雰囲気は現場でもそのままで、最初からチームワークはばっちりだったんですけど、回を重ねるごとにさらに呼吸が合うようになってきましたね。私はファイちゃんとは「トロプリ」が初めましてだったんですが、半年経ってボケたりツッコんだりもできる関係になってきて、まなつとローラみたいだなあってうれしく思ってます。
瀬戸 「トロプリ」は長期間の作品ですし、ほぼ毎週収録があるので、情勢的にごはんに行ったりプライベートで遊んだりはできないですが、それでも作品とキャラクターの力もあって絆がすごく強まっていると思います。ライブに対しても、私は振りを覚えたりするのがあまり得意ではないので、そういう不安はありつつも、この作品で、このみんなで何かをできるということには、すごく安心感がありますね。
──ライブまで1カ月を切りましたが、では皆さんあんまり緊張はしていないですか?
花守 楽しみです! 「トロプリ」ファンの皆さんに感謝を伝えられる素敵な場をいただけて、本当にうれしいです。緊張をしないわけではありませんが、「トロプリ」チーム一同、全力でトロピカれるイベントにできたらと思います。
石川 今のところは楽しみな気持ちのほうが強いです。直前になったら緊張するのかなあ? まだ現実感がないというか、ふわふわした気持ちでいます(笑)。
瀬戸 今はライブのリハーサルも個別レッスンという形なんですが、楽曲がとにかく楽しいので、リハでも曲を聴いているだけでとにかくテンションが上がってきちゃって、最初のリハーサルからはしゃぎすぎちゃいました(笑)。
ファイルーズ 私は緊張のほうが大きいです。今までは1回のライブで1、2曲しか歌ったことがなく、今回は曲数も多いので、歌詞や振りが飛ばないか心配で心配で……(笑)。でも、もし間違えてしまってもそれがライブオリジナルだと思うようにしてるので、当日までには楽しみのほうが大きくなっていると思います。
日高 目の前でも配信でもたくさんの方が観てくれていると思うと、レコーディングとは全然違う気持ちになるんだろうと思いますが、楽しむ気持ち、明るい気持ちが「トロプリ」の魅力なので、緊張しすぎないようにしたいですね。みんなで笑顔になれるようなステージにしたいし、なるんじゃないかなと思うくらいチームワークもばっちり。あとやっぱり曲がすっごくいい曲なので、聴いてるだけでハッピーになれちゃう、そんなステージにできたらいいなと思います。
「なかよしのうた」はオンエアを観てびっくり
──今回のライブではキャラクターソングも聴けるのかな?と期待しているんですが、レコーディングからまたアフレコを重ねていって、キャラクターにも変化や成長があったと思います。もし今歌うのであれば、どんなふうに歌いたいですか?
ファイルーズ まなつは第1話から今まで、自分の気持ちに対して最初から100%素直なので、あまり変化を感じたことはないですね。いつでも全力で元気いっぱいで、そこがまなつの魅力だと思うので、ライブでは不安や緊張をあまり顔に出さないように、笑顔でがんばりたいと思います!
石川 みのりは自分の中で想像する楽しさも変わらず持ちつつ、誰かと何かをする楽しさも知っている子になったのかなと思います。みのりの「My Story」は、本を読んでいろんな想像を膨らませて、「違う自分になってみたい」「こんなことをしてみたい」というみのりの気持ちが詰まっている、まさにストーリーがある曲なので、私もみのりの心情を物語のようにお届けできたらな、と思いますね。
瀬戸 あすかの内面には、まっすぐすぎるがゆえに傷付いてしまうような、繊細な部分があって。「BREAK POINT」ではそれが前向きなメッセージとして歌詞に表れているんですが、ライブで歌うのであれば、“背中で語る”じゃないですが、ついて行きたくなるようなカッコいいあすかを表現して、その姿を観て前向きになれるような、そんなパフォーマンスができたらいいなと思います。やっぱりライブって目で得られる情報がたくさんあると思うので。
石川 あすかの曲は1人だけちょっとテイストが違って、とってもカッコいいんですよね。お客さんがどんなふうにノってくれるのか、観てみたいです。
ファイルーズ あすかの曲は、力強さと爽やかさが両立してるカッコいい曲なので、変身シーンのように翼をはためかせる振りとかも観てみたいなって思います!
瀬戸 うれしい!(照れ笑い) ソロ曲はどれもキャラクターの個性が溢れてるなって思うんですが、さんごちゃんの曲が本当にかわいくって。あの曲をゆみりちゃんが歌って踊るところはもう絶対にかわいいので、ぜひリアルで観たいですね。
花守 さんごちゃんの「チャーミング*∞*ハピネス」は、夜寝る前に子供に絵本を読み聞かせるように思い出を振り返る、そんなテーマをこっそり自分の中で持って歌わせていただきました。優しくて、強くて、でもそんな彼女もまだ子供で、無限の未来を持っている。自分の歌でありながら、誰かの背中を押してあげられる、そんな子であってほしいという気持ちを込めています。
──キャラクターソングといえば、ローラの「なかよしのうた」が使われた13話はとても印象的でした。
日高 「けっこうしっかりめに使う予定らしい」とは聞いていたんですが、あんなに長い尺で、しかも歌のみが流れるとは思ってなくて、放送を観て「うそでしょー!?」って(笑)。“人魚の歌”ということで、聴いたみんながうっとりするような歌という使われ方だったので、そこまで表現できていたかなあと不安にも思いつつ(笑)、本当にきれいで優しくて大好きな曲なので、みんなの前でも歌えたらいいですね。
──ローラはここまでのお話の中で、特に成長や変化の大きいキャラクターでしたよね。
日高 そうですね。人魚から人間にというだけじゃなく、気持ちとしても大きく変化があったと思います。グランオーシャンの女王になるという夢は変わらず持ちつつ、まなつたちに出会って、みんなと一緒に戦いたいという新しい夢ができた。最初の頃はちょっとわがままで、みんなを振り回すような立場のローラでしたが、みんなの背中を押すような場面も見られるようになって、愛らしい部分や憎めないところがどんどん増してきて、愛すべきキャラクターになっていったんじゃないかなって。
──ローラは意地っぱりというか、みんなともっと一緒にいたい、一緒に戦いたいという気持ちが膨らんでいっても、なかなかそれをはっきり口にできないようなところがありましたね。
日高 そうなんです。みのりと入れ替わる回も、“人間になりたい”という気持ちをあまり言葉にはしないぶん、絵や表情で描いてくださっていたので、放送を観てより胸が痛くなりました。だからこそローラの変身回はより感動的だったし、しかも2話にわたって描いてくださったので、ローラを演じている身としては本当にありがたかったです。
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