“ボーイズ・クワイア”を題材にしたオリジナルTVアニメ「川越ボーイズ・シング」の放送が、10月9日にスタートする。同作では過去のトラウマから大好きな歌を人前で歌うことができない“だんぼっち”こと出井天使をはじめ、個性豊かな男子高校生たちが、元オーケストラの指揮者・響春男のもとでボーイズ・クワイア部を立ち上げコンクールでの優勝を目指すさまが描かれる。
コミックナタリーでは放送に向けてインタビュー連載を実施。だんぼっち役の鵜澤正太郎をはじめとするフレッシュな生徒役キャスト、そしてクセが強めの顧問・響春男役の興津和幸らのインタビューを通し、コミカルで熱い青春ドラマに込められたメッセージや、作中でたっぷりと披露されるオリジナル楽曲へのこだわりを紐解いていく。
過去のトラウマから大好きな歌を人前で歌うことができない、高校2年生の出井天使。彼は自宅に設置している段ボール製の小さな防音室「だんぼっち」の中に引きこもり、ひっそりと歌い続けている。
そんな天使の前に現れたのは、元オーケストラの指揮者・響春男。新進気鋭ながら厄介な性格が災いしオーケストラを追い出された春男には、復帰と引き換えにある条件が課されていた。
それは、川越学園に男声オンリーの「ボーイズ・クワイア部」を新設し、「全国ボーイズ・クワイア・コンクール」での優勝を勝ち取ること。
エゴ全開でグイグイ迫る春男に巻き込まれ、ボーイズ・クワイア部に強制入部させられる天使と仲間たち。「大人げない」「空気読めない」「暴言吐かずにいられない」という“人格三重苦”の春男に振り回されながらも、彼らはいつしかクワイアにのめりこんでいく。
ハイレベルなライバルチームが次々に登場する中、川越学園ボーイズ・クワイア部は、「コンクール優勝」という無謀な挑戦を達成できるのか──。
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響春男(CV:興津和幸)
かなり大人げない29歳。川越学園ボーイズ・クワイア部新顧問。
新進気鋭の指揮者だったが、トラブルメーカーっぷりが災いしオーケストラから追放され、祖母が学園長を務める川越学園にしぶしぶ赴任する。 -
出井天使“だんぼっち”(CV:鵜澤正太郎)
川越学園2年。トップテノール担当。
元聖歌隊で歌うことは大好きだが、過去のトラウマから人前で歌うことができない。 -
矢沢ひろし“えいちゃん”(CV:土田玲央)
川越学園2年。バス担当。
だんぼっちの親友。成績優秀、スポーツ万能、謙虚でポジティブ、女子にもモテるパーフェクトガイ。欠点がないことが欠点。 -
白鳥修治“トリちゃん”(CV:小原悠輝)
川越学園2年。セカンドテノール担当。
だんぼっちの親友。元気で明るい“脳筋系”。クワイア部では、春男に「下手」と言われがち。 -
小橋快人“IT”(CV:中西南央)
川越学園2年。セカンドテノール担当。
“自称”IT企業経営者の息子。相棒は謎のロボット・ポッパーくん。バブリーで、かなりの目立ちたがり屋。 -
茨戸静男“オトメ”(CV:金子誠)
川越学園2年。バス担当。
男らしさをモットーとする親の意向で、幼い頃からボディビルをやらされている。容姿とは裏腹に、かわいいものが大好き。 -
足立尽(CV:木村昴)
川越学園2年。バリトン担当。
フェイスペイントをして登下校するヤンキー。素顔は超イケメン。天然な母親に振り回されがち。 -
日向行(CV:生田鷹司) / 日向進(CV:伊瀬結陸)
川越学園1年。一卵性双生児。ともにトップテノール担当。
2人揃ってひねくれもので口が悪く、喧嘩してばかりだが、2人のユニゾンは阿吽の呼吸。 -
葉加瀬友“博士”(CV:葉山翔太)
川越学園1年。バリトン担当。
シャイで長い前髪で顔を隠しているが、歌唱力は抜群。正体を隠し「歌ってみた」動画をSNSにアップしている。 -
鈴木カーティス“マジック”(CV:深川和征)
川越学園1年。バリトン担当。
ハーフ。博士のSNS活動に協力しているが、ほかの人間とは何となく距離を置いている。
2023年12月11日更新