1983年に台湾で公開された映画「少年」は、未婚の母を持つ少年・アジャの成長譚を描く物語。7月22日から9月8日にかけて東京・新宿K’s cinemaにて開催される台湾映画の特集上映イベントで、デジタルリマスター版が日本劇場初上映される。
日本での上映を記念して、台湾出身の高妍が描き下ろしたイラストには、アジャと母親のシウイン、そしてアジャのためにシウインが結婚した義父・ターシュンの姿が収められた。うなだれるアジャを中心に3人が散歩する後ろ姿が描かれ、一家に漂うぎこちない空気を感じさせる。青色の背景は、アジャの少年時代を表現した。
高妍は台湾と日本で活動するマンガ家・イラストレーター。月刊コミックビーム(KADOKAWA)にて「緑の歌」を発表したほか、村上春樹「猫を棄てる 父親について語るとき」の装丁・挿画など手がけた。現在は、月刊コミックビームにて「隙間」を連載している。
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