2024年冬アニメ、見逃している作品はない?2クール以上続く人気作をJ:COM STREAMでチェック!7作品を胸熱ポイントとともに紹介 (2/2)

「アンデッドアンラック」

「アンデッドアンラック」

“否定者”と呼ばれる異能力者たちのバトルアクションで、触れた人々に不幸な事故をもたらす不運“アンラック”の能力者・出雲いずも風子ふうこと、絶対に死ねない不死“アンデッド”の能力者・アンディの戦いが描かれる。特異な体質から一度は死を覚悟した風子が、彼女の能力で“本当の死”を手に入れようとするアンディと出会い、協力して最高の死を見つける物語。戸塚慶文による原作マンガは週刊少年ジャンプ(集英社)にて連載されている。

異能がぶつかり合うバトルシーンは、躍動感や迫力ある映像を楽しめることはもちろん、相手の能力を解明・自身の能力を駆使して戦う頭脳戦も見どころ。またラブコメ要素も大きな魅力の1つだ。風子がもたらす不運の大きさは相手への好感度に左右されるため、アンディはより大きな不運を得るためストレートな口説き文句で風子にアプローチを行う。アンディの言動や、それに翻弄されつつもアンディに惹かれていく少々チョロい風子の姿は観ていてニヤニヤできること間違いなし。2人の恋の行方からも目が離せない。

【おすすめエピソード】
第4話「変わる私は好きですか?」

胸熱ポイント:垣間見える“否定者”の苦しみ

「アンデッドアンラック」第4話「変わる私は好きですか?」より。

「アンデッドアンラック」第4話「変わる私は好きですか?」より。

“否定者”を管理する組織・ユニオンに追われる危険から身を守るため、ユニオンに入ることを決意した風子とアンディ。ユニオンのメンバーの座に空席を作るため、同じ“否定者”であるジーナとの戦いが繰り広げられる。「アンデッドアンラック」の魅力が凝縮されたようなこのエピソードは、ジーナの能力を紐解きつつ戦う激しいバトルの合間にコミカルな会話がテンポよく織り交ぜられ、疲れや飽きを感じることなく楽しむことができる。大きな不運を起こすために密着するアンディと風子にも注目だ。

また、ジーナの“否定者”としての苦しみに触れるシリアスなシーンもあり、エピソードの終わりには切なさで胸が熱くなるような展開に。少し恥ずかしいとも思える言動を何事もなくやってのけるアンディのカッコよさと、優しい一面も堪能できるエピソードだ。

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「ようこそ実力至上主義の教室へ」

「ようこそ実力至上主義の教室へ」

衣笠彰梧の小説を原作とした、サスペンスの要素ある学園もの。徹底した実力至上主義を掲げる進学校・東京都高度育成高等学校を舞台に、問題児が集まるDクラスに配属された綾小路あやのこうじ清隆きよたかやクラスメイトたちの学園生活を描く。すべてがポイントで取引される学園では、毎月クラスの成績・評価によってポイントが振り込まれるが、最底辺のDクラスではトラブルが続出。綾小路が知略を巡らせ、陰ながらクラスを導いていく物語だ。1月より第3シーズンが放送中で、DクラスからCクラスに昇格して迎えた3学期のストーリーが展開されている。

クラスの評価が行われ、他クラスとの競い合いも展開される多様な特別試験では、生徒たちのさまざまな思惑が交錯。他クラスから仕掛けられる罠やクラス内での問題にハラハラさせられつつも、頭脳戦と駆け引きの面白さが観る人を引き込んでいく。すべてのトリックが明かされる試験の終わりには、驚きと爽快感で満たされるはず。また、一癖も二癖もある生徒が登場し、それぞれの秘密や悩みが暴かれていくところも見どころだ。しかし、何より謎めいているのは主人公・綾小路。クラスを支えながらも、そのために他人を利用することも厭わない彼の感情は視聴者にも読み取れない。話数を重ねるごとに増していく主人公の恐ろしさにも注目いただきたい。

