10月より放送中の「180秒で君の耳を幸せにできるか?」は、最近盛り上がりを見せている“ASMR”をテーマにした初めてのTVアニメ。コミックナタリーでは同作の特集として、普段からASMRを愛聴し、自らASMRシナリオを手がけたこともあるライター・太田祥暉が、作品への思いを綴ったコラムをお届けする。そもそもASMRとは何なのか? 「180秒で君の耳を幸せにできるか?」は何が画期的なのか? その魅力はどこにあるのか? この特集を一読いただければ、すべてがわかるはずだ。これを機にASMRアニメという新たな試みの面白さを知ってほしい。
文 / 齋藤高廣(P1)、太田祥暉(P2)
「180秒で君の耳を幸せにできるか?」とは
“ASMR”と呼ばれる音声コンテンツの魅力をわかりやすく伝えるため作られたショートアニメ。主人公の“あなた”がASMRにハマっているという情報を聞いた幼なじみの女の子・月光ちゃんが、録音機材の“ダミーヘッドマイク”を購入し、ASMRの研究を始めるところから物語は展開されていく。三上枝織、三森すずこ、和氣あず未、伊藤かな恵、芹澤優、古賀葵、速水奨によるキャラクターボイスや、耳かき音などの心地よい音声を臨場感たっぷりに堪能できる、イヤフォン・ヘッドフォン必須の作品だ。
登場キャラクター
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澤家⽉光(CV:三上枝織)
“あなた”の幼なじみの女子高生で、愛称は“ゲッコーちゃん”。幼い頃はお泊まりをするほどの仲よしだったが、高校生になってからは疎遠になってしまった。“あなた”がASMRにハマっていると知り、ダミーヘッドマイクを購入してASMRを研究し始める。
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鏡秋⽔(CV:三森すずこ)
ゲッコーちゃんのクラスメイトで、愛称は“アキミズちゃん”。友達を作るのがちょっと苦手で、友達作りの指南本を読んでは日々研究している努力家。ASMRをきっかけに、ゲッコーちゃんともっと仲よくなりたいと思っている。