「大和和紀『あさきゆめみし』と源氏物語の世界」は「源氏物語」の研究者による解説と膨大な資料で、「あさきゆめみし」を紐解く1冊。1万字以上におよぶ大和のロングインタビュー、カラー原画、100人超の登場人物図鑑も掲載される。また国宝「源氏物語絵巻」の源氏絵を収録。さらに宝塚歌劇の「源氏物語 あさきゆめみし」で光源氏役を演じた
「大和和紀『あさきゆめみし』と源氏物語の世界」
●特別巻頭口絵/「あさきゆめみし」イラストギャラリー
●巻頭言/「源氏物語」の真髄に迫る 「あさきゆめみし」という試み
●作品解説/日本最高峰の古典「源氏物語」を現代に解き放つ!高貴な男女が綾なす、雅な王朝絵巻「あさきゆめみし」
●「名作」の舞台を訪ねて/紫式部の足跡を辿りながら 平安京の面影を歩く
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第1部:古典の名作「源氏物語」に挑んで
第2部:55年を超える「漫画人生」を振り返って
●「あさきゆめみし」登場人物図鑑/「あさきゆめみし」登場人物相関図
●大和和紀略年譜・作品&単行本リスト
●評論
・「あさきゆめみし」に息づく、国宝「源氏物語絵巻」の美
・日本美術史から読み解く 物語の空白を埋める創作シーンと、読者へのメッセージ
・少女漫画のヒーローへと“転生”! 「あさきゆめみし」が救った光源氏
・六条の御息所の重層性を映す「源氏能」の世界
・「髪」が表現する、女君の心情
・現代の源氏絵「あさきゆめみし」と、「源氏絵」の優品
・光源氏亡き後の世界「宇治十帖」で描かれたヒロイン浮舟の“葛藤”
・“少女漫画の王道”としての「あさきゆめみし」の成しえたこと
●女君で旅する「あさきゆめみし」
【1】桐壺の更衣と藤壺の宮
【2】六条の御息所
【3】紫の上
【4】明石の君
【5】女三の宮
●コラム
桜と“禁忌の恋”/消えた語り手と「源の典侍」/“青海波”とひるがえす袖/紫の上の最期と“陵王の舞”/「末摘花」のこのうえなく美しいもの/常に控えめな「花散里」の隠された本心とは?/「玉鬘」を照らす蛍の光/回想で描かれる、「空蟬」との甘美な恋/光源氏の永遠のライバル「頭の中将」/「夕霧と雲居の雁」、その幼な恋の行方/結婚を拒絶する「大君」の意図
●特別寄稿
文=愛華みれ、稲本万里子、斉藤昭子、佐竹知佳、佐野みどり、橋本ゆかり、三田村雅子、三村友希、吉井美弥子、ヤマダトモコ
リブロ ★ブックサンタ受付中 9/22~12/25★ @libro_jp
「あさきゆめみし」を源氏物語研究者の解説で紐解く1冊、大和和紀インタビューも https://t.co/mM6TtKBaLl
「大和和紀『あさきゆめみし』と源氏物語の世界」が、11月15日に平凡社から刊行された。