明日7月28日よりせんだいメディアテークで開催される「
荒木の出身地である仙台で催されるこの展覧会では、「ジョジョ」第4部と第8部の舞台であり、仙台市をモデルとしている杜王町をフィーチャー。10月に開催される東京展とは異なる、S市杜王町ならではの展示が展開される。
黒を基調とする東京展とは真逆に、仙台展のイメージカラーは白。真っ白なカーテンが張り巡らされた仙台展会場では、「ジョジョ」を部ごとに分割して紹介していく。初連載作「魔少年ビーティー」や「バオー来訪者」「ゴージャス☆アイリン」など、「ジョジョ」以前の原画を展示する導入部を抜けると、「TIME TO START」の文字とともに、「ジョジョ」の時が動き出す。
仙台展は、第1部から第8部までが基本的に物語の順序に沿って展示されているが、第4部のみ最終コーナーに大ボリュームで展示スペースが取られているという構成。まず第1部冒頭8ページのカラー原画を過ぎると、石仮面が現れる。またブラフォードが「LUCK」を「PLUCK」と血で書き換えジョナサンに託した剣の模造品と、そのシーンの原画も公開。
第2部、第3部の部屋の次には、第4部の主人公・東方仗助の等身大フィギュアがお目見え。続く第5部のコーナーでは、等身大に引き伸ばされたジョルノやブチャラティたちと撮影できるスポットが用意されている。なおこのコーナーは入場制限時、来場者の安全のため中止となるので、係員の指示に従って行動しよう。
そして第6部、第7部、第8部の原画をたっぷりと見たあとは、いよいよ第4部のコーナー。岸辺露伴の等身大フィギュアが出迎えてくれる。ここでは露伴の仕事机が再現されているほか、露伴をフィーチャーしたカラー原画も展示。もちろん第4部の原画も豊富に用意されている。
部屋の中央には、AR技術を駆使した「ジョジョの奇妙な杜王町MAP」を設置。杜王町のマップにiPhoneやiPadをかざすと、かざす場所ごとに異なるショートムービーを見ることができる。ボヨヨン岬やイタリア料理店「トラサルディー」など、杜王町の名所にiPhoneをかざしてみよう。なお会場にはiPadが用意されているが、iPhoneなどを持っている人は事前にアプリをダウンロードしておくとスムーズだ。
また「GUCCI×HIROHIKO ARAKI×SPUR」の部屋では、荒木が描き下ろしたファッション誌・SPURの表紙イラストや「岸辺露伴 グッチへ行く」の原画を公開。その部屋の横にはエンヤ婆の弓と矢も設置されている。このほか会場では、荒木と初代担当編集・椛島氏との対談を収めたムービーを上映しているほか、荒木の仕事机も再現。仙台展のキービジュアルや、新作の仙台展キービジュアル「松島ver.」の原画も公開された。
仙台展では、これらキービジュアルの複製原画や、フィギュア、ポストカード、クリアファイルなど、さまざまな「ジョジョ」グッズを用意。物販会場は展示会場であるせんだいメディアテークとは異なり、TICビル2階物販特設会場で行われるので注意しよう。なお原画展示会場で渡される整理券がなければ、物販会場への入場およびグッズの購入はできない。
「荒木飛呂彦原画展 ジョジョ展 in S市杜王町」は、明日7月28日より8月14日まで、せんだいメディアテークにて開催。前売券は現在、平日限定のチケットのみ販売中だ。詳細は公式サイトにて確認を。
荒木飛呂彦原画展 ジョジョ展 in S市杜王町
期間:2012年7月28日(土)~8月14日(火)※会期中無休
会場:せんだいメディアテーク6F
住所:宮城県仙台市青葉区春日町2-1
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Tai @atmsphrca
1部のアニメ放映が2012年10月、仙台の原画展が7月だから、まさに人気が出たからアニメ化した、の方が適切だと思う。本誌連載の後、ネットでのコミュニケーションの発達でネタミームやロングテール的に受け入れが広がった記憶
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