楳図かずおが作詞・作曲・歌唱・ジャケットイラストレーションを手がけた同作。「漂流教室」「おろち」といった自身のマンガと同タイトルの楽曲など10曲が収録されている。
同作の再販売に伴い、楳図からはコメントが到着。アナログレコードの経年劣化について触れ「緊張感を持ちつつ、ゆっくりコーヒーでも飲みながら聴くとめちゃくちゃ充実感があると思います」と語る。マンガと同タイトルの楽曲については「漫画とは違った角度や解釈で楽しめる曲になっていると思います」と述べた。
楳図は1936年に和歌山県高野山に生まれ、奈良県で育つ。「へび少女」などのホラーマンガや「まことちゃん」といったギャグマンガなど多数の作品を手がけてきた。マンガ家以外にもタレント・歌手・映画監督など多数の肩書きを持ち、幅広く活動している。なお、楳図の展覧会「楳図かずお大美術展-マンガと芸術の大転換点-」が愛知・テレピアホールで8月6日まで開催中だ。
楳図かずおコメント
CDもいいけれど、やっぱりアナログの持っている現実感がいいですよね。
目の前で針がザーッと溝を擦って
いつかこのアナログレコードの溝もかすれてしまうんだろうなー…と考えたり
そんな緊張感を持ちつつ、ゆっくりコーヒーでも飲みながら聴くと
めちゃくちゃ充実感があると思います。
曲のタイトルは
「おろち」なり「漂流教室」なり、作品名からとってはいるけれど
漫画とは違った角度や解釈で楽しめる曲になっていると思います。
その辺が聴きどころですね。
ジャケットもぜひ、楽しんでもらいたいですね。
絵を見ながら、それも音楽を盛り立てる大きな要素の1つになると思います。
「闇のアルバム/楳図かずお作品集」
収録曲
SIDE A
- 洗礼
- イアラ
- へび少女
- 蝶の墓
- おろち
SIDE B
- 闇のアルバム
- おとぎ話のヨコハマ
- アゲイン
- 漂流教室
- 森の唄
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平松禎史 @Hiramatz
楳図かずおさんの作品で映像化したいと思ったのは「わたしは真悟」です(無理を承知で)。現代は当時より技術が進んでしまったけども、AI(あい)についての作品として普遍的だと思う。 https://t.co/t7DIRcAwhV