「乙嫁語り」「劇画漂流」仏アングレーム国際BD祭で受賞

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1月26日から29日までフランスで開催されていた第39回アングレーム国際バンドデシネフェスティバルにて、森薫「乙嫁語り」が世代間賞、辰巳ヨシヒロ「劇画漂流」が世界への視線賞に輝いた。

森薫「乙嫁語り」3巻

森薫「乙嫁語り」3巻

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「乙嫁語り」が受賞した世代間賞は、あらゆる年齢層・階層から愛される可能性を持った作品に与えられるもの。全米図書館協会内YALSAが選出した「2012年ティーン向けの優秀なグラフィックノベルベスト10」にも名を連ねた同作が、さらなる国際的な栄誉を獲得した。

一方世界への視線賞は、現代世界の諸問題を扱った作品に贈られる賞。「劇画漂流」は第13回手塚治虫文化賞マンガ大賞やアイズナー賞最優秀アジア作品・最優秀実話作品に輝くなど、これまでも国内外で高い評価を得ている。

アングレーム国際バンドデシネフェスティバルは、フランス・アングレームにて行われるヨーロッパ最大級のマンガイベント。このほか日本の作品からは、比嘉慂「砂の剣」、永福一成原作による松本大洋「竹光侍」、中村光「聖☆おにいさん」が、優れた作品をピックアップする公式セレクションに選出されていた。なお2007年には、水木しげるが「のんのんばあとオレ」で日本人としては初となる最優秀作品賞を受賞している。

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