2人が気になるキャラクターは？

──これまでダグとキリル、そしておふたり自身についてお話を伺ってきましたが、ほかにも気になるキャラクターはいますか？

三上　みんな個性が強いから気になりますよね。でも、僕はやっぱり上田燿司さんの語りが好き。思わず笑っちゃうんですよね。2話以降も面白いので、皆さんにもそこは注目して聴いてほしいですね。

天﨑　僕はトラヴィスが気になりますね。一見デキる上司っぽくも見えるんですけど、第1話の後半ではキリルとの「オカッパ」「パーマ」論争があったり……（笑）。あれだけキリルと対等に言い合える大人のキャラクターっていうのもなかなかほかにはいないと思うので、それは面白いなって思いました。

三上　2人はちょっと似ているところがありそうだよね。

天﨑　そうなんですよね。なのでキリルとトラヴィスのやり取りは、今後も気になるところだなと思います。

三上　ほかのバディたちも個性豊かだし。

天﨑　バディがダグとキリルだけじゃないので、それぞれの魅力を楽しんでもらえたらなと思います。

三上　女性キャラクターもかわいい子が多い。パッとすれ違う女性警官だったり、ニュースキャスターだったり、美人な子が多いなって。

天﨑　確かに。それも、わかりやすいかわいさだけじゃないのがいいですよね。例えばマックスはかなりパンチのある見た目ですけど、一瞬で見てマックスだとわかる個性もすごく素敵ですし。似ているキャラクターがいないので、それぞれのかわいさがあるなと思います。あと、キャラクターではないんですけど、僕は刑事にはリボルバーを持っていてほしいなと思っていて。だからダグが持っている拳銃がリボルバーなのがいいなって思いました。車両や武器も、どこか少しだけ昔の作品を感じさせられるデザインなのが、今の僕らにとってはむしろ新しく見えたりして。それもカッコいいなと思いました。

新たなバディは「じゅん＆たけし」？

──ダグは「ベテラン」、キリルは「オカッパ」というようにSEVEN-O内では各メンバーにあだ名が付けられていますが、おふたりは呼んでほしいあだ名などありますか？

三上　僕、今まであんまりあだ名で呼ばれたことがなかったんですよ。「三上」って呼ばれることが多かったので、あだ名で呼ばれるとなんだかこそばゆくなってしまう。天﨑くんは何かあった？

天﨑　僕は一時期「たけし」って呼ばれていたことがありました。

三上　たけし？

天﨑　中学生のとき、僕が座った椅子に「た」っていう文字に丸が付けてあって、周りに「けしけしけし」っていっぱい書いてあって。その椅子に座ったら座った人が「たけし」になるみたいな風潮があったんですよ。

──すごく中学生っぽいエピソードですね（笑）。

天﨑　僕は何回かその席に当たったことがあったので、「たけし」って呼ばれている時期がありました。

三上　それで言うと、僕も「じゅん」って呼ばれたことがあったな。

天﨑　えっ？ なんでですか？

三上　「太陽にほえろ！」に三上順っていう刑事がいるんだけど、僕が参加していた草野球チームのメンバーからは、それにちなんで「じゅん」って呼ばれていたことがあった（笑）。

天﨑　そうなんですね！ 思わぬところで刑事ものの作品とのつながりがありましたね（笑）。じゃあ、これからは「じゅん」と「たけし」のバディで……。

三上　あはは！ もう誰だかわからなくなっちゃった（笑）。

──（笑）。では「じゅん」と「たけし」改め、三上さんと天﨑さんから、今後の放送を楽しみにしている皆さんにメッセージをいただけますか。

三上　「ダブデカ」はダグとキリルだけではなく、出ているキャラクターそれぞれにドラマがあるので、1人ひとりに注目してほしいです。ダグにもきっといろいろな過去があると思うので、そちらも。あとは悪者たちにも謎が多いので、どんなキャラクターが出てくるのかも……って、あれもこれもになっちゃいますね（笑）。でもそれだけ観ていただく方によって注目するポイントが違うくらい、見どころの多い作品です。

天﨑　すでに第1話を観てくださった方も多いと思いますが、今後も1話ごとに満足感のある作品になっていると思っています。大きなストーリーの流れはありますが、毎話ごとにエピソードが区切られているので、途中から観始めた方も見やすい作品になっているんじゃないかなと。触れれば触れるほど味が出てくる作品になっていると思うので、今後も楽しみに観ていただけたらうれしいです。

三上　気楽に見られる作品だよね。だからあんまり身構えず、ボーッとでもいいので観てもらえたら「ああ、面白かった」と思っていただける要素があると思います。なので、まずは気楽な気持ちで再生してもらえたらうれしいです。