帆「クマとカラス」のフランス語版が、フランスのコミック批評家・ジャーナリスト協会のACBDが主催するコミック賞の児童部門を受賞した。
「クマとカラス」は森で暮らす孤独な若いツキノワグマが、都会育ちではぐれ者のカラスと出会ったことから始まる、切なくもあたたかい友情物語。単行本は2020年に文藝春秋より刊行された。
ACBDコミック賞は1984年に創設され、児童部門は2016年に始まったカテゴリー。ACBDコミック賞にはアジア部門も設けられており、これまでにも多数の日本のマンガが受賞しているが、児童部門で日本のマンガが受賞するのは今回が初めて。受賞作の発表は11月23日に行われ、授賞式は11月30日にパリ郊外のモントルイユで展開される児童書のブックフェアで行われる。
受賞に寄せて作者の帆からはコメントが到着。「日本が舞台のお話なので、海外でも読んで頂けたことに少し驚きましたが、動物たちの生きるエネルギーや希望を漫画で描けていましたら幸いです。二匹の少し不思議な巡り合わせと旅を楽しんで頂けたら嬉しいです」と綴った。
帆コメント
この度はACBD賞を頂戴し、大変光栄に思います。
日本が舞台のお話なので、海外でも読んで頂けたことに少し驚きましたが、動物たちの生きるエネルギーや希望を漫画で描けていましたら幸いです。
二匹の少し不思議な巡り合わせと旅を楽しんで頂けたら嬉しいです。
この本の翻訳・出版に携わってくださった方々に心より感謝申し上げます。
誠にありがとうございました!
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「クマとカラス」フランス語版、ACBD主催コミック賞の児童部門を受賞(コメントあり)
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