実写「るろ剣」斎藤一役に江口洋介、鵜堂刃衛役に吉川晃司

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和月伸宏原作による実写映画「るろうに剣心」におけるライバル役のキャストが発表された。今回配役が明らかとなったのは、斎藤一、鵜堂刃衛、武田観柳の3人。

江口洋介(左)と彼が演じる斎藤一(右)のカット。(C)和月伸宏/集英社

江口洋介(左)と彼が演じる斎藤一(右)のカット。(C)和月伸宏/集英社

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まず維新時代に新選組として剣心と対峙し、維新後は明治政府の警官となった斎藤一役を江口洋介が担当。江口が大友啓史監督の作品に参加するのは今回が初めてとなる。

そして人を殺すことを楽しみ、己の欲望を満たすために金で人斬りを請け負っていた浮浪(はぐれ)人斬り・鵜堂刃衛を演じるのは、ミュージシャンだけでなく役者としても活躍の場を広げる吉川晃司。さらに悪の親玉・武田観柳は、「龍馬伝」から引き続き大友組への参加となる香川照之が演じる。観柳邸でのガトリングガンを使用したアクションシーンが実写でどう表現されているかも、大きな見所のひとつだ。

映画「るろうに剣心」は、2012年夏に公開。明治維新のために伝説の人斬りとして過ごした剣心が、維新以後、殺さずの誓いをたて、町から町へ流浪の旅をしているところから物語が始まる。製作はワーナー・ブラザース映画で、クランクアップは11月を予定している。

吉川晃司(鵜堂刃衛役)コメント

敵味方の分別を忘れただひたすらに斬りまくるは、己に相応しい死に場所を得る為か。その纏う寂しさに“ゾクッ”とさせられながら演じられる幸せ。奇々怪々です!

江口洋介(斉藤一役)コメント

江戸時代の頃、侍は刀を魂と信じて生きていた。それが明治になり国から魂である刀を奪われた。そんな人間達が明治という時代をどう生き抜いていくのかが、この作品には詰まっている。「るろうに剣心」を通して日本人が生きてきたルーツみたいなものを少しでもスクリーンの中から感じとってもらえればと思う。原作からのメッセージを大友啓史監督は聢と受け止め、キャスト、スタッフは一丸となって監督の熱意に応え、着実に撮影し続けている。今まで経験したことのない大友監督の撮影方法に新たな可能性を感じ、僕自信どう仕上がるのかが今から楽しみでいます。きっと今までにないエンターテイメントをご披露できるのではないかと思いますので、ご期待ください。

香川照之(武田観柳役)コメント

僕は1年間大河ドラマで大友監督とご一緒させていただいたので、楽しく撮影に入っています。監督からは「新しい悪、ただの悪ではないもの」を目指すと言われて、役作りと同時に、色々な小道具だったり、メイクだったり、髪の毛だったり、衣裳だったり、外見の造作には非常にこだわっています。観柳は自由勝手に生きた人なので、僕も作品の中で自由に振る舞えればいいなと思っています。

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