花とゆめ創刊45周年特集 第9回|赤松健、池田エライザ、冲方丁、おかずクラブ、斉藤壮馬、佐藤聡美、成瀬瑛美、吉田豪が花ゆめ愛を告白

花とゆめの創刊45周年を記念して4月からお届けしてきた連載企画も、本特集でフィナーレ。最後を飾るのは、花ゆめファンからのお祝いコメントだ。1974年の創刊以来、マンガ家をはじめ花ゆめに関わる人々が真摯に雑誌・マンガ作りを続けてきたからこそ、性別も年齢も違う幅広い著名人ファンからの愛に溢れる言葉が集まった。それぞれが思い入れのある作品や思い出話に花を咲かせる様子を堪能してほしい。

赤松健(マンガ家)

「動物のお医者さん」は今でも読み返す愛読書

花とゆめ創刊45周年、まことにおめでとうございます!私が購読していたのは80年代後半で、当時はLaLaも買わせて頂いておりました。最初は「なんて素敵にジャパネスク」目当てでしたが、ぼく地球やグリーンウッドなども大好きで、中でも「動物のお医者さん」は今でも読み返す愛読書となっています。実は2001年に「フルーツバスケット」と拙作「ラブひな」が、同じ漫画賞の少女部門&少年部門を受賞しており、そのとき高屋先生と同じ壇上に立つことができました。大変光栄であります。あれももう18年も前の話なのですね。

池田エライザ(女優)

池田エライザ

全ページ尊い

花とゆめ45周年おめでとうございます!! 中学生の頃から読み始めて、沢山のトキメキと希望をくださった花とゆめが今も多くの方々に愛されていることが、私も幸せです!
連載中の作品「コレットは死ぬことにした」を追いかけて読み続けているのですが、全ページ尊くて、どんなに疲れて帰ってきた日でも、心から癒されています。ハリー!ガイコツー!柊ちゃん!!コレット!ハデス様ー!みーんな大好きです!素敵な作品を生み出し続ける作家様、そして花とゆめ編集部の方々に感謝しています!

冲方丁(作家)

花とゆめは今の自分に強く影響を与えている

花とゆめ、45周年おめでとうございます。長年愛読しており、特に高校生の頃は、物語作りの教科書の一つとして大いに勉強させて頂きました。独特の切り口、当時の少年マンガとは異なる群像劇、感情に訴えるテーマ作りなどなど。当時たまたま読むことが出来た様々な短編作品も、超長寿となったシリーズも、今の自分に強く影響を与えて下さいました。これからも多くの読者に、素晴らしい世界と物語を見せ続けて下さることを楽しみにしております。

おかずクラブ(お笑い芸人)

おかずクラブ。左からオカリナ、ゆいP。

ゆいP「フルーツバスケット」は断然夾派

花とゆめ創刊45周年おめでとうございます。
花とゆめとの出会いは私が小学生の時でした。
当時通っていた学童の本棚に並べられており、心を惹きつける鮮やかな表紙に、一度聞いたら忘れられない花とゆめというタイトルがとても印象的でした。
特に思い入れがある作品は「フルーツバスケット」です。
中学生の時に友達と単行本の貸し借りをしたり、透がどっちとくっつくのかで論争になりました。
(私は断然夾派でした。)
出てくるキャラクターが多い中、みんな個性的で、笑い、感動、恐怖、愛、いろんな要素がその都度私の心を震わせ、漫画っていいなぁ。と何度も思わせてくれました。
その頃から随分時間は経ちましたが、あの時の感動衝撃は今も大切な宝物です。
あの時にしか感じることが出来ない感覚を沢山くださった花とゆめに心からありがとうを伝えたいです。
これからも少年少女たちに夢を与えて続けてください!!!応援しています!

オカリナ人生で初めて買ってもらった単行本が「赤ちゃんと僕」

花とゆめ創刊45周年おめでとうございます。
私が人生で初めて買ってもらった単行本が「赤ちゃんと僕」で今でも実家の本棚に並んでいます。
お金持ちの友達の家にあったのを読んで夢中になり親にねだって買ってもらいました。
この出会いがなければ私はマンガを今ほど好きにならなかったと思います。素敵な出会いをありがとうございました!

斉藤壮馬(声優)

斉藤壮馬

ぼく地球を語らう友達がほしいです!

