第52幕より 「牙突」

左之助を襲うなどして剣心に脅威をもたらした犯人は、明治政府の密命を受けた斎藤だった。幕末に維新志士と新撰組の立場で剣を交えたふたりが、10年の時を経て再び相まみえる。剣心はかつての斎藤を剣士として認めていただけに、仲間を狙う卑劣なやり方に怒りをあらわにする。

しかし宿敵の変貌にいらだつのは斎藤も同じだった。「悪・即・斬」を信条とする斎藤は、不殺（ころさず）を誓う剣心に仲間は守れないと語り、「人斬り」の顔を呼び戻そうと挑発を続ける。

「お前の全てを否定してやる」の言葉とともに、斎藤は戦闘態勢に入る。その構えは、左之助ごと道場の壁を突き破った破壊力を持つ平刺突（ひらづき）・牙突。目にも留まらぬ速さの突進で、剣心に襲いかかる。

宙へ飛び上がり牙突をかわした剣心。同時に逆刃刀を抜き、上空から斬りかかる飛天御剣流 龍槌閃を狙う。しかしその瞬間、斎藤は“対空の牙突”で追撃し、刀が剣心を捉える！[続きはニコニコで]

第72幕より 「二重の極み」

京都で国盗りを狙う志々雄の暗躍を止めるべく、ひとり東京を後にした剣心。必要とされなかったことで自分の力量を思い知った左之助は、修行をしながら京都へ向かう。すると道中さまよった森の中で、物を粉砕する謎の力を操る大柄な僧侶に出会う。

その男は仏への信心を捨て、自らの力で世を救おうとする破戒僧だった。先ほど目にした技が仏の力ではなく修行によるものだと知った左之助は、自分にも教えて欲しいと依頼する。

命を懸けてでも強くなりたいと真摯に語る左之助に見どころを感じた僧侶は、例の技を伝授する。それは拳で1撃目を入れた瞬間、2撃目を撃ちこむことで対象に100％の衝撃を与える破壊の極意・二重の極みだった。

二重の極みの会得に1カ月を要したという僧侶。本来は人に広める技ではないため、1カ月で極められなければ死んでもらうと宣告する。しかし左之助はこれを退け、1週間でものにしてみせると豪語する。[続きはニコニコで]

このほか試し読みや人気キャラ投票も

「るろうに剣心-明治剣客浪漫譚-」の第1話が、期間限定で無料公開中。またニコニコ静画で行われた、人気キャラ投票の結果発表も行われている。お気に入りのキャラは果たして何位なのか、気になる結果をチェックしてみよう。