「異世界サムライ」は、齋藤勁吾がカドコミ(旧ComicWalker)で連載中のマンガ。無敵の侍・ギンコが、死に場所を求めて放浪していたところ、異世界に転移してしまったことから始まるファンタジー作品だ。2023年2月に連載がスタートすると瞬く間に人気を集め、開始から日が浅いにもかかわらず「次にくるマンガ大賞2023」「このマンガがすごい!2024」にランクイン。AnimeJapanが展開する「アニメ化してほしいマンガランキング2024」の投票作品にもノミネートされるなど、各所で話題となっている。
連載開始からちょうど1周年を迎える2024年2月22日に、待望の最新3巻が発売となった。コミックナタリーではこれに合わせて「異世界サムライ」の特集を企画。SNS上でファンアート──いわゆる“描いてみた”イラストの投稿が盛り上がっており、著者の齋藤がそれらを見て大いに喜んでいるという話を聞いて、コミックナタリーでも多方面で活躍するマンガ家・イラストレーター5人に、「異世界サムライ」のイラストを描いてもらった。また齋藤からも、イラストを受けてのコメントが届いている。
構成 / 鈴木俊介
戦国最強のサムライ娘が、異世界をぶった斬る!!
戦国時代末期。最強の剣豪・ギンコは自分より強いものとの死闘に飢えていた。戦場で散ってこそ武士の本懐──そうして斬って斬って斬りまくった末に、ギンコはこの世に自分より強い人間はいないのだと悟る。絶望の中、ふらり訪れた“転生寺”なる寺で、ギンコは「赦しはいらぬ」「敵がほしい」とさらなる戦いを渇望。すると仏の導きか、異形の怪物がはびこる異世界へと転移して……。
稲空穂
単行本発売時からの大ファンです! 私の家族も大ファンで、今回イラストを描かせていただけることを伝えたところ、私の単行本発売の時よりも喜んでおりました。
齋藤先生の描かれる世界、キャラクター、お話のテンポ、すべてが大好きです。カラーの鮮やかさ、モノクロでの勢いがありつつあたたかみのある線、大好きです。
これからどんな登場人物と出会い、どんな敵が出てくるのかワクワクしております。単行本おまけページの色々なギンコちゃんも密かに楽しみにしています。
これからも家族一同全力で「異世界サムライ」を応援していきます…!
プロフィール
稲空穂(イナソラホ)
静岡県生まれ。2017年に「おとぎ話バトルロワイヤル」でデビュー。近年は、老夫婦らの何気ない日常をハートフルに描いた作品「特別じゃない日」で注目を集めており、1月にシリーズ第4弾「特別じゃない日 思い出の映画館」を刊行した。2022年には静岡県湖西市の公式キャラ・うなぽんのデザインを担当。SNSで4コマ「うなぽんびより」も執筆している。
犬のかがやき
異世界物の導入の短縮について日々考えており、一話の導入を読んだとき
いいよ…が正解だったかぁ、と膝から崩れ落ちたのを覚えています。
3巻発売おめでとうございます。
プロフィール
犬のかがやき(イヌノカガヤキ)
2020年にX(旧Twitter)でエッセイマンガの投稿を開始。以後精力的に活動を続け、2022年には「犬のかがやき日記」としてKADOKAWAから単行本も刊行された。別名義になか憲人。同名義では2021年からコミプレで「とくにある日々」を連載しており、最新4巻が発売されたばかり。
ケイゴイノウエ
齋藤勁吾先生の「異世界サムライ」は以前より推させていただいておりまして!
何といってもギンコというキャラクターの造形が素晴らしく、
初めて見た時に「これは令和の発明だ!!」と衝撃が走った程です!
その日からずっと僕は「ギンコを早くフィギュア化しないと世の損失だ」と
周りに唱えて回っているのですが、未だ実現はされていない様ですので
フィギュア担当の方がいらっしゃったら早急によろしくお願いします!
今回まさかそのギンコを描ける機会が巡って来るとは思ってもいなかったので凄い嬉しいです!
これからも陰ながら応援しております!!
プロフィール
ケイゴイノウエ
大阪府出身。イラストレーターとしてEve、AdoらのMVイラストを手がけたほか、自身の立ち上げたアパレルブランドにてキズナアイとのコラボアパレルを販売するなど、マルチに活動している。2023年放送のTVアニメ「うる星やつら」第2クールでは、エンディングイラスト・映像を担当した。
ヒョーゴノスケ
まだまだ強さの底が見えないギンコ
見たい!! ギンコの限界ギリギリの闘いが見たい!!!!
プロフィール
ヒョーゴノスケ
広島県生まれ。児童書「暗号クラブ」シリーズ、絵本「いつでもカービィ」など多方面で活躍するイラストレーター。2017年には「映画ドラえもん のび太の南極カチコチ大冒険」のイメージボード・ポスターを手がけたことで注目を集めた。2018年にはマンガ家として、コミックエッセイ「今日も娘と。」を上梓している。
優しい内臓
色々な表情を見せてくれるギンコちゃんがとってもかわいいです!!
ギンコちゃんの他にも魅力的な女の子がたくさん出てきますがどの子も強い!!
化け物になって殺されたいですね。どの子に殺されるかなやみます。グルニカ様が捨てたガム食べたい。
プロフィール
優しい内臓(ヤサシイナイゾウ)
2020年、まんがタイムきららキャラット(芳文社)に「死神ドットコム」がゲスト掲載されデビュー。同作は好評を得て連載化、2022年末まで約2年にわたり誌面を彩った。2023年には同じくきららキャラットにて、新作「このままモブじゃ終われない!」を発表。こちらも2024年1月より連載をスタートさせている。
稲空穂さん
暖かい色使いで、普段はあまり見ることのないのほほんとした楽しげな雰囲気が最高です!
犬のかがやきさん
ちょっとやさぐれた表情のギンコちゃんが妙にツボでお気に入りです!
ケイゴイノウエさん
月をバックに構えたギンコちゃんがめちゃくちゃかっこよくて感激です!そこはかとない時代劇っぽさ!
ヒョーゴノスケさん
デフォルメの効いた絵柄、なおかつギンコちゃんの良さを原作以上に引き上げられた一枚!とても好みです!
優しい内臓さん
色々な表情のギンコちゃんをありがとうございます!細部まで丁寧に描き込まれていて、作者として最高に嬉しい一枚です!
皆さん、素晴らしいイラストをありがとうございました!
プロフィール
齋藤勁吾(サイトウケイゴ)
山形県出身。2014年、読み切り「RED HIT GIRL」が少年ジャンプNEXT!!(集英社)に掲載されデビュー。2018年からは週刊少年チャンピオン(秋田書店)で「アカトラ」、2020年からは少年ジャンプ+で「傷だらけのピアノソナタ」を連載した。現在はカドコミ(旧ComicWalker)にて「異世界サムライ」を連載中。