「ガールズ&パンツァー 最終章」第3話|準決勝に進んだのは?激闘の行方を見届けた岩井勇気、紀伊カンナ、小林勇貴、島本和彦、林家三平が大興奮コメント

全6話構成で、「無限軌道杯」に参加した大洗女子学園戦車道チームの戦いを描く「ガールズ&パンツァー 最終章」。現在上映中の第3話では、第2話から続く大洗女子学園と、新たな戦法で急成長を見せる知波単学園の激闘に終止符が打たれる。物語も折り返しを迎え、ついに出揃ったベスト4。さらに迫力に磨きがかかった映像で、試合はますます熱を帯びてきている。

コミックナタリーでは、「ガルパン」愛に溢れる著名人を迎えた特集を全2回で展開。第1回では、第3話の激闘を見届けた岩井勇気、紀伊カンナ、小林勇貴、島本和彦、林家三平の5人からコメントを頂戴した。細かいシーンにも言及したコメントを参考に、もう一度劇場へ足を運んでみては。

構成 / 粕谷太智

岩井勇気(ハライチ)

岩井勇気(ハライチ)

1「最終章」第3話の感想

かなり予想していた展開とは違って驚きました! 前々からアニメでは継続高校の不気味さが描かれてはいましたが、そこにスポットが当たって、解き明かされていくことにゾクゾクします。毎回追い詰められてからの、みほの機転を皆さん楽しみにしていると思うので、そこにさらに期待させられる第3話! より戦車の動きの激しいシーンが多いのでこの迫力は劇場で観ましょう! パンツァー・フォー!

第3話では、カチューシャが手影絵にハマっていることを話していた。
2「最終章」第3話のお気入りのシーン

個人的にはプラウダ高校のクラーラとノンナのロシア語での会話シーンが最高に好きなので、今回はそれがあっただけで僕は勝ちました。ありがとうございます。カチューシャの「日本語で話しなさいよ!」までがセット。

岩井勇気(イワイユウキ)
1986年7月31日生まれ、埼玉県出身。幼なじみの澤部佑とお笑いコンビ・ハライチを結成し、ボケを担当。現在「おはスタ」(月曜レギュラー)、花澤香菜とともにMCを務める「まんが未知」などのテレビ番組に出演しているほか、「ハライチのターン!」といったラジオ、「ハライチ岩井勇気のアニ番」などのネットでもレギュラー番組を抱えている。2019年には小説新潮での連載をまとめたエッセイ集「僕の人生には事件が起きない」を刊行。
紀伊カンナ

紀伊カンナ

1「最終章」第3話の感想

今までと違い第3話は怒涛の試合てんこ盛り回だったのでずっと翻弄されっぱなしでした。最後はそこで終わるんか~いで幕が下りたので呆然とEDを聴きました。
ガルパンの世界においてみほさんは最強の生き物すぎるので4話において大洗の皆さんがどう立ち回るのかが大変楽しみです。

2「最終章」第3話のお気入りのシーン

大洗対知波単戦のあんこうチームの分担変え、麻子ちゃん体幹が強すぎる、操縦手の秋山君は最高。
エリカさんの勝利の笑顔、かわいいです。マリー様の就寝シーン、蚊帳無しで大丈夫かしらと心配になりました。
自分が思うガルパンの面白さの一つが戦車に普通の女の子が乗っている事なので今回もそれらが垣間見れてうれしかったです。

紀伊カンナ(キイカンナ)
2010年より「庭」名義でイラストレーターとして活動。on BLUE(祥伝社)にて、「海辺のエトランゼ」を読み切りとして発表し、これがデビュー作となる。その後、好評を受け2014年に同作の連載をスタート。「海辺のエトランゼ」は2020年に劇場アニメ化も果たした。続編となる「春風のエトランゼ」はon BLUEにて連載中だ。そのほか「雪の下のクオリア」「魔法が使えなくても」などの作品に加え、2020年には初画集「queue -Kanna Kii artbook-」を刊行。キャラクター原案を務めた劇場アニメ「アイの歌声を聴かせて」の公開を2021年に控える。
小林勇貴

小林勇貴

1「最終章」第3話の感想

闇夜、森林、漂う霧、カメラに向かって飛び散る泥、十数時間の死闘。
開幕早々、疲労と緊張感が伝わってくる。重厚感も見慣れてくれば淡々としてしまいそうなところを、主観と客観の映像を巧みに組み合わせて生み出される軽快なテンポ! 照明弾とともにあがる演出のテンション。全カット超かっこいい! 前話から間があっても自然に引き戻される。冬季無限軌道杯第2回戦後半!

