2023年が終わろうとしている今、LINEマンガでは「LINEマンガ三連単」と銘打ったキャンペーンを開催中。これはノミネートされた20作品の中から「LINEマンガ2023 年間ランキング」の1位から3位までをユーザーに予想してもらうという施策だ。コミックナタリーではこのキャンペーンをさらに盛り上げるべく、マンガ好きの著名人とライター計5人に、トップ3に食い込むであろう作品を予想してもらった。参加者の中にはギャンブル好きとしても知られ、予想ならお任せあれという人も……? この記事を参考に今年の人気作を改めてチェックし、ぜひ1位から3位までを当ててほしい。
予想募集:2023年12月15日(金)~21日(木)
結果発表:2023年12月22日(金)12時
LINEマンガで最も支持を集めた作品をランキング化した「LINEマンガ2023 年間ランキング」にノミネートされた20作品から、自分が予想する1位から3位までの作品を特設ページで投票してもらうキャンペーン。見事予想が的中した人の中から抽選で50人に、好きなマンガ全巻をプレゼントする。ダブルチャンスとして、投票ページから自分の予想をX(旧Twitter)でポストすると、抽選で200人にLINEマンガで使える1000マンガコインが進呈される。
※作品の並びは五十音順。
- 「アオアシ」(小学館)
- 「明日、私は誰かのカノジョ」(小学館)
- 「【推しの子】」(集英社)
- 「俺だけレベルMAXなビギナー」(LINEマンガ)
- 「外見至上主義」(LINEマンガ)
- 「義家族に執着されています」(LINEマンガ)
- 「キングダム」(集英社)
- 「結婚商売」(RIVERSE)
- 「喧嘩独学」(LINEマンガ)
- 「再婚承認を要求します」(LINEマンガ)
- 「作戦名は純情」(LINEマンガ)
- 「呪術廻戦」(LINEマンガ)
- 「捨てられた王女の秘密の寝室」(LINEマンガ)
- 「鉄槌教師」(LINEマンガ)
- 「ナノ魔神」(LINEマンガ)
- 「入学傭兵」(LINEマンガ)
- 「ブルーロック」(講談社)
- 「余命僅かだと思ってました!」(LINEマンガ)
- 「略奪された花嫁」(LINEマンガ)
- 「私の夫と結婚して」(LINEマンガ)
柴田阿弥
- 「外見至上主義」
- 「再婚承認を要求します」
- 「キングダム」
- 「外見至上主義」
この作品は読み始めと中盤以降で大きく印象が変わった作品で、のめり込む様に読みました。
当初は結局、外見が良くなれば何でも解決?という身も蓋もない話かと思いきや、途中から本来の主人公の方も逃げずに努力したり、友達が出来たり恋をされたりと、良い方に人生が向かっていくところに非常に好感が持てるし応援したくなります。
ただ、すぐトラブルに巻き込まれます(笑)。何だかんだで学校の友達も良い人だし、お母さんの優しさは泣けてくるし面白過ぎでした!
あとやっぱり男性は喧嘩強くなる系好きな気がして入れました。私も好きです。笑- 「外見至上主義」を読む!
- 「再婚承認を要求します」
この作品はおそらく乙女の大好物(笑)。困った時に助けてくれるイケメン王子物は何歳で読んでも堪りませんね。
ただ、ドロドロしすぎでもなく、敵のラスタもちょっと同情出来る境遇で憎みきれないのもまた良いんですよね。
あとラスタ以外にも敵は出てきますがナビエがどう戦うのかも見所! 作中では自分勝手なソビエシュにギャフンと言わせるナビエに何度も胸がスカッとしました。
疲れた日にハインリのわんこ系の優しさが染み渡ります。わんこ系王子はいいぞぉ…!
ハインリも一筋縄ではないのでまだまだ目が離せません。
それにしてもナビエ、もっと素直になって。笑- 「再婚承認を要求します」を読む!
- 「キングダム」
今年70巻が発売されて累計1億部を突破した言わずと知れた人気作品。
私も大好きです。
昨今の少年漫画の中では一線を画す、キャラクターが特殊能力持ちではなく、基本的には必殺技等が出てこないスタイルです。これで最高に面白いんだからすごい。
単純にバトルものとしての楽しさだけでなく、魅力的なキャラクターや実在した人物や歴史、サクセスストーリーとしても最高で、あらゆる角度で楽しめます。まだ終わらなさそうだけど終わらないでほしい。
私も今年69巻まで2週間くらいで一気に読み返した時がありましたが至福の時間でしたね…!
