「劇場版モノノ怪 第二章 火鼠」の公開日が3月14日に決定。併せて「劇場版モノノ怪」が、全3章で構成されていることが発表された。
7月26日に封切られた「
なお「劇場版モノノ怪 唐傘」は、カナダ・モントリオールで開催中の「第28回ファンタジア国際映画祭」で最優秀長編アニメーション賞にあたる「今敏賞」を受賞。今敏賞にはこれまで、2022公開の「THE FIRST SLAM DUNK」「犬王」などが選ばれている。
中村健治監督コメント
全3章で構成される「劇場版モノノ怪」について
「劇場版モノノ怪」は、TV版を観ていない初見の方がいきなり鑑賞しても大丈夫なようにデザインしました。
続く二つの劇場版もちゃんと独立した一つの劇場作品として完結します。
そして「大奥」という舞台、薬売りが「モノノ怪」を斬るという作品の型は維持されますが、味付けやバランスはそれぞれ章ごとに違うものとなります。どの劇場作品から観ても大丈夫な佇まいとなっていますが、実は第一章をもう観られた皆さんは第二章、第三章の主人公達と劇場で出会っています。またそれ以外の登場人物達も引き続き「怪異」と向き合っていきます。さらに三部作全体で大きなひとつの「情念」を薬売りが斬る物語にもなっています。
全力で制作してまいりますので、引き続き、何卒皆々様、今しばらくお付きたい願いたく候!です!
「第28回ファンタジア国際映画祭」の「今敏賞」を受賞して
めちゃくちゃビックリして、自宅の床に倒れてしまい、しばらく動けませんでした!!! これでモントリオールが自分にとって特別な場所になりました。非常に光栄な賞をいただき感謝します。海を越えて心がつながった気がします。ありがとうございました!
「ファンタジア国際映画祭」コメント
「劇場版モノノ怪 唐傘」は、2Dアニメーションというメディアを新たな可能性へと押し進め、アートフォームのさらなる進化への扉を大きく開いた。幻想的で魅惑的な作品だ。色彩の饗宴、一コマ一コマ細部にまで細心の注意を払って作られていて、すべての視覚的要素が複雑で魅惑的な物語を生み出している。本作の素晴らしさを十分に堪能するためには大きなスクリーンで鑑賞しなければ、もったいない作品である。
「劇場版モノノ怪 唐傘」
全国公開中
スタッフ
監督:
キャラクターデザイン:永田狐子
アニメーションキャラデザイン・総作画監督:高橋裕一
美術設定:上遠野洋一
美術監督:倉本章、斎藤陽子
色彩設計:辻田邦夫
ビジュアルディレクター:泉津井陽一
3D監督:白井賢一
編集:西山茂
音響監督:長崎行男
音楽:岩崎琢
プロデューサー:佐藤公章、須藤雄樹
企画プロデュース:山本幸治
配給:ツインエンジン、ギグリーボックス
制作:ツインエンジン、EOTA
キャスト
薬売り:
アサ:黒沢ともよ
カメ:悠木碧
北川:花澤香菜
歌山:小山茉美
大友ボタン:戸松遥
時田フキ:日笠陽子
淡島:甲斐田裕子
麦谷:ゆかな
三郎丸:梶裕貴
平基:福山潤
坂下:細見大輔
天子:入野自由
溝呂木北斗:津田健次郎
※辻田邦夫の辻は1点しんにょうが正式表記。
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「劇場版モノノ怪」は全3章、第2章「火鼠」3月14日公開 「唐傘」が今敏賞を受賞(コメントあり) https://t.co/SZJiIVA4Vo