アニメ「ルパン三世」などで作画監督を務め、2021年3月に死去したアニメーター・
大塚は1956年に東映動画に第1期生アニメーターとして入社。「太陽の王子 ホルスの大冒険」「ムーミン」「ルパン三世」「未来少年コナン」「ルパン三世/カリオストロの城」「じゃりン子チエ」などで作画監督を務め、長きにわたって日本のアニメーション業界を牽引してきた。
追悼イベントで上映される「草原の子テングリ」は、大塚が初めて演出を手がけた作品。原案の手塚治虫をはじめ、原画の宮崎駿、小田部羊一、近藤喜文ら名だたるスタッフが参加した作品でありながら、企業PR映画として制作されたため一般公開されていない。広大な中央アジアの草原を舞台に、チーズ発祥の物語が牛と少年の友情、草原の情緒や生活をまじえて描かれる。なおイベントでは、大塚の秘蔵プライベート映像も併せて上映される予定だ。
トークショーに登壇するのは、生前大塚と親交が深かった映像研究家の叶精二、編集者の吉祥寺怪人、アニメーター・作画監督の清水洋。トークショー後には、多数のプレゼントが用意されたじゃんけん大会も行われる。さらにロビーでは、原画などの展示や大塚が遺したイラストや原稿を集めた書籍「道楽もの雑記帖」の販売も予定。来場者特典としてポストカードも配布される。チケットはドリパスにて販売中。
ドリパス特別企画「大塚康生 追悼イベント『草原の子テングリ』上映+トークショー」
日程:2023年8月12日(土)15:45開場 / 上映・イベント 16:15~18:15
会場:東京都 秋葉原UDXシアター
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追悼企画で大塚康生の初演出作「草原の子テングリ」上映、一般公開されていない一作 https://t.co/wwrGrGs23w