コメントで浦沢は、秋田書店サンデーコミックス版の「サイボーグ009」2巻を購入するまでの少年時代のエピソードを披露。また「'60年代後半、石森章太郎(石ノ森ではなく)は、私にとって最もカッコいい漫画家だった」と語り、「009」の魅力を熱く述べた。
このコメントは当初、「サイボーグ009 [カラー完全版] 1965 ベトナム編/ミュートス・サイボーグ編)」の帯に掲載するために浦沢に依頼されていたもの。だが浦沢は帯の限られたスペースでは「サイボーグ009」への思いは語り尽くせないとして、急遽長文コメントを寄稿したという。帯にはこのコメントの抜粋版が、復刊ドットコムのサイトでは全文が掲載されている。
「サイボーグ009 [カラー完全版]」は史上初のB5判、そして雑誌連載時のオリジナル版を忠実に再現した単行本シリーズ。第1弾「地下帝国ヨミ編」、第2弾「誕生編/暗殺者編」、そして第3弾にあたる「ミュートス・サイボーグ編」の全3巻構成で、復刊ドットコムより刊行中だ。
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