「衛宮さんちの今日のごはん」6巻特装版に付属する「衛宮さんちのレシピ本」には、単行本1巻から3巻までに描かれた32エピソードのレシピがすべて収録されている。ここではTAaと只野の対談内で言及があった5つのレシピを、その料理が登場した「衛宮ごはん」のエピソードとともにに紹介する。
「あったか寄せ鍋」が登場する第1話(1巻収録)のあらすじ
雪が降り始めた冬木市。こんな日はみんなであったかい鍋!ということで、士郎は夕飯に寄せ鍋を選択。鍋つゆを作り、鱈、えび、あさり、白菜、長ネギなどを用意しているうちに、桜とライダー、藤ねえたちが続々と衛宮邸に帰ってくる。みんなで鍋に舌鼓を打ち、すっかり鍋が空になってしまっても、セイバーのお腹はまだ物足りないようで……。シメの雑炊の作り方もチェック!
「春のちらし寿司」が登場する第3話(1巻収録)のあらすじ
突如藤ねえに華やかな着物を着せられたイリヤスフィールは、セイバーにエスコートされて衛宮邸へ。居間にいくと士郎が作り、桜がかわいく飾り付けたちらし寿司、凛による雛人形型の寿司がイリヤを待っていた。この日は3月3日、桃の節句。みんなからイリヤへのサプライズの行方は……。
「遠坂さんの五目炒飯」が登場する第8話(1巻収録)のあらすじ
遠坂邸の掃除にやってきた士郎と桜。昼食の時間になり、「私が作るわ」と2人のために腕を奮おうとする凛に対し、桜は「あ、あの 私 お手伝いします」とおずおずと申し出る。中華料理が得意な凛が選んだ料理は炒飯。凛と桜の姉妹は、ぎこちないながらも2人仲良く料理を開始する。
「フライパンだけで作るローストビーフ」が登場する第11話(2巻収録)のあらすじ
士郎、凛、桜、セイバー、ライダーは、イリヤのアインツベルン城で開かれるクリスマスパーティにお呼ばれ。セラとリズが作った豪勢なディナーとともに、士郎お手製のローストビーフも食卓に並んだ。士郎が奮発した肉は、セラに「普段お嬢様はこちらよりもグレードの高いお肉を召し上がっている」と言われてしまうが、その真意は……?
「柿のオードブル」が登場する番外編①(2巻収録)のあらすじ
アーチャーは偶然助けたネコさんに誘われ、士郎のバイト先である酒屋・コペンハーゲンを訪問。ひょんなことから藤ねえの置いていった大量の柿を、コペンハーゲンの調理場で料理することに。彼が作り出したのは、柿とクリームチーズの包み揚げ、柿のベーコン巻き、柿サラダと柿ドレッシングという柿尽くしのオードブル3種! 藤ねえ曰く“士郎のより洗練されている”というアーチャーの絶品料理をぜひご自宅で。
本を見ながら料理をするのに便利
コデックス装
「レシピ本を作りたい」という思いを温めていたTAaがこだわったポイントが、製本方法。本を開きやすく、手で押さえなくても見開きの状態を保つことができる。レシピ本を見ながら調理をしやすい、うれしい工夫だ。
「衛宮ごはん」制作チームの全力!
32エピソードの全料理カラー写真
+描き下ろしイラスト
1~3巻に収録された全料理を、レシピ本のために只野まことがKADOKAWAのキッチンスタジオで調理。只野が料理を作っている間に、TAaとカメラマンが撮影&セッティングして合計5日間かけて写真を撮り下ろした。TAaのマンガの絵だけでなく、実物の写真があると完成イメージも湧きやすい。なおレシピ本にちりばめられたミニキャラは、TAaの描き下ろしだ。
只野まことが全面改稿
よりわかりやすくなったレシピ
マンガの最後のページについていたレシピを、料理監修・只野まことが改稿。レシピ本では「マンガ描写がなくてもわかりやすく」をモットーに、レシピのみで成立するように細かい調整を行った。細かい補足も充実しており、読めば料理の腕が上達するかも!