【おすすめエピソード】
第1シーズン第12話「天才とは、狂気よりも1階層分だけ上に住んでいる者のことである。」

胸熱ポイント:各クラスの思惑を覆す綾小路の作戦

「ようこそ実力至上主義の教室へ」第1シーズン第12話「天才とは、狂気よりも1階層分だけ上に住んでいる者のことである。」より。

「ようこそ実力至上主義の教室へ」第1シーズン第12話「天才とは、狂気よりも1階層分だけ上に住んでいる者のことである。」より。

第1シーズン第9話から始まった無人島での特別試験は、各クラスがリーダーを選出し、他のクラスのリーダーが誰なのか当てることなどでポイントが得られる。慣れない無人島での生活に次第に険悪になっていくDクラスのメンバーが描かれたが、第12話で各クラスの策略めぐる試験がついに決着する。

男女の対立、リーダーの証であるカードキーの盗難、さらにはDクラスのリーダー・堀北ほりきた鈴音すずねが体調不良で倒れるなど、次々と問題が発生した無人島での特別試験。しかしDクラスの得た結果が、険悪な空気やこれまでのトラブルを吹き飛ばしていく。4クラスそれぞれの動きが明かされるパートは、マジックショーのタネ明かしを見ているような気分で楽しめる。中でも、各クラスの思惑を覆した綾小路の作戦が語られるシーンはわくわくで胸が熱くなること請け合い。さらに、第1シーズンの序盤では周囲に冷たく当たっていた堀北が綾小路に心を開く様子、彼女の珍しく弱った姿など“デレ”を感じるシーンも見どころだ。

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「シャングリラ・フロンティア」

「シャングリラ・フロンティア」

第47回講談社漫画賞の少年部門を受賞し、週刊少年マガジン(講談社)読者アンケートで史上初の4冠を達成した原作・硬梨菜、漫画・不二涼介による「シャングリラ・フロンティア~クソゲーハンター、神ゲーに挑まんとす~」が原作。クソゲー攻略が趣味の陽務ひづとめ楽郎らくろうが、“神ゲー”と名高いフルダイブ型VRゲーム「シャングリラ・フロンティア」、通称「シャンフロ」に挑む物語が展開される。楽郎は鳥頭のキャラクター・サンラクとして「シャンフロ」を楽しむが、特殊なモンスターにより胴と足に装備品が着けられない呪いをかけられてしまう。その後もさまざまな試練が振りかかるが、クソゲーを乗り越えてきた経験から逆境を楽しむサンラクがコミカルに描かれる。

ゲーム好きなら共感して「あるある」と言いたくなる場面が多数ありつつも、普段ゲームをしない人でも物語が理解できるようゲーム用語はしっかりと劇中で補足されている。プレイに制限を課す“縛りプレイ”のゲーム実況を観ているような感覚にさせるアニメで、新たなダンジョンや強敵の登場、それをサンラクがどのように切り抜けていくかが見どころだ。エンディング終了後には、キャラクターや世界観を掘り下げるミニアニメ「シャンフロ劇場」もあるので最後までお見逃しなく。

【おすすめエピソード】
第3話「黒狼夜襲」

胸熱ポイント:宿敵となるモンスターとの出会い

「シャングリラ・フロンティア」第3話「黒狼夜襲」より。

「シャングリラ・フロンティア」第3話「黒狼夜襲」より。

物語が大きく動き出すこのエピソードでは、3000万人のプレイヤーが誰一人攻略できていないユニークモンスター・夜襲のリュカオーンにサンラクが遭遇する。前半では胸を熱くさせられる激しいバトルを展開。強敵・リュカオーンの猛攻や、素早く動き回るサンラクが迫力たっぷりの映像で表現されている。緊張感の溢れる状況ながら、純粋に強敵との戦いを楽しむサンラクの姿を見ると、彼のわくわくが伝わってくる。

後半は一転して、呪われてしまったサンラクが動揺するさまや、ともに旅をする致命兎ヴォーパルバニーのNPC・エムルとの出会いがユーモアたっぷりに描かれる。前半と後半のギャップが楽しい、作品の魅力が詰め込まれたエピソードだ。マスコットキャラクター的な存在であるエムルがしゃべり、丸っこいフォルムで動き回る姿もたまらない。

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2024年冬アニメはJ:COM STREAMで見逃し配信中!


岡本信彦

岡本信彦

J:COM STREAM見逃しアニメWEBにて岡本信彦のインタビュー記事を掲載中! 2024年3月31日まで、抽選で3人にサイン入りチェキが当たるプレゼントキャンペーンも実施している。

2024年2月27日更新