なんとLINEマンガと単行本両方で所持しています。笑- 「キングダム」を読む!
その他、LINEマンガで特に好きだった作品
- 「俺だけレベルMAXなビギナー」
子どもの頃にこうだったら良いのにと思っていた夢が詰まっています(笑)。
いわゆる2周目だから自分だけさくさく攻略出来ちゃうんですよね。
それがとてもテンポが良くて痛快です。
でもそれって楽しいの?と言われそうですが、現実の人生はそんなに上手くいくことばかりじゃないからたまには自分だけ攻略法知ってたい願望ありますよねぇ…という事で、非常に痛快で爽快なのでさくさく読んでしまいました。
ゲーム好きとしては沢山の固有スキルが出てくるのはわくわくしましたし、ゲームの世界観で描かれる話も好きでした。
- 「作戦名は純情」
当初作品のイラストを見た時には王道の少女漫画かと思いきや、まさかのドロドロ要素もあって、というか最初はそれがメインで! 良い意味で期待を裏切られました! 先が気になりすぎる。
もう早く智也と別れなよ~というもどかしさや、ミステリー要素もあって一気に引き込まれる作品でした。
ただし智也は最も苦手な男の人のタイプ…(笑)。
全くこんなドロドロが高校生だなんて信じられません!(フィクションですね)
- 「喧嘩独学」
男性漫画で人気の、喧嘩が強くなってのし上がるサクセスストーリーです。
ただ、こちらの作品はその喧嘩の様子を動画配信していく事になったり、喧嘩を習うのも当初は動画配信という、今時の設定に驚きましたし、面白いと思いました。
なんでか分かりませんがこれを読んでいると自分も喧嘩が強くなった様な気がしました(笑)。
今時は学校のクラスメイトにもYouTube配信等している子がいるのでしょうか…と思いを馳せつつ読んでいます。
- 「略奪された花嫁」
これも女子大好物ですね(笑)。
不幸な境遇をイケメン大王が助けてくれる…最高です。
この作品の大王ハカンはかなりワイルド系ですね。
それも新鮮で良いなと思いました。
結構王道のシーンもあって痺れましたね。
少女漫画を学生時代から教科書より読み込んできましたが何度読んでも良いなぁ…。
久々に漫画読んできゅんとしました。
作者様ありがとうございます。
柴田阿弥(シバタアヤ)
1993年4月1日生まれ、愛知県出身。2010年から2016年までSKE48に在籍。現在はセント・フォースに所属し、フリーアナウンサーとして活動している。ラジオ番組「ザ・ヒットスタジオ(火)」のメインパーソナリティやテレビ東京系のTV番組「ウイニング競馬」の司会を経て、現在ABEMAの報道番組「ABEMA Prime」のコメンテーターとしても活躍している。
柴田阿弥 AyaShibata (@_shibata_aya) | X
ジャンボたかお(レインボー)
- 「ブルーロック」
- 「外見至上主義」
- 「呪術廻戦」
- 「ブルーロック」
今までに見たことがない狂ったサッカー漫画で、まるで過去のサッカー漫画全てをフリにしているようだ、、原作の金城先生にはずっとワクワクさせられてきた。「神さまの言うとおり」(講談社)も今までの熱血漫画をフリにした第1話でぶちかまされたし、そんな展開?パニック!?と驚かされた。「僕たちがやりました」(講談社)で、売れる前の鬼越(トマホーク)さんが出てきた時、なんてセンスがあるんだと震え上がったのをよく覚えている。
- 「ブルーロック」を読む!
- 「外見至上主義」
この漫画は、男なら誰もが一度は夢に見たことがあるイケメンの人生を経験させてくれる。こんなご時世だってあるよ、見た目での損得は! 昔「こち亀」(「こちら葛飾区亀有公園前派出所」集英社)で地区の税金を管理することになった両さんが見た目が良い人に税をつけて、見た目が悪い人に還付金を出していたのを思い出す。
主人公の冴えない男が巻き込まれる不思議体験。そのルールが凄くちょうどいい。藤子・F・不二雄の名作「パーマン」(小学館)のコピーロボットの進化版?とでも言おうか、そのルールによって見やすく、とてもワクワクする。- 「外見至上主義」を読む!
