「無職転生」会沢紗弥＆高田憂希の1期収録は“最悪”だった？兄と前世の男が謝罪

TVアニメ「無職転生 II ～異世界行ったら本気だす～」のステージイベントが本日3月23日に「AnimeJapan 2024」内で行われ、ルーデウス・グレイラット役の内山夕実、前世の男役の杉田智和、フィッツ／シルフィエット役の茅野愛衣、ノルン・グレイラット役の会沢紗弥、アイシャ・グレイラット役の高田憂希が登壇した。

「愛すべき妹たちについていろいろとお話ししていきたいと思います」と内山の言葉を皮切りにトークはスタートした。高田と会沢は「無職転生」のイベントに出演するのは今回が初めて。高田は緊張した様子を覗かせつつも内山を見て「すぐ横を見るとお兄さんがいて」と安心した表情を見せた。

第1クールを振り返るコーナーでは、内山が終盤の展開に思いを馳せ「胸が苦しくなるようなシーンも多かった」と話しながらもルーデウスががんばる姿に勇気をもらったのだと明るく笑った。杉田は成長から目を背けてしまう前世の男の性格は誰しも共感できる部分があると語り「全力で彼を否定できないんですよ」と周囲に視線を送った。男装したフィッツを演じた茅野はルーデウスとかけ合っていると自然に演技ができたのだと言う。シルフィエットであることをルーデウスに伝えるシーンでは「完全にあのときはシルフィの顔になってましたね」と述懐した。

第1クールの収録を振り返る会沢は、ノルンの辛い心境を思い「最悪でしたね」と苦笑い。高田もルーデウスとの出会いに思いを巡らせて「最悪でしたね」と続けると、内山と杉田、そしてルーデウスの相方として茅野も頭を下げて謝罪した。しかし高田は最後にアイシャがルーデウスの優しさに気付いて通じ合えたことにも触れ、「お互い通じ合えた気持ちになれてとてもうれしかった」と内山らに微笑みかけた。

ここで本PVが解禁に。映像を見た内山はアイシャとノルンの成長した姿に「新しい再会も楽しみ」とにっこり。ルーデウスとシルフィエットの仲睦まじげなシーンを見た茅野は、アフレコ時「今一番幸せだからね！」とスタッフに言われながらディレクションされたことを内山とともに振り返った。PVで映し出された聡明なアイシャに対し、ノルンは普通の女の子であるということがコンプレックスだと語る会沢。そんな会沢を見た杉田が「あの虐げられる感じっていうのは辛いだろうな」と声をかけると、「カウンセラーみたい」という声が挙がった。

ここでエンディングテーマ「守りたいもの」を歌唱する大原ゆい子が登場。楽曲について「今までの曲の中で一番素直な気持ちで作らせていただいた」と明かし、考察も含めて楽曲を楽しんでもらいたいと観客に向かって語りかけた。終盤には内山が第2クールの放送に向けファンへメッセージを送る。キャラクターそれぞれが成長して影響を与え合う姿が丁寧に描かれていると述べ、作品の人間模様には誰しもが共感できるのではないかと話す。そして喜びやきれい事だけではなく、目を背けたくなるシーンや胸が苦しくなるようなシーンもあることに触れ「そういったところも隠さずにすべて描くところがこの作品の素晴らしいところ」と微笑んだ。最後には大原が「守りたいもの」を会場を包み込むような優しい声で歌い上げ、ステージは幕を下ろした。

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