交流のあったアヒルさんチームを見事に撃破するも、福田に笑顔はなかった。
2「最終章」第3話のお気入りのシーン

アヒルさんチームとの激闘後の福田はるさんの表情。
なんとも言えない切なさに心打たれました。

小林勇貴(コバヤシユウキ)
1990年9月30日生まれ、静岡県出身。デザイン会社で働きながら自主映画「TOGA」「絶対安全カッターナイフ」を制作し、動画サイトに投稿する。「孤高の遠吠」でゆうばり国際ファンタスティック映画祭2016オフシアター・コンペティション部門のグランプリを獲得。間宮祥太朗が主演を務めた「全員死刑」で商業映画デビューを果たす。以降、「逆徒」「へドローバ」「爆裂魔神少女 バーストマシンガール」などを発表。TVドラマでもコンスタントに監督を務め、2019年に手がけた「スカム」はギャラクシー賞テレビ部門を受賞した。
島本和彦

島本和彦

1「最終章」第3話の感想

前半の“知波単決着編”はもうさすがと言うしかない展開。このメンバーの心の美しさはもう知波単が主人公でも構わないと思わざるを得ないほどに愛しすぎる。前回も「人間的成長」を見せた知波単学園が今回も泣かせる……。完全に「物語上は敵だが俺だけは応援する頑張れ!!」状態だ。しかもラストの決着展開は観てる方も「しまったやられた!!」と隙をつかれる感情移入完璧の演出! 水の中から出てくるカミ車の凝った動きももう早くディスクを買って「コマ送り」で観ないと心が落ち着かない。後半の“戦い速報編”もお得感満載!! どの学園も負けてほしくない!! 心の中で「ああっどっちを俺は応援すればいいのだ⁉」と思っているうちに決着がついてしまう申し訳なさ!! 「すまん、俺が応援してたら……」と心の中で泣きながら謝る経験は是非みんなに共有していただきたい!!

試合には負けたが、帰りの列車の中で爽やかに大洗学園へのお礼の手紙を書く知波単学園の面々。
2「最終章」第3話のお気入りのシーン

夜間の戦いなので砲撃の火花の形が美しく映える映える!!
知波単戦で秋山殿が麻子さんの命令通りにハイテンションで森の中を運転するシーンや、帰りの列車の中で感謝の手紙を書く知波単学園メンバー、さらにエンディングに登場する知波単学園メンバーも最高だった!!

島本和彦(シマモトカズヒコ)
1961年4月26日北海道池田町生まれ。本名は手塚秀彦(てづかひでひこ)。1982年、週刊少年サンデー2月増刊号(小学館)にて「必殺の転校生」でデビューし、1983年より少年サンデー(小学館)にて「炎の転校生」を連載開始。代表作は「逆境ナイン」、「吼えろペン」など。「贋作・アニメ店長」「逆境ナイン」「アオイホノオ」「炎の転校生」は舞台、映画、ドラマなど実写化が展開された。現在ゲッサン(小学館)にて「アオイホノオ」を連載中。またサンデーGX(小学館)では「吼えろペンRRR」が不定期に掲載されている。執筆業の傍らTSUTAYA千歳サーモンパーク店、アカシヤ書房ちとせモール店、さらに株式会社ダスキン アイビックも経営している。
林家三平

林家三平

1「最終章」第3話の感想

今までそれほど強敵ではなかったチームの成長が喜ばしい最終章。知波単の“風が吹けば桶屋が儲かる作戦”!!、そう、「ガルパン」のチームが立てる作戦名もこの作品の楽しみです。みほ率いるあんこうチームの“チョウチンアンコウ作戦”も意外な展開に、最終章ですが初めて4歳の息子と“ウォー”と叫びながら拝見しました。さあ準決勝はどうなるか大洗女子学園。その前にハバネロクラブで1杯やりたいですね。

夜の森でアヒルさんチームと知波単学園の福田たちがデッドヒートを繰り広げる。
2「最終章」第3話のお気入りのシーン

知波単の福田ちゃんが乗る九五式とアヒルさんチームの乗る八九式との対決。夜の森を走りまくるシーンは迫力満点!! 「突撃するために戦っていたのに、勝つために戦うぞという意思を感じます」という優花里のセリフにオーッ、成長した知波単を感じさせました。

林家三平(ハヤシヤサンペイ)
1970年12月11日生まれ、東京都出身。本名、海老名泰助。七代目林家正蔵を祖父に、初代林家三平を父に持ち、中央大学国際経済学科入学後の1990年に林家いっ平として落語家の修業に入る。2002年に真打に昇進し、浅草芸能大賞の新人賞を受賞。2009年に二代林家三平を襲名した。大喜利メンバーとして「笑点」に出演するほか、茨城・大洗町でも定期的に落語会を開催している。

2021年4月19日更新