- 「呪術廻戦」
好きなものをオマージュしてくれるのが、凄く好きだ。「NARUTO」(集英社)や冨樫作品、私は特に伊藤潤二の「うずまき」(小学館)のお父さんが出てきたのは漫画好きとして凄く嬉しいしワクワクした。芥見先生とは同世代なので笑う犬の原田泰造さんの人気キャラクターセンターマンをオマージュしたキャラクターが出てきた時も嬉しかった。同世代が同世代に向けて、漫画好きが漫画好きに向けて描いて下さってるのは本当に嬉しい。
- 「呪術廻戦」を読む!
ジャンボたかお
1993年9月19日生まれ、千葉県出身。NSC東京校18期生の池田直人と、2016年にお笑いコンビ・レインボーを結成。2018年元日に日本テレビ系で放送された「ぐるナイ おもしろ荘」で優勝を果たす。YouTubeチャンネル・レインボーコントチャンネルは登録者数113万人。個人のYouTubeチャンネル・レインボージャンボたかおの食うチャンネルは登録者数18万人に達している。今年9月13日には、作家デビュー作となる小説「説教男と不倫女と今日、旦那を殺すことにした女」をKADOKAWAより上梓した。
鈴木もぐら(空気階段)
- 「キングダム」
- 「【推しの子】」
- 「喧嘩独学」
幾千もの3連単をハズしてきたのも、全てこの日の為。
今回の3連単企画、ドンズバで当てさせて頂きますm(_ _)m
- 「キングダム」
アタマは「キングダム」。私の最推しは儚く消滅してしまいましたが、物語は加速していきます。
といいますか単行本1巻第1話から常に加速を続けています!
読めば読むほど加速していきます!
毎週、「待ち遠しい」が更新される漫画、「キングダム」。
そのスピードで頂点を獲ると予想します!- 「キングダム」を読む!
- 「【推しの子】」
対抗は「【推しの子】」。日本発。世界へリードする「OSHI」文化。
「推される」を「推す」がリードするこの国に於いて、「【推しの子】」の上位は必然だと予想します。- 「【推しの子】」を読む!
- 「喧嘩独学」
単穴は「喧嘩独学」。悩みに悩みましたが、キングダムをアタマに固定している以上、馬券の流れはバトル漫画にあります。
タイマン、動画配信サービス、喧嘩生配信、スクールカースト下剋上、ハングリー。
令和最新式のバトル漫画が、トップ3に食い込むと予想します!- 「喧嘩独学」を読む!
LINEマンガ三連単をバッチリ当てて、その流れで有馬も獲ってプレジデント買います!
鈴木もぐら(スズキモグラ)
1987年5月13日、千葉県出身。NSC東京校 17期生の水川かたまりと、2012年にお笑いコンビ・空気階段を結成。リスナー投票型の芸人発掘ラジオ「マイナビ Laughter Night」にて、2016年と2017年の2年連続で優勝する。2021年には「キングオブコント2021」で優勝。2017年より、ラジオ番組「空気階段の踊り場」がTBSラジオで毎週月曜深夜に放送中。
青柳美帆子
- 「再婚承認を要求します」
- 「私の夫と結婚して」
- 「略奪された花嫁」
- 「再婚承認を要求します」
皇后ナビエは「完璧な皇后」だった。しかし皇帝ソビエシュが奴隷出身のラスタに惚れ込み、側室として招き入れたことで、皇帝夫婦の関係は悪化の一途をたどる。傷つくナビエの心の支えになるのは他国の第一王位継承者ハインリだった。ナビエとハインリはどのようにして「再婚」に至るのか──というラブロマンス。最高なのが「敵」のラスタ。ラスタが動くたび物語が動き、うまくやれば読者がグギギとなり、大変な目に合うと読者がニッコニコになる。ラスタによってスクロールが止まらなくなっている読者、大量にいると思います!
- 「再婚承認を要求します」を読む!
