「アンデッドアンラック」
“否定者”と呼ばれる異能力者たちのバトルアクションで、触れた人々に不幸な事故をもたらす不運“アンラック”の能力者・
異能がぶつかり合うバトルシーンは、躍動感や迫力ある映像を楽しめることはもちろん、相手の能力を解明・自身の能力を駆使して戦う頭脳戦も見どころ。またラブコメ要素も大きな魅力の1つだ。風子がもたらす不運の大きさは相手への好感度に左右されるため、アンディはより大きな不運を得るためストレートな口説き文句で風子にアプローチを行う。アンディの言動や、それに翻弄されつつもアンディに惹かれていく少々チョロい風子の姿は観ていてニヤニヤできること間違いなし。2人の恋の行方からも目が離せない。
【おすすめエピソード】
第4話「変わる私は好きですか?」
胸熱ポイント:垣間見える“否定者”の苦しみ
“否定者”を管理する組織・ユニオンに追われる危険から身を守るため、ユニオンに入ることを決意した風子とアンディ。ユニオンのメンバーの座に空席を作るため、同じ“否定者”であるジーナとの戦いが繰り広げられる。「アンデッドアンラック」の魅力が凝縮されたようなこのエピソードは、ジーナの能力を紐解きつつ戦う激しいバトルの合間にコミカルな会話がテンポよく織り交ぜられ、疲れや飽きを感じることなく楽しむことができる。大きな不運を起こすために密着するアンディと風子にも注目だ。
また、ジーナの“否定者”としての苦しみに触れるシリアスなシーンもあり、エピソードの終わりには切なさで胸が熱くなるような展開に。少し恥ずかしいとも思える言動を何事もなくやってのけるアンディのカッコよさと、優しい一面も堪能できるエピソードだ。
© 戸塚慶文/集英社・アンデッドアンラック製作委員会
「ようこそ実力至上主義の教室へ」
衣笠彰梧の小説を原作とした、サスペンスの要素ある学園もの。徹底した実力至上主義を掲げる進学校・東京都高度育成高等学校を舞台に、問題児が集まるDクラスに配属された
クラスの評価が行われ、他クラスとの競い合いも展開される多様な特別試験では、生徒たちのさまざまな思惑が交錯。他クラスから仕掛けられる罠やクラス内での問題にハラハラさせられつつも、頭脳戦と駆け引きの面白さが観る人を引き込んでいく。すべてのトリックが明かされる試験の終わりには、驚きと爽快感で満たされるはず。また、一癖も二癖もある生徒が登場し、それぞれの秘密や悩みが暴かれていくところも見どころだ。しかし、何より謎めいているのは主人公・綾小路。クラスを支えながらも、そのために他人を利用することも厭わない彼の感情は視聴者にも読み取れない。話数を重ねるごとに増していく主人公の恐ろしさにも注目いただきたい。
【おすすめエピソード】
第1シーズン第12話「天才とは、狂気よりも1階層分だけ上に住んでいる者のことである。」
胸熱ポイント:各クラスの思惑を覆す綾小路の作戦
第1シーズン第9話から始まった無人島での特別試験は、各クラスがリーダーを選出し、他のクラスのリーダーが誰なのか当てることなどでポイントが得られる。慣れない無人島での生活に次第に険悪になっていくDクラスのメンバーが描かれたが、第12話で各クラスの策略めぐる試験がついに決着する。
男女の対立、リーダーの証であるカードキーの盗難、さらにはDクラスのリーダー・
©衣笠彰梧・KADOKAWA刊/ようこそ実力至上主義の教室へ3製作委員会
©衣笠彰梧・KADOKAWA刊/ようこそ実力至上主義の教室へ2製作委員会
©衣笠彰梧・KADOKAWA刊/ようこそ実力至上主義の教室へ製作委員会
「シャングリラ・フロンティア」
第47回講談社漫画賞の少年部門を受賞し、週刊少年マガジン(講談社)読者アンケートで史上初の4冠を達成した原作・硬梨菜、漫画・不二涼介による「シャングリラ・フロンティア~クソゲーハンター、神ゲーに挑まんとす~」が原作。クソゲー攻略が趣味の
ゲーム好きなら共感して「あるある」と言いたくなる場面が多数ありつつも、普段ゲームをしない人でも物語が理解できるようゲーム用語はしっかりと劇中で補足されている。プレイに制限を課す“縛りプレイ”のゲーム実況を観ているような感覚にさせるアニメで、新たなダンジョンや強敵の登場、それをサンラクがどのように切り抜けていくかが見どころだ。エンディング終了後には、キャラクターや世界観を掘り下げるミニアニメ「シャンフロ劇場」もあるので最後までお見逃しなく。
【おすすめエピソード】
第3話「黒狼夜襲」
胸熱ポイント:宿敵となるモンスターとの出会い
物語が大きく動き出すこのエピソードでは、3000万人のプレイヤーが誰一人攻略できていないユニークモンスター・夜襲のリュカオーンにサンラクが遭遇する。前半では胸を熱くさせられる激しいバトルを展開。強敵・リュカオーンの猛攻や、素早く動き回るサンラクが迫力たっぷりの映像で表現されている。緊張感の溢れる状況ながら、純粋に強敵との戦いを楽しむサンラクの姿を見ると、彼のわくわくが伝わってくる。
後半は一転して、呪われてしまったサンラクが動揺するさまや、ともに旅をする
©硬梨菜・不二涼介・講談社/「シャングリラ・フロンティア」製作委員会・MBS