ブクロWU-RONZのボス・メラ役は、映画「HK/変態仮面」で主演を務めた鈴木亮平が演じる。もうひとりの主人公であるムサシノSARUの海は、一般公募により選ばれたラッパーのYOUNG DAISに決定した。YOUNG DAISは札幌を拠点に活動するヒップホップグループ・N.C.B.Bの一員で、演技に挑戦するのは今回が初めて。
主演のふたりは劇中でラップを披露。ラップ初挑戦の鈴木は「プロのアーティストの方とアイディアを出し合いながら、移動中や待ち時間などは常に口ずさんで練習しています」とコメントし、意欲を見せた。劇中音楽は全編にわたり、Zeebraなどの楽曲を手がけてきたヒップホッププロデュースチーム・BCDMGが担当する。
このほかにも一般応募者からのキャスティングが多数予定されており、詳細は随時公式サイトにて発表。映画は2014年に公開される予定だ。
鈴木亮平コメント
この時代に生きる俳優として、園監督と作品を創れることは、とても幸せです。自分のこれまで培った全てを動員し、園監督の色に頭からつま先まで染まりたいです。今回、初めての日本刀のアクションになるので、腕を鍛えるため、片手で木刀の素振りを毎日やっています。また、ラップについては、プロのアーティストの方とアイディアを出し合いながら、移動中や待ち時間などは常に口ずさんで練習しています。
Q.YOUNG DAISとの共演について
同じ表現者同士、これまで磨いてきたお互いの表現をぶつけ合いたい。ラップはYOUNG DAISさんが引っ張り、芝居は僕が引っ張ることで、どちらもレベルの高いものにしていきたいです。
Q.原作について
日本を舞台にした、ヒップホップカルチャーとバイオレンスが融合したこの作品は、当時ヒップホップを聞きはじめていた自分にはとても強烈でした。その作品で、しかもあのメラを演じさせていただくことに、興奮とともに多大なプレッシャーを感じています。原作の持つトゲを、よりシャープに尖らせた実写作品を目指していきたい。
Q.役柄について
憎しみの感情の蛇口をフル開放して、内面・外見ともに園作品にふさわしい強烈なメラを創り上げていきたいです。
YOUNG DAISコメント
正直、驚きと信じられない思いでいっぱいです。演技すること自体初めてなので「挑戦」をテーマに、そして自分の可能性を信じて、全てにチャレンジ精神を持って臨もうと思っています。原作は雑誌で連載されていた頃から読ませてもらっていて、HIPHOPの要素がふんだんに取り込まれていたのは当時衝撃的でした。メラ役の鈴木亮平さんには胸を借りるつもりで、体当たりでぶつかり、勉強させてもらいたいと思っています。そして、皆さんに楽しんで頂けるよう、また自分自身楽しんで、海を演じれたら……と。園監督作品は観終わる頃になるといつもどこか痛快な気持ちになったり、はたまた不思議な気持ちが残り続けたりと、魅了されています。園監督が描く「TOKYO TRIBE」の世界が楽しみで仕方ないです!
園子温コメント
鈴木くんはスーパーアクションができるプロアクター、対して、演技は素人新人北海道が生んだラッパーのダイスくんがラップで勝負!! 2人が撮影現場でどれだけのものを見せつけてくれるか楽しみです。ど迫力の面白すぎるほどの痛快な映画にします! どうぞお楽しみに。
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