ソニー・インタラクティブエンタテインメントの家庭用ゲーム機・PlayStation®5(PS5™)の魅力を伝えるべく、ナタリーではジャンルを横断して特集記事を展開中。今回はゲーム好きとして知られる声優の小野賢章と山下大輝に、オンラインアクションビルディングゲーム「フォートナイト」を体験してもらった。PlayStation®5で初めて遊ぶという2人は、果たしてどのようなプレイを見せてくれるのか。
取材・文 / 宮津友徳 スチール撮影 / 入江達也
映像撮影・編集 / モバーシャル株式会社
PlayStation®5で遊ぶのはこの日が初めてだという2人は、実物を前に「未来を感じるデザイン!」と大はしゃぎ。「コントローラー表面のザラザラって、拡大して見ると(コントローラーボタンにも使用されている)△○□×なんだよね」と小野賢章が豆知識を披露する一方で、現在PlayStation®4 Proでゲームをすることが多いという山下大輝は読み込み速度の速さに着目。「読み込み速いのは助かるんですよ。時間がない中で遊ぶから一分一秒を争うし」と前世代機からの性能アップを喜んだ。
2人がプレイする「フォートナイト」には、「世界を救え」「バトルロイヤル」「クリエイティブ」の3つのモードが用意されており、この日遊んだのは、最大100人のプレイヤーが最後の1人または1組になるまで戦うという「バトルロイヤル」。最後の1人または1組になって優勝することを「フォートナイト」ではビクトリーロイヤル(ビクロイ)と呼んでおり、今回2人が目指すのはもちろんビクロイだ。
バトルロイヤルゲーム経験者であるものの、「フォートナイト」は今回が初プレイだという小野と、一時期「フォートナイト」にハマりすぎて仕事に支障が出そうだったため現在は距離を置いているという山下。小野が「今日のために(プレイするのを)取っておきました」と説明すると、山下は「じゃあその気持ちを爆発させてもらいましょうか」と鼓舞した。
ゲームをスタートした2人はまず、グラフィックの美麗さに着目。「フォートナイト」をPS4®でプレイしていた山下は「影の感じとか立体的になってる気がする」と、その違いを語った。序盤は山下が小野に操作を教える形でプレイを進めていくが、バトロワゲー経験者の小野はすぐにコツを掴んでいく。ゲーム中盤では敵にやられてダウンした山下を助けるため、果敢に敵に挑み倒すという一幕も。その後も順調にゲームを進めていくも、最後は敵に囲まれてしまい9位という成績で終了した。
このまま「次はビクロイ!」と勇んでプレイを続ける2人だったが、続く試合は13位。3戦目は47位と順位を大きく下げてしまう。なんとしてもビクロイを取りたいとプレイ続行を希望する2人だったが、撮影時間との兼ね合いの中で、小野が「これが真のトゥルーファイナルエクストリームハイパーウルトラダークシャイニングレジェンドマッチ」と、4戦目を最終ゲームとすることを明言。2人は最後の戦いに挑んだ。
最終戦では序盤から順調に敵を倒していく2人。小野は中盤、熱中するあまり椅子から立ち上がり、モニターに近づいてプレイし始める。その後もうまく立ち回り、残りプレイヤーが小野と山下を含めて5人となったところで、2人も「いけるのでは?」という雰囲気に。そして最後の敵を発見した山下は「167の方向!」と敵の居場所を小野に的確に指示する。2人で狙撃を続けてついに敵を倒し、悲願のビクロイを獲得。「粘ってよかった!」「最高だね」と勝利を喜ぶとともに、小野は「PS5™は僕たちを逃がしてくれない」、山下は「ずっと鷲掴みにされっぱなしだよね」とコメントし、最新ハードの体験を終えた。
本当に撃っているみたいに感じる
──ビクロイおめでとうございます! おふたりはPS5™で遊ぶのは本日が初めてとのことでしたが、まず触ってみた感想はいかがでしたか。
小野賢章 一番感動したのはコントローラーですね。銃を撃とうとボタンを押したときに、実際に引き金を引くようなテンションがボタンにかかっていて、「本当に撃っているみたいだ」ってなりました。
山下大輝 振動もすごい細かいよね。
──ボタンのテンションは「アダプティブトリガー」という機能で、銃以外にも弓を引いたり、車にブレーキをかけたりする際などに感じることができるらしいですよ。振動はこれまでのコントローラーよりもさらにさまざまな感覚を表現する「ハプティックフィードバック」という機能で、ともにDualSense™ ワイヤレスコントローラーの特徴です。
山下 ゲームの撮影中に賢章くんが言っていましたけど、コントローラーの滑り止めが△○□×になっているんですよね。こだわりがすごい。
小野 それ、Twitterで流れてきて僕も知ったんだけどすごいよね。今回はヘッドホンを付けられなかったですけど、音響に集中できる環境でやったらそのあたりの進化もより体感できるんでしょうね。
山下 あと今思い出してみると、ファンが全然回らなかったよね。僕は「Dead by Daylight」をよくプレイしているんですけど、たまに高負荷がかかると「ブオー」ってゲーム機のファンが回るんですよ。今回そういうのがなかったなと思って。
小野 確かに。全然意識してなかったけど、「ファン回ってるな」って思わなかったってことはかなり静かなんだろうね。正直、今家にあるPS4®でも持て余している部分があるんだけど、PS5™は知らない機能がまだまだありそう(笑)。
山下 これはPS4®にもある機能ですけど、画面録画機能もすごいよね。僕は今日の撮影で初めてこの機能を使ったんですけど、これがあったらゲーム実況とかプレイ動画が簡単に作れる。
小野 すごく時代を感じる機能だよね。
次のページ »
「フォートナイト」はポップな世界観と求められるプレイスキルが絶妙