「FGO Fes.2023」会場をレポート、羽海野チカのサーヴァント新衣装やアニメPV公開も

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スマートフォン向けゲーム「Fate/Grand Order」のリアルイベント「Fate/Grand Order Fes. 2023 夏祭り ~8th Anniversary~」が7月29日から30日の2日間、千葉・幕張メッセで開催された。コミックナタリーでは展示の様子や、アニメ関連のステージイベントなどが行われた30日の模様をレポートする。

「Fate/Grand Order Fes. 2023 夏祭り ~8th Anniversary~」の様子。

「Fate/Grand Order Fes. 2023 夏祭り ~8th Anniversary~」の様子。

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新たに登場したコスプレイヤー。左から、Usagi扮する光のコヤンスカヤ、ふつれ扮するバーヴァン・シー。

新たに登場したコスプレイヤー。左から、Usagi扮する光のコヤンスカヤ、ふつれ扮するバーヴァン・シー。[拡大]

今回のテーマは夏祭り。日本をはじめ、カーニバルやランタン祭など世界の祭をイメージした展示が登場した。入場すると目に飛び込んでくるのは全長34mのウェルカムロード。カーニバルのような衣装をまとった始皇帝やカーマ(アヴェンジャー)のスタンディが並び、来場者を出迎える。絨毯の先には高さ8.4mの大型スクリーンが設置され、描き下ろしイラストを交えて各エリアを紹介する映像が流れた。開場時にはコスプレイヤーと着ぐるみが集合。コスプレイヤーは光のコヤンスカヤとバーヴァン・シーが新たに加わり、着ぐるみもお祭り風の衣装が初お披露目となった。

「英霊ねぶた」

「英霊ねぶた」[拡大]

会場内を進むと、今回のイベントのシンボルとも言える「英霊ねぶた」がお目見え。高さ6.5m、全長6mという迫力のサイズで、マシュ・キリエライト、ギルガメッシュ、アルトリア・キャスター、フォウが再現されている。制作は、ねぶた師の福士裕朗が手がけた。ねぶたの近くには縁日エリアが設けられ、おめんやラムネ、バルーンが販売されたほか、令呪のシールが配布される屋台などが立ち並んだ。

「BAR 蜘蛛の巣」レディ・アヴァロンの映像。

「BAR 蜘蛛の巣」レディ・アヴァロンの映像。[拡大]

「Bierzelt Chaldea」内の「BAR 蜘蛛の巣」は、Live2Dかつバイノーラルのフルボイス映像が楽しめるアトラクション。バーを模した空間に足を踏み入れるとジェームズ・モリアーティ(アーチャー)の録り下ろしボイスが流れる。サーヴァントは斎藤一、蘆屋道満、シャルルマーニュ、セタンタ、徐福、レディ・アヴァロン、伊吹童子、エレシュキガル〔オルタ〕から1騎を選ぶことができ、体験した記者はレディ・アヴァロンを選択。「黄金の果実より重いものは持てない」と仕事をサボっている様子のレディ・アヴァロンと2人きりのひとときが過ごせる。髪やふわふわとした衣装が揺れる演出や、笑顔や照れ顔などの多彩な表情、バイノーラルボイスにより、臨場感のある体験ができた。なお、映像は7月31日21時からYouTubeでも順次公開される。同エリアにはオクトーバーフェストをイメージしたエリアもあり、シャルルマーニュらの描き下ろしスタンディが展示された。

「U-オルガマリー」

「U-オルガマリー」[拡大]

「FGO THE EXPERIENCE ~ナウイ・ミクトラン~」では、大型モニターが設置されたシアターで第2部第7章の物語を振り返る約30分の映像を上映。ネタバレを多分に含む内容のため詳細は割愛するが、第7章の印象的なシーンが録り下ろしのボイスとともに収められた映像で、来場者たちは食い入るように映像を見つめていた。シアター付近には高さ2.6mのU-オルガマリーも鎮座し、写真を撮る来場者の姿が多く見られた。

「テスカトリの射撃訓練場」

「テスカトリの射撃訓練場」[拡大]

ミニゲームなどのアトラクションも用意された。「モルガンスタジアム」では、ゲームのクエストに挑戦してダメージ数を競う「チャレンジクエスト~女王の試練~」や、射的ゲーム「テスカトリの射撃訓練場」に参加できる。「わくわくカラフルエリセランド」にはスーパーボールすくいや、画面に向かってボールを投げるミニゲームが設けられた。

「Fate Project AREA」

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そのほか、会場では会場内を周遊するリアル脱出ゲームや、サーヴァントと写真が撮れるフォトスタジオなどが登場。コスプレイヤーや着ぐるみによるステージも実施された。また、Fate ProjectエリアにはANIPLEXやKADOKAWAなどが出展し、関連コンテンツやグッズの展示が行われた。

「ショートアニメ『Fate/Grand Order 藤丸立香はわからない』グランドフィナーレ」の様子。

「ショートアニメ『Fate/Grand Order 藤丸立香はわからない』グランドフィナーレ」の様子。[拡大]

