「きみの色」は、思春期の青春をテーマにしたオリジナル長編作品。人の心が「色」で見える高校生の少女・トツ子が、街の片隅にある古書店で出会った美しい色を放つ美少女・きみと、音楽好きの少年ルイとバンドを組んだことから物語が動き出す。鈴川、高石、木戸が声を当てるのは、誰にも言えない悩みを抱える少年少女たち。子供の頃から人が“色”で見えるが、唯一自分自身の“色”だけは見えない少女・日暮トツ子役を鈴川が担当。学校を中退したことを家族に打ち明けられていない作永きみ役は高石、母親に医者になることを期待されているが隠れて音楽活動をしている影平ルイ役を木戸が演じる。3人は参加者1600名を超えるオーディションを経て役を掴み取った。
さらに、
約1分半の新映像は「わたしが惹かれるのはあなたの色」というセリフからスタート。トツ子ときみ、ルイの出会いの場面などが収められたほか、楽曲に乗せて3人が音楽に打ち込む姿や、3人が過ごす日常が映し出される。
アニメ映画「きみの色」は8月30日公開。脚本は
なおこれらの新情報は、本日3月18日に開催された映画「きみの色」製作報告会で発表されたもの。同イベントでは山田監督が作品への思いを初めて公の場で語ったほか、企画から携わる川村元気プロデューサー、鈴川、高石、木戸らが登壇し意気込みを話した。イベントの模様は追って別記事で紹介する。
アニメーション映画「きみの色」スペシャルPV
新垣結衣(シスター日吉子役)コメント
完成した作品を見たとき、全てが柔らかくて繊細で、心に淡い春色(はるいろ)の風がそよぐような優しい気持ちが、画面から溢れていると感じました。
トツ子・きみ・ルイは個性豊かで本当に愛らしくて、試写のあとにそれぞれを演じられた鈴川さん・高石さん・木戸さんと顔を合わせた時は、まるで物語の中の3人に会ったかのような気持ちになって高揚してしまいました。ご本人たちが並んでいる雰囲気も、なんだか役にぴったりに感じて。
シスター日吉子は、物語の登場人物の中では、大人たちとトツ子たちの間にいる人だと監督から説明をいただきました。トツ子たちに対して、他の大人たちよりもひとつ心の距離が近いというか、静かに、でも熱く、いや実は“かなり”熱く、トツ子たちを見守っている人です。気持ちをわかりやすくストレートに表すセリフはあまりない印象だったので、日吉子がなにか言葉を飲み込んだときの、その奥の気持ちはどんなものかを想像するのも、とてもやり甲斐ある作業でした。アフレコ本番は、山田監督と音響監督の木村さんをはじめスタッフの皆さんに、長い時間たいへん根気強く付き合っていただき支えていただきました。この場を借りて、改めて、本当にありがとうございました。
ぜひ、たくさんの方に見ていただきたい映画です。
映画「きみの色」
2024年8月30日(金)全国東宝系にて公開
スタッフ
監督:
脚本:
音楽・音楽監督:牛尾憲輔
キャラクターデザイン・作画監督:小島崇史
キャラクターデザイン原案:ダイスケリチャード
企画・プロデュース:STORY inc.
制作・プロデュース:サイエンスSARU
製作:「
キャスト
日暮トツ子:
作永きみ:
影平ルイ:
シスター日吉子:
※高石あかりの高ははしご高が正式表記。
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ティグレ @Masked_Tigre
山田尚子監督最新作「きみの色」に鈴川紗由・高石あかり・木戸大聖が出演、公開は8月(動画あり / コメントあり) https://t.co/fb4a0gnFZi