TVアニメ「
4月10日から放送される「声優ラジオのウラオモテ」は、「第26回電撃小説大賞」で大賞を受賞、「読書メーター OF THE YEAR 2020」ライトノベル部門で第1位を獲得した二月公の小説を原作とするTVアニメ。クラスメイトであり、ラジオのパーソナリティをともに務めるやすみと夕陽の表と裏の顔が描かれる。イベントでは第1話と第2話が上映され、伊藤らの舞台挨拶は上映に先立って行われた。
伊藤と豊田は役柄に合わせて学生服姿で登場。清楚でかわいいアイドル声優と義理人情に厚い生粋のギャルという二面性を持つ由美子について伊藤は「すごく努力家でがんばり屋。なんでもまず受けいれて、がんばろう!って思える強さもあるキャラクターです」と魅力を語る。一方、夕陽として活動するときはおっとりとした性格が売りだが、オフでは性格ががらりと変わる千佳。彼女について豊田は「裏の顔は“攻撃的陰キャ”。性格のギャップは一番あるかもしれません。表の顔を応援してくれるファンの皆さんに知られたらどうなるんだろうというハラハラドキドキがあります」と説明した。
アニメ公式サイトでは「華のある容姿と確かな演技力でファンの心を掴む人気声優」と説明されている乙女を演じた長谷川は、彼女の印象を問われると「本当にいつも優しくほがらかにみんなと接していて、もしかしたら乙女にも裏の顔があるんじゃないかと思うかもしれませんが、本当にいい先輩。仕事に対して真摯に向き合っている、役者として素敵な女の子です」と語った。安定したトークやMC力で重宝されているめくる役に東山は「実力派という設定なので、めくるちゃんを演じるときはちょっと緊張しました(笑)」と吐露し、「めくるには裏表はありませんよ!」とアピールした。
作中では声優業界のリアルな話題が多く盛り込まれていると語るキャストたち。伊藤は「セリフの1つひとつが本当にリアル! 演じながら『これ言っていいの?』とかみんなで現場でしゃべってましたね」と振り返る。東山はこれまで仕事で訪れたことのあるスタジオがモデルと思しき場面も多々あったと紹介し、長谷川も「アフレコの段階だと映像に色が入っていなかった部分もあったので、どこなんだろう?と思ってたけど、完成した映像を観て「ここ行ったことある!』って思いました」と同意した。豊田が「楽屋のシーンで、ガムテープでゴミ袋貼っているところとか。あまりにリアルで笑ってしまいました」と振り返ると、伊藤、長谷川、東山は「あるある!」と大興奮していた。
収録現場の描写の細かさや、声優たちの心情がリアルであることから、原作者の二月は現役の女性声優ではないかと噂されることもあるという。収録現場などで二月と顔を合わせていた伊藤は「めちゃくちゃ愛に溢れていて、物腰の柔らかい方です。声優という仕事をとてもリスペクトしてくださっています」と人柄を語る。長谷川が「実はけっこう(声優の)イベント現場にいらっしゃるそうですよね」と話題に出すと、豊田は「このあいだ自分のイベントをやらせていただいたんですが、二月先生がご自分でチケットを購入して最前列付近にいらっしゃいました。最後にファンの皆さんに挨拶するときに、先生には思わずお辞儀してしまって」と明かし、観客を驚かせた。
作品タイトルにも入っている“ウラオモテ”というキーワードにちなみ、共演者たちの裏話を問われた4人。長谷川は「ないと信じています。裏表のなさを売りにしていますから」と断言し、伊藤は相棒である豊田について「陰キャな千佳を演じていたけど(豊田は)収録現場でずっとしゃべってたよね。現場を回してた!」と“タレ込む”。豊田は恥ずかしそうに笑いながら、実は自身の内面は千佳よりも由美子のほうが近いとし「まだキャスト発表はされていないんですけど、素敵な先輩方がたくさん登場するのでお話したくなっちゃって……」と釈明していた。
