主人公の新人デザイナー・七瀬ももこを演じるのは、今作がドラマ初主演となる本田翼。ももこと同じビルで働く商社マンの多賀谷役は、オダギリジョーが演じる。そのほか営業社員の輪島役に青柳翔、ももこの恋敵である遠藤役に木南晴夏、ももこの先輩デザイナー・堂本役に和田聰宏が決定した。監督は「天然コケッコー」「苦役列車」などで知られる山下敦弘。主題歌にはmoumoonの書き下ろし新曲「ネバイナフ」が起用された。
「午前3時の無法地帯」は、超多忙なデザイン事務所で働く主人公ももこが恋や仕事に悩む姿を描いた作品。フィール・ヤング(祥伝社)にて2008年から2009年に連載され、単行本は全3巻が刊行されている。続編の「午前3時の危険地帯」全4巻やスピンオフ「午前3時の不協和音」も発売中だ。なお、ねむようこの新作「トラップホール」1巻は、2月8日に発売を控えている。
ねむようこコメント
はじめに、ドラマ化の話を聞いた時の感想は?
まずはとてもびっくりしました。映像化していただけるとは思ってもみませんでしたし、途中で話がなくなるかもしれない……と思い、期待しすぎないようにしました(笑)。
今回、映画でもTVでもなくBeeTVでの映像化ですが、どんなことを感じましたか?
お話をいただくまでBeeTVに触れたことがなかったので、どういうものなのかなと思いました。ただ、ミュージックビデオなどはケータイで観たことがありましたので、同じようにケータイで「持ち歩けるドラマ」は面白いなと思いました。
キャスティングはどう思われましたか?
全体的なバランスがとれていて、ぴったりだなと思いました。マンガの場合はキャラクターのイメージを自分で作っていけますが、ドラマの場合は原作のイメージに沿った人を探さないといけないので難しいだろうなと思っていたのに、とてもよかったです。キャスティングのお仕事ってすごいな、と思いました(笑)。撮影現場を見学させていただいて、どなたもしっくりきていることに改めて驚きました。
撮影現場をご覧になった感想は?
まず、本当に沢山のスタッフの方々が関わっていらっしゃることに感動しました。ひとつのシーンを撮るのに、それぞれの役者さんの視点ごとにアングルを変え、細かく何度も撮影されていて、時間も手間もすごくかかっているんだなあ、と本当に有り難く思いました。何より、メイクさんにしろ、カメラマンさんにしろ、音声さんにしろ、この場にいるのは全員プロなんだなと強く感じました。また、マンガ自体が自分の経験を元にした作品なので、現場で実際に役者さん達の演技を拝見したら、自分の体験が再現されているようにも感じましたね。瀧がももこにちょっかいを出すところや、堂本さんが気だるそうにももこを呼ぶところなど、「そうそうこんな感じだった」って。まるで自分の経験の再現VTRを見ているような感覚になりました(笑)。
まだ完成前ですが、ドラマに期待することは?
「マンガとは違うところ」を期待しています。原作を大切に作っていただいていますが、必ずマンガとは違うところが生まれてくると思いますので。映像でしか表現することが出来ないシーンや、画面を通して生まれる雰囲気など、違うからこそ面白いと思える部分を楽しみしています。
最後にドラマを楽しみにしている人にメッセージをお願いします。
この作品は働く「普通」の女の子のマンガなので、主人公・ももこと同じように、日々普通に働いている方々が共感してくれたら嬉しいなと思います。マンガを読んでくださった方が映像を見てくれるのも嬉しいですけど、反対に、映像を観てマンガを読んでみようという方も出てきてくれたら嬉しいですね。
■午前3時の無法地帯 予告編
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