「SHORT PEACE」に収められるエピソードは「火要鎮」のほか、「九十九(つくも)」「GAMBO」「武器よさらば」の計4編。会見には大友をはじめ、「SHORT PEACE」のオープニングアニメを手がけた森本晃司、「九十九」の監督・森田修平、「九十九」のストーリー原案およびコンセプトデザインを手がけた岸啓介、「GAMBO」の監督・安藤裕章、「GAMBO」の原案脚本・石井克人、「武器よさらば」の監督・カトキハジメ、「武器よさらば」のキャラクターデザイン・
大友は作品について「短編でやるなら時代劇かなと思っていた。あまりCGに頼らずに、手で描いた柄を着物にはめ込んでみたり、絵巻物のようなテイストのものをやりたかった」とコメント。また日本という作品全体のテーマについては「今回の企画は震災前からあった。当時、“クール・ジャパン”として日本の文化を世界に発信していこうという動きがあり、日本を舞台に過去から未来へ、それを新しい作家たちと一緒に作ってみようというコンセプトでスタートした」と話した。
さらに、今後長編作品を監督する可能性はあるかと聞かれた大友は「企画は出しています。震災以降、劇場作品の資金集めが厳しい時期が続きましたが、それがいまは回復しつつある。もうそろそろ企画が動き出すんじゃないかと、僕も期待しています」と語り会場を沸かせた。
「火要鎮」は江戸の大火を題材とし、商家の娘と幼馴染の火消しの恋を描く物語。2月に贈呈式が行われた第16回文化庁メディア芸術祭では、アニメーション部門の大賞を受賞している。「九十九」は山中で古い道具のモノノケたちと出会い、それらを修理し慰める男が主人公。また
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