「ヒナまつり」|ついに完結!連載10年の歩みがまるっとわかる「ヒナpedia」

ロックージョン伝説 ~ロックージョンって何?未来を握る鍵を追った!~

世界の未来を左右する“ロックージョン”。物語後半の大きな軸となるこの概念は、2巻からすでに登場していたのを覚えているだろうか。

そもそもロックージョンとは?

「ヒナまつり」第9話より。

ロックージョンとは、山本アツシが率いるバンド・セントラルパークが掲げる、ロックとイリュージョンを組み合わせた新しい音楽ジャンル。初めてロックージョンが誕生したのは、ヒナとセントラルパークが出会った第9話のこと。その後、ヒナとセントラルパークは異なる道を歩んでいくが、ロック×イリュージョンの可能性に魅せられたアツシたちは、ロックージョンの完成を追い求めていく。

ロックージョンと超人会

「ヒナまつり」第61話より。

ハルによると、未来で超能力者を生み出した組織・超人会のトップは、なんと山本アツシだという。なぜ一介のバンドマンが、そんな力を持つようになったのか。話は第47話まで遡る。ヒナ頼みのロックージョンから脱却すべく、イリュージョンの勉強を始めたアツシがたどり着いたのは、ヒナと同じ力を持つ少女・マオが所属する超人拳法の道場だった。マオに付き従い、彼女の“気功”の真髄を学ぼうとするアツシ。第61話でそれが超能力であることを明かされても、「気功が超能力に変わっただけで、やる事は同じだぜ!!」とその意思は変わらない。

「ヒナまつり」第80話より。

マオたちが日本で始めた超人フィットネスは、順調に店舗数を拡大。それに伴い、本国にいる超人拳法の師父への送金額も増えていった。しかし第80話で、師父たちが超人フィットネスの儲けで豪遊していたことが発覚する。怒りに震えるアツシの言葉に共感したマオは、彼の力になろうと決意。マオの超能力で超人拳法開祖の伝説を再現し、師父をぶっ飛ばしたアツシは、一躍超人拳法のトップへと躍り出るのだった。

ロックージョンライブをやろう!

第92話より。

ハルの話を裏付けるように、強大な力を手に入れてしまったアツシ。このままではマズいと感じた新田は、ロックージョンライブをアツシにやらせることで未来を変えようと目論む。しかし第76話で、肝心のセントラルパークは解散してしまっていた。元バンドメンバーのヒナが、バンド復活に向けて散り散りになったメンバーに声をかけて回るが、彼らの意思は変わらない。腹をくくったヒナは、アンズとマオを誘い、自分たちがセントラルパークを受け継ぐことを決意する。

「ヒナまつり」第113話より。

驚異的なスピードで、アツシを唸らせるほどの演奏スキルを会得したヒナたち。あとはライブを成功させるだけ──新田と、いつの間にか全米1位の通信会社のCEOに成り上がった瞳は、彼らにふさわしい大舞台を用意するために動き出す。しかし、そこに思わぬスキャンダルが噴出し……。サイキックガールズたちの渾身の演奏は、最終19巻で見届けよう。