- 「私の夫と結婚して」
webtoonの「花」と言えば転生ファンタジー……ですが、本作は人生やり直しものという回帰ものの面白さをもちつつ、現代を舞台にしたオフィスラブとしても楽しめる作品。10年前にさかのぼって、自分を裏切った夫・友也と親友・麗奈に復讐しつつ、10年前にはなかった恋愛が進展するというストーリー。こちらも「再婚承認を要求します」と同じく、「敵」の麗奈の一挙手一投足を見逃せない! 完結作ではあるものの、韓国で2024年1月にドラマ放送が決定しているので、さらに人気が出る予感。
- 「私の夫と結婚して」を読む!
- 「略奪された花嫁」
今年下半期にグーッと人気が高まってきた印象の作品! 癒やしの力を持ちつつも家族から虐げられる主人公ルシナと、そんな主人公を略奪して次第に溺愛するようになる大王ハカンのファンタジーラブロマンス。「ゲーム・オブ・スローンズ」ですか!?と思うような血みどろ感からスタートしつつ、どんどん溺愛モードに浸っていくのが楽しい……。本来の輝きを失っているルシナが、ハカンとの心の交流で少しずつ自信を取り戻し、変わっていくのも見どころ。2人の恋路を邪魔する先代王妃の悪役ぶりもアツいです。
- 「略奪された花嫁」を読む!
青柳美帆子(アオヤギミホコ)
1990年生まれのライター。女性向けカルチャーを中心に、書籍、雑誌、Webなどで執筆活動を行う。アニメ・マンガ・映画・ミステリ関連のインタビューや、トークイベントの構成も担当する。
太田祥暉(TARKUS)
- 「ブルーロック」
- 「【推しの子】」
- 「私の夫と結婚して」
- 「ブルーロック」
まず、トップ3に入るだろうと予想したのは、サッカーマンガ「ブルーロック」である。昨年から今年にかけてテレビアニメ第1期が放送されており、累計発行部数は3000万部を突破。来年にはスピンオフ作品のアニメ映画化が予定されているヒット作品だ。昨年末に行われたカタールでのFIFAワールドカップ(「三苫の1ミリ」でも話題となった)の影響もあり、このタイミングで読み始めた、という方も少なくないのではないだろうか。個々のキャラクターのインパクトも強く、読み進めるうちに絶対誰かのファンになってしまうはず。そんな力に満ち溢れたスポーツマンガだけに、多数の人に読まれているのだろうと思う。
- 「ブルーロック」を読む!
- 「【推しの子】」
YOASOBI「アイドル」の席巻はもちろん、今年は「【推しの子】」をアニメ・マンガに関わらないメディアでも耳にすることが多かった。……つまりそれだけ、新たに作品へ触れる層が多いはず。私自身、まったく関係ない場所で「【推しの子】」の話をしている方と出会ったことがあるくらいなので、LINEマンガでもかなり読まれているのではないだろうか。恋愛リアリティーショーや2.5次元舞台など、直近のエンタメ界を象徴する事項を描きつつ、母を殺した相手に復讐するという一点のために行動していく主人公・アクアの姿がそういった読者の方の目にどう映っているのか、気になってしまうが……。
- 「【推しの子】」を読む!
- 「私の夫と結婚して」
ここ数年のWebコミックシーンを見ていると、やはり女性主人公ものが強いように感じる。悪役令嬢ものはもちろん、不倫復讐ものやファンタジーに至るまで、多くの作品が配信されているが、そのキーワードはやはりスカッと感に凝縮されると思う。読み進めて爽快感のある展開が描かれるかどうか。その点で、「私の夫と結婚して」は明快で面白い作品だった。病気で余命いくばくかの主人公は、結婚相手が友人と不倫していた現場を目撃。口論になり殺されてしまうと、十年前にタイムリープしていた……というイントロから、ドロドロとした人間関係が始まっていく。来年には韓国でドラマ化も決定しており、その勢いはさらに加速し続けるだろう。
- 「私の夫と結婚して」を読む!
太田祥暉(オオタサキ)
1996年、静岡県生まれの編集者・ライター。アニメやライトノベル、VTuberなどを得意ジャンルとする。「世話やきキツネの仙狐さん オフィシャルファンブック もっともふもふするのじゃよ!」(KADOKAWA)の構成・取材・執筆や、「石浜真史アニメーションワークス」(インプレス)の企画・構成・取材・執筆などを担当。共著で「ライトノベルの新潮流(スタンダーズ)も手がけている。
2023年12月18日更新