ステージイベント「ショートアニメ『Fate/Grand Order 藤丸立香はわからない』グランドフィナーレ」ではヘンリー・ジキル&ハイドが活躍するエピソードの映像からスタート。映像が終了すると島崎信長高橋李依、ゴルドルフをイメージして金髪とヒゲを装着した伊丸岡篤が登壇した。島崎は最終回を迎えることすらわからないといった様子で挨拶をし、会場の笑いを誘う。収録の舞台裏を語るトークが展開すると、伊丸岡が年齢は若いが威厳のある所長・ゴルドルフの演技について、バランスの難しさを明かした。島崎は最終話アフレコ時に、藤丸立香の最後のセリフを自由に演じてほしいと要望を受け、別れのセリフ、終わりたくないという心境のセリフなど、いろいろなパターンを収録したと語った。

「ショートアニメ『Fate/Grand Order 藤丸立香はわからない』グランドフィナーレ」内で行われたシルエットクイズの様子。

「ショートアニメ『Fate/Grand Order 藤丸立香はわからない』グランドフィナーレ」内で行われたシルエットクイズの様子。[拡大]

ステージが中盤に差しかかると、原案・監督などを務める槌田がゲストに招かれた。「Fate/Grand Order 藤丸立香はわからない」連載のきっかけを問われると、もともと「Fate/Grand Order」が好きで個人制作していた同人誌をKADOKAWAの編集担当が関係者に紹介し、好評だったため連載が決定したと述べた。高橋にデフォルメキャラクターのバランスについてコツを聞かれると、ポイントは目と口の距離を近づけることであると答えた。また、ステージでは同作お馴染みのコーナー・シルエットクイズも実施。テスカトリポカに見えるシルエットが、MC・アニプレックスの金沢氏であることが判明すると、会場は大いに湧き立った。笑いが絶えないステージでは、最終話も上映。聖杯にフォーカスした物語が上映されると会場からはさらに大きな笑い声が上がった。ちなみに、藤丸の最後のセリフには「バイバーイ」が採用されている。そのほか、アニメの完走記念イラストの公開や、LINEスタンプ第2弾発売が発表されステージは終了。キャスト陣がステージを去ると、スクリーンに「END…?」と意味深な言葉が映し出された。

「『Fate/Grand Order』カルデア放送局 8周年SP + 『flowers』Special Live」の様子。

「『Fate/Grand Order』カルデア放送局 8周年SP + 『flowers』Special Live」の様子。[拡大]

2日間のイベントのフィナーレを飾るステージ「『Fate/Grand Order』カルデア放送局 8周年SP + 『flowers』Special Live」。ステージ開始のカウントダウン直後には、4月より映像の一部が順次公開されていた8周年アニメPV「Memorial Movie 2023」の完成版が公開に。シュウ浩嵩が監督を務め、CloverWorksが制作した美麗な映像が終了すると、会場には割れんばかりの拍手が起こった。なお、同映像はYouTubeでも公開されている。併せて、「Memorial Movie 2023」の制作過程を収めたマテリアルブックの発売も発表された。

「『Fate/Grand Order』カルデア放送局 8周年SP + 『flowers』Special Live」の様子。羽海野チカデザインのサーヴァント・オベロンの霊衣が発表された。

「『Fate/Grand Order』カルデア放送局 8周年SP + 『flowers』Special Live」の様子。羽海野チカデザインのサーヴァント・オベロンの霊衣が発表された。[拡大]

MCのマフィア梶田や、ゲストの伊東健人川澄綾子中田譲治悠木碧、島崎、高橋の衣装は夏祭りらしい浴衣姿。声出しが解禁された会場でコールアンドレスポンスを行い会場を盛り上げる。バラエティコーナーではイラストの手のみ、配色のみを見たり、高速で回転するイラストを見たりしてサーヴァントを当てるユニークなクイズが展開した。インフォメーションコーナーに続き、「Fate/Grand Order」第2部開発ディレクター・カノウヨシキ氏が出演しゲーム最新情報を次々と解禁。水着イベントの新サーヴァントのシルエットが披露されると会場はどよめき、羽海野チカデザインのサーヴァント・オベロンの霊衣実装が発表されると客席には歓喜の声が溢れた。水着イベントは8月中旬に開催され、メインシナリオは奈須きのこが執筆を担当することも明らかに。さらに、新サーヴァントとしてキャスター・救世主トネリコ(雨の魔女トネリコ)の情報が解禁されると、会場のボルテージは最高潮に達した。ステージの最後には「Memorial Movie 2023」の楽曲を手がけたHana Hopeが「flowers」を歌唱。人前で「flowers」を歌うのは初めてというHana Hopeは、透明感のある歌声で堂々としたパフォーマンスを披露し、感動的な雰囲気の中ステージは幕を閉じた。

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※島崎信長の崎はたつさきが正式表記。

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