特定の推しを作らないようにしている
──せっかくなので西山さんの“推し活”についてもう少し詳しく伺いたいんですが、西山さんの推し対象というと、やはり藤井隆さんとハロー!プロジェクトが筆頭になりますよね。
そうですね、はい。
──“タカシ推し”については音楽ナタリーでの藤井さんご本人との対談で詳しく語られていましたので(参照:憧れの藤井隆とついに対面!西山宏太朗の愛が弾け出し、タカシも思わず「最高!」)、今日は主にハロプロについて聞かせてください。そもそもの入口はモーニング娘。の「サマーナイトタウン」だったそうですが、誰か特定の推しはいましたか?
小学生時代はなっち(安倍なつみ)が好きでしたね。歌番組やバラエティ番組を観ていても、主になっちを中心に応援していました。
──あ、明確にいたんですね。その後は?
その後中学生になって、一旦ハロプロを熱心に応援することから離れた時期があるんですけど、あるとき……声優養成所に入ったくらいのときですかね、YouTubeを観ていたらスマイレージ(現アンジュルム)が出てきて。まだデビュー前のタイミングで、「ぁまのじゃく」とかを歌っていた頃なんですけど、「何この子たち!? こんなに完成度高いのに、まだデビューしてないんだ?」と衝撃を受けたんですよ。それで調べてみたらハロー!プロジェクトのグループということがわかって、楽曲プロデュースをつんく♂さんが手がけていることも知り、「小学生時代につんく♂さんの歌を聴いて育った自分が、またここに帰ってきたんだな」と1人で勝手にエモくなりまして(笑)。
──スマイレージきっかけでハロプロに戻ってきたんですね。
それからまたハロー!プロジェクトの情報を集めるようになって、当時のいわゆる“プラチナ期”と言われる時期のモーニングにハマり、センターを張っていた高橋愛ちゃんを応援するようになりました。その少し後に9期が入ってくるんですけど、その中に鈴木香音ちゃんという子がいまして……彼女の笑顔と溌剌とした歌声がめちゃくちゃ素敵!と思って、夢中で応援していましたね。
──ということは、けっこうずっとモーニング娘。中心なんですね。
でも、今は「この子を単体で推している」みたいなのは特になくなりましたね。「みんな違ってみんないい」みたいな(笑)。やっぱりまずは曲が好きというのが中心にあるし、どのグループにもそれぞれのよさがあるから、逆に特定の推しを作らないように意識している部分もあるかもしれないです。
──これは単なる個人的な印象ですけど、ハロヲタってだいたいみんな最終的にはそうなっていきますよね。
末路みたいな(笑)。
──完成形と言ってください(笑)。
あははは、完成形ね。
──例えばこの記事を読む読者に向けて、今注目してもらいたいハロメンを挙げられたりしますか?
うわー、そんなのめちゃくちゃいっぱいいる(笑)。難しいですけど……今、特にアツいなと思うのはJuice=Juiceですかね。年上組と年下組のバランスがめちゃくちゃいいんですよ。5月の武道館公演を観に行ったんですけど、みんなで力を合わせて同じステージを作りあげている感じがすごくあって、グループとしての強度がすごく高まっている中に、さらに期待の新メンバーとして川嶋美楓ちゃんが入ってきて。
──その武道館でお披露目がありましたね。
美楓ちゃんはハロプロ研修生出身で、Juice=Juice加入前に研修生発表会というイベントでベストパフォーマンス賞を受賞しているんですけど、もともとモーニング娘。がすごく好きで田中れいなさんに憧れて入ってきた子だからモーニングに入ってれいなのパートを引き継ぐ展開もエモいなみたいなヲタクとしての思いもあったんですけど個人的にはモーニングじゃないほうが彼女のよさが生きるんじゃないかと勝手に思ったりもしてたからJuice=Juiceに決まったときはもうガッツポーズで(以下、Juice=Juiceおよび川嶋についての熱のこもったトークが5分以上にわたって続く)。
──そんなふうに溢れんばかりの熱いハロプロ愛を持っている西山さんですけど、今年4月から「ハロドリ。~HELLO!PROJECT 25YEARS~」のナレーションを務めていたり、仕事でハロー!プロジェクトに関わる機会がありますよね。
そうなんですよ……!
