映画「るろうに剣心」は2012年8月に全国で公開され、興行収入30.1億円を記録。動乱の幕末が終わり、明治という新たな時代を迎えた東京が舞台の前作に続き、続編は原作ファンの間でも人気の高い「京都編」をベースに描かれる。
キャストは緋村剣心役の佐藤健、神谷薫役の武井咲、高荷恵役の蒼井優、相楽左之助役の青木崇高、斎藤一役の江口洋介らが続投。京都編では剣心の後継者であるにも関わらず最大の敵となる志々雄真実役には、藤原竜也が決定した。佐藤と藤原は今回が初共演。そのほか志々雄の部下で剣心に匹敵する天賦の剣才・瀬田宗次郎や、仲間の因縁を晴らすため剣心を狙う四乃森蒼紫など人気キャラクターのキャスティングにも注目が集まる。
監督は引き続き大友啓史が担当。すでにクランクインしており、今後、関東近郊や京都を中心に撮影が行われる予定だ。
佐藤健(緋村剣心役)コメント
もう一度剣心を演じることができる幸せと、更なる大きなハードルを越えなければいけないプレッシャーを感じ、気が引き締まる思いです。
今回の京都編は、原作ファンの1人としても「るろうに剣心」を実写化するなら欠かせないと思っていたクライマックスとも言える物語なので、描くことができて嬉しいのですが、同時に実写化するのがとても難しいテーマでもあります。
ただ、せっかくやらせていただけるのなら、前作を超えるものをつくらないと意味がないし、原作ファンの方にも納得していただけるものをつくれないと、この映画を撮る資格がないと思います。
そのためにぼくにできることとして、とにかく監督を信じ、原作の魂を汲んで丁寧に剣心を演じ、そして前作を超えるスケールアップしたアクションに挑戦したいと思っています。
既に気持ちを新たに、数ヶ月前から殺陣の稽古や乗馬の練習を始め、何度も話し合いを繰り返しています。
キャスト、スタッフ一同、覚悟をきめて誠心誠意この作品と向き合っていくつもりですので、もしよろしければ応援のほどよろしくお願いします。
藤原竜也(志々雄真実役)コメント
自分も剣心世代として子供の頃アニメを通じて観ていましたが、今回まさか志々雄役のオファーをいただくなんて思ってもいませんでした。原作の中でも最も人気のあるキャラクターだと思いますし
演じさせていただくにあたり勿論色んな意見があると思いますが一生懸命取り組みたいと思います。
「藁の楯」に引き続き悪役を楽しみ、全う出来ればと思います
大友啓史監督コメント
前作は、一流のキャスト・スタッフが集まって本気で取り組んだことが、多くの方の心に熱をもって伝播したと思っています。今回は、京都大火や、まさに「熱・炎」がキーワードとなる志々雄編を描きます。全員が前作以上の更なる気概とパワーを持って臨んでおり、ドラマ・アクション・キャストはもちろん、舞台背景・剣心の守るべきものなど、すべてがスケールアップして、期待に応えられるものになると思っています。
剣心が戦う場所も相手も変わっていきますが、志々雄だけではなく、蒼紫や宗次郎など、敵が巨大で魅力的であればあるほどヒーローは際立つ。今回も敵をきちんと丁寧に描くことがすごく大事だと思いますし、そのための魅力的なキャスティングにもご期待ください。
そして、ドラマ性もよりアップして人間<剣心>を描いていきます。新時代が危機を迎えているなかで、今まで身の周りの人を守るために戦っていた「るろうに」剣心が、身の周りの人だけでなく自分たちが作り上げた新しい時代をどうやって守るか、自らがたてた“殺さずの誓い”と葛藤しながら強大な敵に向かっていきます。
原作の背景を活かし、時代劇にとどまらないアイディアを貪欲に取り入れ、今まで見たことのないような新しいアクションシーンを作りたいと思っています。
また、今回のテーマは、様々な価値観の衝突が生まれている今の時代の気分や社会状況にも相通じるものがあると思います。そういった意味でも共感してもらえると思いますし、前作以上の新たな魅力に充ちた佐藤健×緋村剣心を見ていただけると思います。
<完結編>ということで、誰にもできないことをやってしまった!というくらいのことをきちんと僕らなりにやって“伝説の最期”を作りあげます!
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