イベント内では、物語のテーマとなる声優という職業について伊藤たちがそれぞれ考えを述べる場面も。伊藤は会場を見渡して「お客さんの中にも声優を目指している方いらっしゃるかもしれません」と述べ「声優という仕事は私にとって、夢を与えられる仕事ですかね。しかも最近の声優は歌ったり踊ったり、なんでもできるスーパー職業。目指してる方はぜひなってください」とエールを送る。幼い頃からアニメ好きだという豊田は「生きていくうえで必要な、空気のような存在。端的に言えば、人を幸せにできる仕事」と説明した。
長谷川はもともと自分に自信を持てない性格と明かし「役をいただけると自分に自信が持てます。キャラクターの人生を預かる覚悟も生まれますし、役をもらえるうれしさは何年経っても新鮮にありますし。声優じゃなかったらこんなに自信が湧く瞬間ってあまりなかったと思うので、声優になれてよかった」と誇らしげに語る。三者三様のコメントを聞いていた東山は「みんなそれぞれビジョンがあって面白い。なんか緊張してきちゃった」と述べ、自身は声優という職業は「心の福祉の1つ」と表現。東山は「声優は声に優れてると書きますが、声が優れてる人だけがやる仕事ではないと思っていて。憂いている人の隣にいる人と書いて、優しいという字になる。声を使って、悩んでる人や暗い気持ちの人を励ますのが私の声優としてのあり方だし、心の福祉です」とコメントし、すぐに「なんだか金八先生みたい」と照れるも、会場からの盛大な拍手を浴びていた。
最後に伊藤は作品の見どころを問われ、「アニメを観ていただけたら、声優ってこうやって仕事をしているんだな、こういう気持ちで這い上がってるんだなっていうリアルなところが見えてきます。どう受け止めてもらえるんだろうってそわそわしているので、感想をいただけましたらうれしいです!」と呼びかけ、イベントを締めくくった。
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TVアニメ「声優ラジオのウラオモテ」
放送情報
TOKYO MX:2024年4月10日(水)より毎週水曜日22:00~
BS日テレ:2024年4月13日(土)より毎週土曜日23:00~
AT-X:2024年4月10日(水)より毎週水曜日21:00~
配信情報
ABEMA:2024年4月10日(水)より毎週水曜日21:30~ ※地上波先行・単独最速配信
見放題サイト
dアニメストア、Lemino、niconico(ニコニコ生放送/ニコニコチャンネル)、バンダイチャンネル、Hulu、U-NEXT、アニメ放題、TELASA、J:COM STREAM、milplus 見放題パックプライム、Prime Video、FOD、DMM TV:2024年4月15日(月)21:30~順次配信予定
課金サイト
music.jp、ビデオマーケット、カンテレドーガ、HAPPY!動画:2024年4月15日(月)21:30~順次配信予定
スタッフ
原作:二月公(KADOKAWA「電撃文庫」刊)
原作イラスト:さばみぞれ
監督:橘秀樹
シリーズ構成:大知慶一郎
キャラクターデザイン・総作画監督:滝本祥子
美術監督:諸熊倫子
背景スタジオ:スタジオ天神
色彩設計:月野えりか
3D監督:齋藤威志
3DCGスタジオ:ワイヤード
撮影監督:柳田貴志
撮影スタジオ:EXPLOSION
編集:仙土真希
編集スタジオ:REAL-T
音響監督:土屋雅紀
音楽:広川恵一(MONACA)、高橋邦幸(MONACA)
制作:CONNECT
キャスト
歌種やすみ(佐藤由美子):
夕暮夕陽(渡辺千佳):
桜並木乙女:
柚日咲めくる:
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고독한별 @AlonestarE
출처: https://t.co/97F4ZvuxRQ
2024년 4월 10일부터 방송되는 TV 애니메이션 '성우 라디오의 속사정'의 제 1화 & 제 2화 선행 상영회가 2024년 3월 27일에 도쿄 신주쿠 발트9에서 개최되어, 성우 이토 미쿠, 토요타 모에, 하세가와 이쿠미, 토우야마 나오가 등단한 모양입니다.