舞台「千と千尋の神隠し」の海外公演が決定。イギリスのロンドン・コロシアムで、2024年4月から7月にかけて上演される。
翻案・演出をロイヤル・シェイクスピア・カンパニーの名誉アソシエイトディレクターである
さらに4月から6月にかけて愛知・福岡・大阪・北海道の4都市をめぐる国内ツアーも決定。本日8月2日よりロンドン・コロシアム公演チケットの先行販売のエントリーがスタートした。
鈴木敏夫(スタジオジブリプロデューサー)コメント
ジョン・ケアードさんと初めて会った日、ぼくと宮さん(宮﨑駿)は、この人は信頼できる──それがこの企画のスタートでした。
ぼくらはジョンを信頼して、すべてをお任せしました。初演において高い評価をいただいたのも、ジョンをはじめ、キャスト、関係者の皆さんのご努力あってのもの。
深く敬意を表します。そしてそれが国内での再演、更にジョンのお膝元、ロンドンでの公演へとつながったのだと思います。
「千尋」が舞台の本場でどのように評価されるのか、非常に楽しみです。
ジョン・ケアード(翻案・演出)コメント
日本オリジナルの舞台版『千と千尋の神隠し』を来年ロンドン・コロシアムにて披露することを誇らしく嬉しく思います。2022 年の創作過程において素晴らしい時間を過ごした我々ですが、幸せなことに今度はイギリスの観客を宮﨑駿のマジカルな世界へ神隠しするのです。神と蛙、竜と魔法使い、巨大な赤ん坊と弾む頭、蜘蛛の腕を持つ釜焚き男、顔を持たない寂しがり、そして勇気・アイデンティティ・愛を勇ましく探求する少女の世界へと。
橋本環奈(千尋役)コメント
2022年に帝劇で初演し、日本全国の大変多くのお客様にご覧いただきました、
舞台『千と千尋の神隠し』が、2024年4月から7月までロンドン・ウェストエンドの
ロンドン・コロシアムで上演されることになりました!
ロンドンで千尋を演じるなんて、矜持をもって臨みたいと思います。
今までは、日本人の方に日本語の言葉で届けてきたわけですけれど、
ロンドンではそれをどう伝えるのか……
もっと伝わりやすくしなくてはいけないのか……私達の表現も変わりそうです。
楽しみでありつつ、今から稽古の心配をしています(笑)
上白石萌音(千尋役)コメント
日本語で演じられる、日本でやった形そのままに持っていけることはすごく名誉なことで、日本のお客様に楽しんでいただけたものが、ロンドンの方にどう届くのか楽しみですし、とても幸せで光栄なことだと思っております。
国内の全国ツアーと共に、4月から7月まで、ロンドン・ウェストエンドで、二か国同時上演をいたします。
ぜひ千尋に会いに来てください!劇場でお待ちしています!
ロンドン・コロシアムコメント
ロンドン・コロシアムは舞台『千と千尋の神隠し』のヨーロッパ初演の拠点となり、他にはない 素晴らしい文化的イベントを開催できることをうれしく思います。
国際的なプロデューサーとして名高い東宝と PW プロダクションズと共に、来春、才能溢れる日本ツアーのオリジナルカンパニーをロンドンに迎えることを楽しみしています。
イアン・ギリー(共同製作/PWプロダクションズ マネージング・ディレクター兼共同最高経営責任者)コメント
2022 年に東宝製作の舞台『千と千尋の神隠し』を観に訪日した時、私たちはその出来栄えに 圧倒され、世界のより多くの観客に届けなくてはならないと確信しました。私たちは、東宝と、 類まれなるクリエイティブチームと共に、この素晴らしい作品に取り組めることにとてもワク ワクしています。
松岡宏泰(製作/東宝株式会社 代表取締役社長)コメント
舞台『千と千尋の神隠し』が、いよいよロンドン・ウェストエンドに上陸します。
東宝は1970年代から、オリジナルミュージカルの海外でのライセンス上演を行っていますが、日本生まれのカンパニーが海を越えて世界へと赴き、しかも3か月の長きにわたり、日本語で演劇をお届けすることは、90年以上に及ぶ東宝の歴史で初めての挑戦ですし、日本の演劇界においても殆ど例のない出来事ではないでしょうか。
宮﨑駿監督、鈴木敏夫プロデューサー、スタジオジブリの皆さんが生みだした千尋が、世界中の劇場でさらに愛されることを願ってやみません。
舞台「千と千尋の神隠し」
日程:2023年8月13日(日)~8月26日(土)
会場:愛知県 御園座
日程:2024年3月
会場:東京都 帝国劇場
日程:2024年4月~7月
会場:イギリス ロンドン・コロシアム
日程:2024年4月
会場:愛知県 御園座
日程:2024年4~5月
会場:福岡県 博多座
日程:2024年5~6月
会場:大阪府 梅田芸術劇場メインホール
日程:2024年6月
会場:北海道 札幌文化芸術劇場 hitaru
日本公演スタッフ
原作:
翻案:
共同翻案:今井麻緒子
オリジナルスコア:
音楽スーパーヴァイザー・オーケストレーション・編曲:ブラッド・ハーク
音楽スーパーヴァイザー補・オーケストレーション・Ableton プログラミング:コナー・キーラン
美術:ジョン・ボウサー
パペットデザイン・ディレクション:トビー・オリエ
振付・ステージング:井手茂太
照明:勝柴次朗
音響:山本浩一
衣裳:中原幸子
ヘアメイク:宮内宏明
映像:栗山聡之
音楽監督・指揮:深澤恵梨香
舞台監督:北條孝
演出補佐:今井麻緒子
演出補:永井誠
演出助手:小貫流星
プロデューサー:尾木晴佳
演出:ジョン・ケアード
協力:スタジオジブリ
製作:東宝株式会社
※宮崎駿の崎はたつさきが正式表記。
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