巻頭では「名探偵コナン」の連載30周年を記念した特集企画を実施。青山と、数々のミステリー作品で知られる小説家・東野圭吾の対談が掲載される。青山は東野の作品について「『ガリレオ』も『新参者』も、観ていて刺激になりますね。東野先生の『秘密』は小説も映画もすごく好きなんですよ。娘の体にお母さんが入っちゃう。若く見えるけど、中身は実は大人って話じゃないですか。あれってコナンくんと一緒なんですよね」と語り、「『秘密』の女の子が“そういうふうにお母さんが言ってた”って話すのを見て、これはいいなって。コナンが“…って新一兄ちゃんが言ってたよ!”って誤魔化すのに使わせてもらっています」と裏話を明かした。
一方の東野は「『名探偵コナン』をアニメで知ったのがきっかけです。自分が言うのも変なんですけど、30年間、ミステリーを描き続けておられるのがすごいなと思うんですよ。『秘密』の話が出ましたが、僕はミステリー作家と呼ばれていますけれども、ミステリーじゃないものも結構多いんです。でもコナンはミステリー、しかも謎解きものですよね。青山さんはそれを描き続けておられるのがすごいなと思うんです」と語っている。そのほかにもミステリーの組み立て方や映像化へのこだわりなど、1万7000字におよぶ対談が繰り広げられた。
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