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ニコニコ動画の気になる話題に注目 「百姓貴族」配信記念、荒川弘インタビュー
ニコ生 あの名場面をプレイバック
ニコニコ生放送で配信された番組の中から、特に注目度の高かった放送回をレポート形式でプレイバック。去る1月29日、小池一夫と虚淵玄の濃厚なクリエイター論議にネットも湧いた、「小池一夫のニコニコキャラクター塾!」にスポットを当てる。
ゲストは過去の放送で小池一夫が大絶賛した、アニメ「魔法少女まどか☆マギカ」の脚本を手がける虚淵玄。作品作りの手の内を明かし合うふたりのやりとりは約30分の延長を経て、最終的に2万8000人のユーザーを集めた。
番組はまずキャラのネーミングに関する話題からスタート。名を聞けばすぐに人柄が掴める名付け方をしてきた小池に対し、虚淵は「ネット検索で確実に上位に出るように」と、時代性も考慮した上で個性的な名前を付けていたことを明かした。
さらに虚淵はストーリーの進め方について、「第1話はまず見る人を途方に暮れさせ、2話で作品世界の設定を説明し、3話では2話で説明した以外の出来事を起こしサプライズを与える」と解説。その狙いとして、冒頭から設定を明かしすぎると視聴者が理解したような感覚になり、興味が失われる可能性があると説明した。話を聞いた小池が「マンガでそれをやることは難しかったが、今度やってみようかな」と意欲を見せると、その探究心に視聴者からは感嘆の声も飛び出す。
話題がまだ情報の少ない「まどか☆マギカ」劇場版に及ぶと、虚淵は劇場版のストーリーがTVアニメの続編であること、すでに脚本を書き上げていることを告白。完結した作品の続きを書くことには苦労したようで、「ひとりでは作れなかった」と監督らのアイデアを手がかりに執筆したと語った。
休憩を挟んだ後は、小池がキャラクター作りの方法について解説。小池は「子連れ狼」を例に「悪役には欠点を、主人公には弱点を作る」と語り、子供を連れていることで緊迫感を生む効果を説明した。その後は視聴者からの質疑応答も実施。「まどか☆マギカ」のラストで「暁美ほむらの翼が黒かった意味は」という質問が出ると、虚淵は「脚本になかった演出なのでわからない」と苦笑しつつも、「劇場版でその理由が判明するかも知れない」とコメントした。
最後に虚淵は対談を振り返り「生放送は初めてで不安だったが、いざ話すとエネルギーをもらえた」と感激をあらわに。一方小池は「キャラクターシンキングの新しい価値観を得ました。楽しかったです」と満足気な表情を見せ、番組は幕を下ろした。
話題のマンガ家に5つの質問
ニコニコ静画で活躍する旬のマンガ家が毎月登場
Q. 影響を受けたマンガとその理由を教えてください。
A. やっぱり、あずまきよひこ先生のあずまんが大王ですかね。漫画と言ったらジャンプくらいしか読んでいなかった自分にとっては衝撃的でした。
Q. 自身の作品の見どころを教えて下さい。
A. 何だろう、特に何も考えずに描いているので、読む側も何も考えず気軽に楽しんでもらえたらと思います。
Q. ニコニコ漫画の魅力はどんなところだと思いますか。
A. 読者の反応がすぐ見れるところが大きいですかね、コメントを見ながら皆で盛り上がれるのも魅力だと思います。
Q. マンガを描く上で心がけていることを教えてください。
A. 良い意味で読者を気にしないと言うか、自分を信じて描いていきたいとは思っています。
Q. 読者に向けてメッセージをお願いします。
A. いつも読んでくださってありがとうございます。今後も、面白い物が描きたいという一心でマンガを描いていきます。僕の「面白い」と読者の皆さんの「面白い」が重なってくれたら嬉しいです。
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