PlayStation®5は、やっぱりすごかった!木村良平が「FORSPOKEN」でその性能を体験

PlayStation®5(PS5™)が今、手に入りやすくなっているのをご存知だろうか? 2020年の発売当初から売り切れが続出、その入手困難ぶりもたびたび話題となっていたPS5。欲しいと思ったのに、そのときは買えなかったという人も少なくないだろう。この特集では、木村良平にPS5の最新タイトル「FORSPOKEN(フォースポークン)」を遊んでもらい、その模様をレポート。改めてPS5の魅力に迫った。

自分のYouTubeチャンネルでもプレイ実況動画を配信しているなど、コアなゲーマーとして知られる木村。プレイ中は少年のように目を輝かせ、収録後のインタビューでは興奮冷めやらぬ様子で、その感動を語ってくれた。動画、プレイレポート、インタビューの3本立て、いずれも楽しんでほしい。

取材・文 / 鈴木俊介撮影 / ヨシダヤスシ

PS5で遊ぶ!木村良平ゲームプレイレポート

PS5のデザインはまるでアート

「今日は遊びに来ました!」と笑顔で現場入りしてくれた木村。PlayStation 5は過去にも撮影で触れたことがあるものの、なかなか購入の機会に恵まれず、手に入れた友人から自慢話を聞かされてばかりだったという。改めてPS5と対面した感想を尋ねると、「輝いて見えます(笑)」とひと言。本体については「アートのような存在感がある。これを持っていることが誇らしくなるデザイン」と述べ、もっとインテリアに馴染ませるデザインにすることもできたはずだが、あえてそれを選ばなかったことに自信とこだわりを感じると語ってくれた。

木村良平とPS5。

木村良平とPS5。

PS5の性能を引き出すアクションRPG

木村にこの日プレイしてもらったのは、スクウェア・エニックスから1月24日に発売されたばかりのアクションRPG「FORSPOKEN(フォースポークン)」。「ファイナルファンタジー15」の開発チームによる新規IPで、多彩な魔法を使って戦うバトル、広大な大地をハイスピードで移動できる“魔法パルクール”が特徴だ。さらに「FORSPOKEN」は、PS5のハードウェアの性能を最大限に引き出すように設計されたゲームでもあり、現実と見紛うほどの映像美、3Dオーディオ技術やコントローラーからの繊細なフィードバックがもたらす没入感、読み込みスピードの速さなどを堪能できるゲームでもある。

「FORSPOKEN」

「FORSPOKEN」

魔法バトル&魔法パルクールを堪能!

ニューヨークに住んでいた女性・フレイが、美しくも残酷な異世界“アーシア”に飛ばされ、帰る方法を探して旅を始める。彼女の腕には意思を持つ腕輪が装着されており、フレイは新しく手に入れた魔法の力を駆使しながら、“タンタ”と呼ばれる強力な統治者たちに挑むことになる──。「FORSPOKEN」にはそんなドラマチックなストーリーが用意されているが、限られた収録時間でPS5と「FORSPOKEN」の魅力を感じてもらうため、木村には体験版をプレイしてもらうことに。体験版は魔法パルクールによる移動、魔法を使ったバトルの楽しさがしっかり味わえるよう設計されており、最後には強敵も待ち受けている。

「FORSPOKEN」より。

「FORSPOKEN」より。

思わず冒険を忘れる、美しい景色

プレイを始めた木村からまず漏れたのは、「すごいな……」という感嘆の声。魔法パルクールでの移動もすぐ慣れたようで、「これは気持ちいい!」「このダッシュ天才」と言いながら楽しげにフィールドを駆け回る。体験版では5つの目標をこなすことになるのだが、探索の途中で「すげーなこの景色!」と足を止め、「あの奥のほうまで行けるのかな……」と期待を膨らませていたのが印象的だった。また主人公フレイと、冒険の相棒となる魔法の腕輪・カフの掛け合いにも言及。そのセリフの種類の多さに、役者としての視点から「収録大変だったんだろうな」「でも本編とは直接関係ない、軽い掛け合いを録っているときってすごい楽しい」と語ってくれた。

木村良平

木村良平

強敵だ!手元からも伝わる臨場感

バトルで使える魔法は、遠距離から岩の塊を飛ばして攻撃するもの、近距離から魔法の剣を使って斬りつけるもの、敵に草を絡めて拘束するものなど多彩。木村は炎の槍“強襲の魔撃”が気に入ったようだったが、弱点属性を見抜いて魔法を使い分けるなど、ゲーマーらしいプレイで敵を蹴散らしていく。5つの目標を達成すると、強敵・変異クインカナが出現。ヤバい相手であることを「コントローラーがドックンドックン言ってる!」と緊張感たっぷりにレポートしながら、果敢に立ち向かっていく木村。岩を飛ばしてくる攻撃がなかなか避けられず、悔しそうにする場面もあったが、相手がスキを見せたときはすかさずフィニッシュブローを決めて体力を削り、見事撃破してみせた。

木村良平

木村良平

PS5体験を終えて…木村良平インタビュー

倒したけど、リベンジしたい

──PlayStation 5で「FORSPOKEN」体験版をプレイしていただきましたが、いかがでしたか。

面白かったです! 満足したというよりかは、逆にお腹が空いてしまった感じがしますね(笑)。

木村良平

木村良平

──というと?

いろんなゲームの楽しみ方があると思うんですけど、俺はかなりストーリーを大事にしていて。それは役者ゆえにかもしれないんですけど、製品版で世界とかキャラクターのことを理解して、「なんのために戦っている?」「誰のために戦っている?」というのを知ってプレイしたら、没入感が高まって200倍面白いんだろうなって。

──なるほど、体験版はバトルやフィールドの操作が中心でしたもんね。フレイはニューヨーカーですが、現代人が異世界転移してしまうという導入は、マンガやアニメのファンにも受け入れやすいストーリーなのかなと。

確かに(笑)。みんな憧れるやつだ。見せてもらったムービーに出てきたタンタとか、めちゃくちゃカッコいいんですよね、デザインが。

「FORSPOKEN」より。タンタと呼ばれる、異世界アーシアの統治者たち。

「FORSPOKEN」より。タンタと呼ばれる、異世界アーシアの統治者たち。

──「かつては善良な統治者だったが、今や悪しき魔女となったタンタたち」。フレイにとって大きな壁となりそうです。体験版の最後にあったボスバトルはいかがでした?

あの吐き出し攻撃が避けられなくて……悔しさが残る結果でしたけど、攻撃のかわし方を覚えていくのが面白いんですよね、ゲームって。かなり手応えのある敵が出てくることがわかったし、作りはすごくプレイヤーに親切というか、フェアでしたね。モーションがはっきりしていて、しっかりと操作できればダメージを食らわずに倒せるなってことが見えたので、今回倒すことができたけど、リベンジしたい(笑)。


2023年5月16日更新