「マクロス」シリーズ初の本格CGメカアクションで描いた20周年記念作品「マクロスゼロ」のBlu-ray BOXが、2024年2月28日に発売される。
本日10月22日にOVA最終巻発売から20年目を迎えた「マクロスゼロ」。1999年に落下した異星人がもたらしたオーバーテクノロジーをめぐり、地球統合戦争が勃発してから8年、ベテランパイロットたちは次々に失われ、まだ10代の少年たちまでが戦場に駆り出されていた。そんな時代、統合軍青年パイロット・工藤シンは、愛機F-14を駆り出撃し、不時着した南海の孤島に一人孤立してしまうが……。
「マクロスゼロ Blu-ray Box プレミアムリマスターEdition」には、最新のAIリマスター技術によって美しく蘇った本編映像に加え、DVDの映像特典、2008年発売のBlu-ray BOXのオーディオコメンタリー、スタッフによる新規のオーディオコメンタリーが収録される。併せて
河森正治監督コメント
20年経って、皆さまがご覧になるモニターも進化をし、素材自体にもバージョンアップが必要となりました。
そんな中、『マクロスゼロ』を再びリマスターする機会をいただけました。
テスト映像を観ましたが、手描きの線がしっかり観えていながら空間に馴染んでいるのが印象的です。
暗いシーンのディティールや距離感が非常にうまく描写できており、以前よりも空間表現が広がっています。
特に5話の空戦シーンは雲の立体感にこだわってつくったもので、「当時やりたかった」ことがより一層表現出来た映像に仕上がりました。ファーストマクロスよりも前の、シリーズの原点を描く『マクロスゼロ』。
その神話的な物語を是非ご覧ください。
鈴村健一(工藤シン役)コメント
TVで懐かし映像なんかを観ていると20年前なんてずいぶん古臭く感じるものですが、
『マクロスゼロ』は今観ても、まったく古くなく、むしろあの当時の技術でどうやって創ったんだろう…と驚愕します。また新しく生まれ変わるということで、「まだ進化するんだ」と想像してゾクゾクしてます!
僕の芝居はあの当時のままですが、新しい映像に寄り添ってもらえることで、また違って見えるんじゃないかと楽しみにしています。
小林沙苗(サラ・ノーム)コメント
当時、『マクロスゼロ』の映像を見たとき、島の自然の美しさ、空や海の色の多さに目を奪われました。
河森監督たちが実際に体験し確認して描いた景色は、本当に空気や温度を感じるのではと思うほどリアルで、劇場で見る機会も多かったのでその細かな表現に圧倒されました。サラは巫女として責任感も強く実際の年齢よりも大人びていました、デビューして間もない私には大役でしたが、スタッフや共演者の皆さんに導いていただいて演じきる事ができ、今もその経験が大きな自信になっています。
こうして20年経ちリマスター版で蘇ること、とても嬉しく、また新鮮に『マクロスゼロ』の世界を楽しみたいと思います!
南里侑香(マオ・ノーム役)コメント
オーディション時私が10代だったので、スタッフさんが等身大でと指示を下さり、
サラの台詞を読んだ覚えがあります。 すると「君の声はとても幼いね」というお声が聞こえ、ドキッ(笑)。その後マオの台詞をいただき読ませてもらったこと、大失敗と肩を落として帰ったこと、後日マオとしてキャスティングして頂いたと知り驚きと喜びで心が満タンになったこと、作品とともに今も大切な思い出です。 リマスターされ、マクロスゼロの美しさやあたたかさが再び発信されるんだと、とても興奮しております。
皆様にじっくりとお楽しみ頂けますように。
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