任命式には、リョウ役の
伊倉は「ひっそりと事件を解決していた私たちだったんですけど」と感慨深げな表情を浮かべながら、「新宿を守るのはリョウしかいない」と断言。沢城は「これを機に若い世代の皆さんにも“XYZ”が広まるといいなと思います」と希望を述べる。アニメ「シティーハンター」の第1シリーズで端役を演じていたという堀内は、昔に思いを馳せ、「劇場版の出来上がりといい今回の新宿観光アンバサダーの件といい、作品の進化の仕方がすごい。そう感じながら、神谷さんの“もっこり”というセリフ、絶対言いたいなと思っていました」と話した。杉江理事長は新宿観光アンバサダーの任命理由について、「主役の冴羽リョウさんは、36年間も新宿で大活躍をされている。新宿の街を題材にした映画や小説は多数あります。でもこんなに長くつながっているものはないんじゃないかと。今回の映画だけでなく新宿の街のPRもお願いできたら」とコメント。神谷の手に任命証を手渡した。さらに任命式では、リョウの等身大フィギュアを初披露。登壇者によって、除幕式も実施された。
舞台挨拶付き試写会には、任命式のメンバーに加え、野上冴子役の
伊倉が、「5秒で『おっ』となり、30秒経つと『おお!!』ってなります。もれなく『Get Wild』がエンディングに流れますが、『Get Wild』を聴いているときの気持ちがいつもと違うなって」と劇場版を観た感想を伝えると、沢城も「わかります、先輩! 『Get Wild』が流れたら『シティーハンター』に出たという気持ちになれるのかと思ったら、今回ちょっと違うんですよ」と激しく同意する。大の「シティーハンター」ファンだという関は、「海原神がアニメに出てくるのをすごく楽しみにしていたんです。誰がやるんだろうと思ったら、こんな面白い先輩で(笑)。すごくカッコいいんですよ。僕のイメージ以上の海原神で、この先も続いてもらいたいなと思いました」と堀内の演技を絶賛した。木村は「ドラえもん」に出演している関と、「劇場版シティーハンター」で新キャラクターを演じられたことがうれしかったと発言。さらに木村が「本当に関さんは『シティーハンター』が好きなんだなっていうのが、隣にいて伝わってきましたし、アフレコのときもすごく楽しそうでした」と続けると、関は神谷と伊倉にサインをもらったことを明かす。それを聞いた木村は、自分もLINEを交換して返事が来たと応戦。負けじと関が「俺は神谷さんと小包のやりとりをしてる」と自慢し、会場の笑いを誘う場面も見られた。
最終章に突入したことについて気持ちを聞かれると、神谷は「前作でとてもいいセリフがあったので、僕今作でも言いたいって伝えたんですよ。それが出て来ますから、探してください。あと何より前作はすごく評判がよかったんですけど、次はなかなか作ってもらえなかったんです。でも約4年かかって作ってもらえた。ぜひ続いていってほしいシリーズではあります」としみじみ語る。その流れに乗り、次回作について問われたこだま監督は、「今回だけでは作り切れなかったというのがありまして、これからが最終章の始まりであると認識しています。僕がやるかどうかはわからないですが」と意欲を見せる。それを受けて神谷は「立派に完結している素晴らしい作品になっております」とフォローしたうえで、「自分で拝見して感動しましたし、(時間が)早かったですし、もう1回観たいと思った。見足りないんですよ。それくらいの作品に仕上がっています」と自信を覗かせた。
最後に「この街に必要なのは?」「シティーハンター!」というコールアンドレスポンスを挟み、祝砲としてキャノン砲が打ち上げられる。銀テープが飛び交う中、神谷は「この作品、ひと言でいうとゲラゲラ、ワクワク、ハラハラ、ドキドキ、ジーンでございます。ぜひお楽しみください」と観客にアピール。イベントは幕を閉じた。
「劇場版シティーハンター 天使の涙(エンジェルダスト)」
2023年9月8日(金)全国ロードショー
スタッフ
原作:
総監督:
脚本:むとうやすゆき
キャラクターデザイン:高橋久美子、北澤精吾
音楽:岩崎琢
音響監督:長崎行男
制作:サンライズ、アンサー・スタジオ
配給:アニプレックス
キャスト
冴羽リョウ:
槇村香:
槇村秀幸:田中秀幸
野上冴子:
海坊主:玄田哲章
美樹:小山茉美
来生瞳:戸田恵子
来生泪:深見梨加
来生愛:坂本千夏
ピラルクー:
エスパーダ:
アンジー:
海原神:
※冴羽リョウのリョウは、けものへんに「僚」のつくりが正式表記。
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