女の子かわいい、トカゲもかわいい
──今回マンガでたくさんのキャラクターを描いていただきましたが、お気に入りのメギドはいますか?
仲間にしたメギドだとキマリスかな。モーションがいちいちかわいいんですよ。オーブを使うときとか、彼女の小柄さが出ていてすごくいい。あとは自分では持っていないんですけど、メギドクエストで見かけたクロケルは、真顔でマラカスを振っているのがなんだかかわいかった。ほかにもアンドロマリウス、ネルガルなんかがかわいくて気になりましたね。
──普段の姿がかわいらしい一方で、メギド体と呼ばれる悪魔の姿も特徴的ですよね。
あれは……怖いからあんまり見ないことにしています(笑)。
──そうなんですね(笑)。4章にはベレトという、カエルみたいなメギド体を持つキャラクターも登場するので、カエル好きの水上さんにぜひご紹介したいと思っていたのですが。ちなみに、水上さんはメガネっ娘がお好きなイメージもあるんですが、女の子のメガネキャラだとアスタロトというメギドがいます。
ああ、いいですね。
──ただアスタロトは、奥義を使うとメガネを外しちゃったりするんですけど……。
なんで外しちゃうんだ(笑)。でもどの女の子もかわいいと思います。みんな造形がいいですよね。3DCGのクオリティも高いですし、カメラワークもいいから、何度も見たくなるし、見ていて飽きないです。敵ですけど、幻獣もかわいい。トカゲの幻獣がたまにキョロキョロするんですが、そういった動きも楽しいですね。
──造形的な部分でいうと、時期によっては水着とか着物とかの衣装も用意されていまして。
ネットで画像検索していたときに見かけました。あれは課金アイテムなんですか?
──イベント報酬やログインボーナスでもらえることもあるんですが、基本的には期間限定で販売される魔宝石セットを購入すると、おまけとして付いてくるものになります。
でも狙ったキャラクターのものが確定で手に入るならいいですね。こんなの手に入れたらずっと水着だな……。
──イラスト的に描きやすいキャラクターはいましたか?
デザインが凝っているので、どのキャラクターも描くのは大変でした(笑)。本当は3Dのモデルをグリグリ回せるようにして、俯瞰とかアオリでも見れるようになると、絵を描く人間としてはうれしいんですけど……。せめてスロー再生とか、好きなところで止めたりできる機能とか、今後のアップデートで追加してほしいですね。二次創作がはかどると思います。
常設化された復刻イベントが良心的
──キマリスを召喚しているということは、復刻イベントもプレイしてくださったんですね。
イベントクエスト、ボリュームがコンパクトでいいですよね。30分アニメ1本分くらいの感じで気軽に楽しめる。しかもクリアすると、キマリスみたいなかわいいメギドがもらえるじゃないですか。これは良心的ですよ。
──復刻イベントが常設化されているのは、新規プレイヤーにとってもうれしいですよね。
自分の好きなタイミングでプレイできますしね。男性メギドの復刻イベントはまだ触ってないんですけど、3章をクリアして、そろそろもう少し人手が欲しいなという感じになってきたので、4章を進める前にスカウトしに行こうかなと思っています。人数がいれば素材集めに便利な「メギドの塔」も、有利に進められると思うので。
──期間限定のイベントクエストのほうはいかがでしょうか。今回プレイしていただいたタイミングでは、バレンタインに合わせた「カカオの森の黒い犬」というイベントが展開されていました。
こっちは持っていないメギドがたくさん登場して、新鮮でした。あと、これは個人的になんですけど、ゲームを始めた当初から、主人公の見た目がちょっと気になっていて。明らかにカタギじゃないというか……。
──全身にタトゥーが入っていますもんね(笑)。
そうそう。みんな普通に接してるし、俺が説明を見落としてしまったのかわからないけど、どう考えても普通の村で普通に暮らしていたとは思えなくて。そうしたら今回のイベントの中で、スコルベノトが「あの人、体のマークがグルグルしてて怖い」ということを言っていて。「あ、そこツッコんでいいんだ?」と思うと同時に、「そうだよね、あの人普通じゃないよね!」ってなりました(笑)。
──なるほど(笑)。実はその辺り、メインクエストを進めていくと解き明かされる部分もあるので、楽しみになさっていてください。
戦闘は苦手でも大丈夫、フルオートもかしこいぞ
──ストーリーとキャラクター以外では、どんなところが気になりましたか。
バトルシステムは面白かったですね。敵味方でフォトンを取り合うという設定は、システムとして新しいのと同時に、ストーリーの大きなテーマとも重なっていて、そこに統一感があるのもいいなと思いました。ちょっと難しいなって人向けに、フルオートが用意されているのも親切ですよね。AIがちゃんとかしこいというか、慣れないうちは「なるほど、そうやるのか」と思うこともけっこうあって。だいたいフルオートにして、それを眺めています(笑)。
──オートをフル活用されているんですね。ちなみにパーティはどんな感じで組まれているんですか?
「剣(ファイター)」「槍(トルーパー)」「銃(スナイパー)」、3つのクラスに相性があるのは理解しやすかったんで、手持ちのメギドでそれぞれのパーティを作って、敵との相性を見ながらどのパーティで行くかを決めている感じですね。「剣」はゼパル、「槍」はキマリスとウェパル、「銃」はマルコシアスが攻撃役。あとオーブが重要なんじゃないかと思いました。暗闇特効が付いていたり、列回復ができたり、どれもなかなか強いので。勝てないときはオーブを入れ替えたりしながら進めています。
──行き詰まってしまうステージはなかったですか。
強いて言うなら2章の巨大ムカデかな。ミドガルズオルム。体が3つの部位に分かれていて、回復されたり蘇生されたりするのが厄介でした。話の続きがじゃんじゃん読みたいので、負けても平気でコンティニューしながら進めていたんですよ(笑)。ただこいつは、コンティニューしてもまったく意味がなくて。しょうがないから一度あきらめて、攻撃役を育ててから再チャレンジして、火力で押し切りました。
──きちんと育成すれば乗り越えられるという、難易度のバランスがいいですよね。
特に序盤は、スタートダッシュキャンペーンで魔宝石やスタミナドリンクがいっぱいもらえていたので、それを使いながら素材集めをがんばりました。攻略チケットのおかげで周回しやすいのも助かりますね。コンティニューしてクリアしたステージでは使えませんけど、育成してから再挑戦すれば、そういうステージもきちんとクリアできるようになりますから。そういう遊びやすさの部分もよく考えられているなと思いました。
──最後に、まだ「メギド72」をプレイしてない方に魅力を伝えていただくとしたら、どんな部分になりますか。
ちゃんと完結風の区切りがある、真っ当なRPGだよということでしょうか。まずはぜひ3章までクリアして、「いい最終回だった」を味わってほしいですね。その頃にはキャラクターに愛着も湧いて、その先の冒険も見たくなっているはずなので。