花とゆめの創刊45周年、おめでとうございます!初めて花とゆめコミックスを読んだのはおそらく小学生のころで、母が持っていた『ぼくの地球を守って』でした。そこから日渡先生の漫画にはまり、妹と一緒に記憶鮮明シリーズを集めたものです。思えばこの漫画が、SF・オカルト好きになるきっかけのひとつだったかもしれません。性別、年代問わず多くの方に愛され続けている花とゆめコミックス、本当にすごいですよね!当時も今も、とにかく未来路さんが大好きです。でも一成くんも好き。ぼく地球を語らう友達がほしいです!いつの世も変わらぬときめきをありがとうございます!

佐藤聡美(声優)

佐藤聡美

まっすぐなヒロイン達から学ぶ「芯の強さ」も花とゆめ作品の魅力

花とゆめ創刊45周年おめでとうございます!

私にとって花とゆめは「お姉さんが読む少女漫画雑誌」というイメージがあったので、中学生だった当時初めて自分のお小遣いで花とゆめを買って、なんだか少し大人になったような感動と興奮で目の前がキラキラした時のことを ふと、思い出しました。自分の学生時代を振り返ると、必ずその時好きだった作品も一緒に思い出すくらい「花とゆめ」は私の青春の傍らにいてくれた大切な存在です。

大好きな作品を挙げればキリがありませんが、「ぼくの地球を守って」「花ざかりの君たちへ」「紅茶王子」「フルーツバスケット」「よろず屋東海道本舗」は、特に好きでコミックスを買って繰り返し何度も何度も読んでいました。
特に、今でも大好きなのは高尾滋先生の作品です…!! 「ディア マイン」「ゴールデン・デイズ」「てるてる×少年」「いっしょにねようよ」…どの作品も、なんとも形容しがたいときめきをくれるので、読むたびに喉の奥が、きゅぅうう~~~!!っとなります…!!!!
「ディア マイン」の和久寺風茉くんは、私の理想の男の子像を丁寧にラッピングしてリボンがけまでしてくれた様な…理想が詰まっているどころじゃない、とにかく素敵なキャラクターで学生の頃から今でも変わらず夢中です。笑

夢中といえば…!! 当時夢中になって読んでいた「フルーツバスケット」に、花島咲役で出演しているのが今でもなんだか不思議で…。月並みですが、当時の自分に教えたらびっくりしそうですね。

素敵な恋愛の物語も魅力ですが、可愛いだけじゃなくまっすぐなヒロイン達から学ぶ「芯の強さ」も花とゆめ作品の魅力だと思いますし、私の根幹はそこにあるような気もしています。

長くなりましたが改めまして、花とゆめ創刊45周年おめでとうございます。
これまで、色褪せない輝きを持つ沢山の作品に出会わせて下さり本当にありがとうございました。これからも、胸が踊るような沢山の作品に出会えることを楽しみにしております!

成瀬瑛美(アイドル)

成瀬瑛美

私の口癖「わはは☆」は「銀のロマンティック...わはは」の影響に違いない

花とゆめ創刊45周年おめでとうございます!!!☆
幼い頃から漫画好きの母がとても良く読んでいたのが、憧れの花とゆめコミックスでした。
オールジャンルでキュンキュンとドキドキワクワクを兼ね備えたどんな作品が飛び出すのかと希望でしかない雑誌が常に側にあるというどうにもハピネスな環境…
小学生位からはその影響で私もすっかり花とゆめの単行本を集めるようになりました。特に日渡早紀先生作品に夢中でした。
私の口癖「わはは☆」も物心付いた頃からお部屋にあった母の大好きな「銀のロマンティック...わはは」の影響に違いないと思っています!笑
これからも数々の素敵な作品を読める事、楽しみにしています。ずっとずっと応援しています。
本当におめでとうございますーヽ(*´∀`*)ノ!☆

吉田豪(プロインタビュアー)

『花ゆめ』でのデビューを目指していた

一時期、本気で漫画家になろうと思って、普通にデビューしたら目立たないから『花ゆめ』でのデビューを目指していたことがありました。魔夜峰央先生には「なればよかったのに」と言われたけど、漫画もバンドも自分には才能がないことに気付いて、早めに方向修正できて良かったといまでは思います。もともと姉の影響で魔夜峰央作品や川原泉作品にハマり、高校時代に『修羅』という老舗の音楽ミニコミのスタッフになり、その女性編集長宅で読んだのが『花ゆめ』と『ASUKA』でした。そして、すぐに『花ゆめ』を定期購読し、遠藤淑子作品にハマり、『動物のお医者さん』ポーチの全員プレゼントに応募するまでになったんですが、当時無職の金髪男が『花ゆめ』を読むのはハードル高すぎて、まるでエロ本を捨てるように深夜こっそり青年誌に挟んでゴミ捨て場に持っていってました。あからさまに不審者!

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