「先生の白い嘘」の主人公はいつも自分が「取り分が少ない側」だと思っている女教師・原美鈴。彼女は友人の美奈子の婚約者・早藤と密かに関係を持っているが、それをひた隠しにし平穏な毎日を送っていた。そんな日々が、自分が担当するクラスの生徒・新妻のとある事件をきっかけに崩壊していき……。モーニング・ツー(講談社)で連載されていた。単行本は全8巻が刊行されている。
監督は「恋わずらいのエリー」「弱虫ペダル」などを手がけてきた
また原役の奈緒からもコメントが寄せられており、「社会の中で弱者と強者という構図は、今もなおなかなか無くなりません。いつかそんな言葉さえなくなり一人一人が“自分”を受け入れられる世界を切に願っております」と語った。奈緒、三木のコメント全文は下に記載している。
「先生の白い嘘」は劇映画では初となる3面ライブスクリーンでの上映も決定。3面ライブスクリーンとは、3つあるスクリーンを横長につなげることで映像をワイドに楽しめる上映方法であり、3つのスクリーンにそれぞれ異なる画を映す演出や、通常の本編には入っていない追加カットなど、独自の演出方法が取り入れられる。現在は東京・丸の内ピカデリー、熊本・熊本ピカデリーの2館で導入されている。
奈緒(原美鈴役)コメント
原作漫画「先生の白い嘘」と出会った時の衝撃を今でも覚えています。埋もれてしまっていた誰かの叫びが自分の耳を突き抜けていくような感覚でした。そして、その誰かの一人である"美鈴"として、この作品と共に苦しみ、この作品と共に闘うことを心に誓い出演をお受けいたしました。社会の中で弱者と強者という構図は、今もなおなかなか無くなりません。いつかそんな言葉さえなくなり一人一人が“自分”を受け入れられる世界を切に願っております。
三木康一郎監督コメント
鳥飼先生のこの原作を映像化したいと動き出してから7年以上の月日が流れました。当時は性被害に関してはどこか他人事のような世の中で、映像化したいという思いもなかなか伝わらなかったことを覚えています。男女の性の格差や性被害を描いた原作は、男である私にとって、センセーショナルで、未知のもので、そして、思いもしない感情が渦巻いているものでした。それはとても衝撃的で、より具体的に伝えられたらと映像化に向けて動き出したのです。今までの知識や感情は全て捨てて、原作に向き合い、闘い続け、完成させた7年でした。そんな映画「先生の白い嘘」が皆さんの目にどう映るのか? 正直、不安と期待が渦巻いています。
映画「先生の白い嘘」
2024年7月5日(金)公開
主演:
原作:
監督:
脚本:安達奈緒子
企画・配給:松竹ODS事業室 / イノベーション推進部
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鳥飼茜「先生の白い嘘」実写映画化決定、7月5日全国公開 主演は奈緒(コメントあり) - コミックナタリー https://t.co/fuIcXQ2GM8