──「推しと仕事する」って、向き合い方がけっこう難しいんじゃないかと想像するんですけども。
いや、それがですね、推しとの向き合い方としては「ハロドリ。」が僕にとっては一番ありがたい形なんですよ。というのも……例えばラジオとかで共演させていただく機会はこれまでにもあったんですけど、それだとちょっと緊張しすぎてオドオドしてしまうんです。接近戦がダメなタイプなので(笑)、握手会とかも昔から苦手で。
──なるほど。その点、番組のナレーションだったらメンバーに直接会うわけじゃないから……。
そう。なおかつオフィシャルな形で関われるという幸せも味わえるから、距離感的にすごくちょうどいいんです。それに、自分が推しと関われる喜び以上に、「この子たちのことをいろんな人に知ってもらいたい」という一心でできる仕事なんですよね。僕がハロー!プロジェクトの皆さんに感じているものって、突き詰めると“感謝”なんですよ。生まれてきてくれてありがとう、アイドルになってくれてありがとう、歌って踊ってくれてありがとう。それは番組のスタッフも同じで、メンバーを我が子のように見ているのが伝わるから、すごくアットホームで楽しい現場なんですよね。ありがたくやらせてもらっています。
推し活は感謝で回ってる
──ちょっと変化球の質問になりますが、例えば西山さんがこれまでに演じてきたキャラクターの中に「この子は推せる」みたいな存在はいたりしますか?
それこそ、今日のネイルは「アイドリッシュセブン」のŹOOĻというユニットをモチーフにデザインしていただいたものなんですね。僕はそのŹOOĻのメンバーの1人である棗巳波くんというキャラクターの声をあてさせていただいているんですけど、彼なんかは推せるポイントだらけですよ。
──ネイルにするほど。
そうなんです。巳波くんは一見かわいらしい見た目なんですけど、けっこう毒舌だったり、丁寧な口調で人の痛いところを突くような、いやーな一面があったりするんです(笑)。その一筋縄ではいかないミステリアスさ、ギャップが魅力だなと思います。知れば知るほど、もっともっと彼のことを知りたくなる。
──しかも、クールぶっているくせに内面には熱いものを抱えていたり。
そうなんですよ! 彼を演じていると、僕自身も新しい自分と出会えるんです。だからやっぱり感謝ですね、彼にも。出会わせてくれてありがとう。……今思いましたけど、推しって感謝なんですね。巳波くんにも感謝、ハローにも感謝、タカシにも感謝(笑)。本当にありがたい。
──一方で、西山さんは逆にファンの方から推される立場でもあるじゃないですか。特に声優さんの場合はキャラクターを背負ったうえで推してもらうパターンもあるし、推されることの難しさってあると思うんですよね。
確かに難しい部分もありますが、それもやっぱり感謝ですね(笑)。それに尽きます。推し活は感謝で回ってる。
──おお、名言。
(笑)。例えば以前、「西山宏太朗写真展 N」という写真展を開いたことがあるんですよ。声優なのに声と一切関係のない催しだったんですけど、にもかかわらずたくさんの方が来てくださって。会場にはメモ帳みたいなものが置いてあって、そこにメッセージを書いて壁に貼れるようになっていたんですね。壁いっぱいに「最高でした」とか「うれしかったです」とか手書きの文字がたくさん貼られているのを見たときに、めちゃくちゃうれしくなって。声を聴けないコンテンツであってもそうやって応援してくれる人が、少なくともこのメモ帳の数だけここに来てくれたんだと思うとすごく励みになりましたし、もっとがんばろうと改めて思いました。感謝でしかないですね。
──ちょっと強引に結びつけますが、そんなファンの方々に「全自動ディーガ」をオススメするとしたら、どんな使い方をしてもらいたいですか?
あははは(笑)。そうですね……あの、推しって、時としてだらけてしまうときもあるんですよ。テレビ出演の告知を忘れちゃったりとか。
──いろんな方の「今日かと思ってたら昨日オンエアでした」みたいなツイートをよく見かける気がします。
そう、ありますよね(笑)。そんなときに「全自動ディーガ」があれば、後から言われても「私は全部録画できているので観られます!」というふうに、心のゆとりが生まれると思いますので。推しのおっちょこちょいもカバーしてあげるくらいの気持ちで(笑)、生活に取り入れてみてはいかがでしょうか。
──推しはダメなところもかわいいですからね。
そうそう(笑)。
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プロフィール
西山宏太朗(ニシヤマコウタロウ)
10月11日生まれ、神奈川県出身。81プロデュース所属。主な出演作は「あんさんぶるスターズ!」(深海奏汰役)、「学園ベビーシッターズ」(鹿島竜一役)、「メジャーセカンド」(佐藤光役)、「アイドリッシュセブン Third BEAT!」(棗巳波役)、「RE-MAIN」(岡栄太郎役)、「わたしの幸せな結婚」(辰石幸次役)など。2018年には「第12回声優アワード」にて新人男優賞を受賞する。2020年10月にはミニアルバム「CITY」をリリースし、アーティストデビュー。以降、ソロアーティストとしても音楽活動を行っている。ハロー!プロジェクトメンバーの番組「ハロドリ。~HELLO!PROJECT 25YEARS~」では、ナレーターを担当。6月29日にはフォトブック「たろりてぃっく」が発売された。